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Round 9. French GP. Results

Last updated, 00/07/02


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第9戦 フランスGP最終結果
◇6月30日〜7月2日
 マニクール(4.248Km×72周)
  • 1 D.クルサード(マクラーレン・メルセデス)
  • 2 M.ハッキネン(マクラーレン・メルセデス)
  • 3 R.バリチェロ(フェラーリ)
  • 4 J.ヴィルヌーブ(BAR・ホンダ)
  • 5 R.シューマッハ(ウィリアムズ・BMW)
  • 6 J.トゥルーリ(ジョーダン・無限ホンダ)

○フランスGP予選結果

○フランスGP結果詳細


○クルサード、力でフェラーリを撃破!ヴィルヌーブ4位

 2000年F1第9戦フランスグランプリの予選が7月2日(日)、マニクール・サーキットで行われ、D.クルサード(マクラーレン)が今季3勝目を挙げた。2位ハッキネン、3位バリチェロ。ポールからスタートしたM.シューマッハはエンジントラブルでリタイア。

 スタートでバリチェロにかわされ3番手を走行していたクルサードは、21周目にペースの上がらないバリチェロをアデレードヘアピンの立ちあがりで、マシンのトラクションの良さを上手く生かしてパスし2位に浮上。更に一旦はバリチェロのブロックで引き離されていたシューマッハにも追い着き、40周目に同じくアデレードヘアピンで、今度は上手くシューマッハのインを突いてこれをパス。その後はまったく危なげない走りで文句なしの勝利を収めた。

 チームメイトのハッキネンは、1回目のピットストップでバリチェロが遅れたため3位に浮上。そしてシューマッハに迫るものの、クルサードほどの切れはなく、それでも58周目にシューマッハがアデレードヘアピンの立ちあがりでエンジントラブルでスローダウンしたため難無く2位に浮上し、そのままチェッカーを受け久々に表彰台をゲットしたのだが、マクラーレン・チーム内の勢力図は完全に逆転してしまった感がある。
 どうもハッキネンがブリヂストンの柔らかめのタイヤにあったセットアップを見つけられないのが不振の原因らしいが、逆にクルサードはあの飛行機事故以来、何か吹っ切れたのかこれまで肝心なところでミスする悪い癖がまったく見られなくなり、今回のバリチェロやシューマッハのオーバーテイクはほぼ完璧に近く、強さが備わってきた感じがする。この強さが本物であれば、シューマッハを逆転することも可能であり、今後どんな走りを見せてくれるのか注目したい。逆にハッキネンにも、何とかこのトンネルを早く抜け出せるよう頑張ってもらいたいのだが。

 BARホンダのヴィルヌーブは、またもスタートでジャンプアップして7位から5番手へ。そのポジションを最後はラルフに迫られながらも10周以上抑え切り、シューマッハがリタイアしたことで開幕戦以来の4位を獲得した。ヴィルヌーブは後ろにつかれたときのブロックが巧で、コーナーの立ちあがりでわざとペースを落として、後ろの相手の加速に入るタイミングを狂わせるなど、数々の名勝負を伝説として残した父親譲りの走りで、曲がらないBARのマシンで何とか4位をもぎ取った。ゾンタは序盤にスピンを犯してリタイア。

 

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