2000 Formula One World Champion Ship

Round 8. Canadian GP. Results

Last updated, 00/06/21


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第8戦 カナダGP最終結果
◇6月16日〜6月18日
 ジル・ヴィルヌーブ サーキット(モントリオール)(4.427Km×69周)
  • 1 M.シューマッハ(フェラーリ)
  • 2 R.バリチェロ(フェラーリ)
  • 3 G.フィジケラ(ベネトン・プレイライフ)
  • 4 M.ハッキネン(マクラーレン・メルセデス)
  • 5 J.フェルスタッペン(アローズ・スーパーテック)
  • 6 J.トゥルーリ(ジョーダン・無限ホンダ)

○カナダGP予選結果

○カナダGP結果詳細


○シューマッハ、ポール・トゥ・ウィン!フェラーリ1,2!

 2000年F1第8戦カナダ・グランプリがモントリオールにあるジル・ヴィルヌーブ・サーキットで行われ、M.シューマッハ(フェラーリ)が今季5勝目を挙げ、昨年のハンガリーGP以来続いていた”ポール・シッターは勝てない”ジンクスを13戦振りに破った。2位には同じくフェラーリのR.バリチェロ、3位G.フィジケラが入った。

 直線とシケインで構成されるこのサーキットは、マシンのハンドリングより、エンジンの加速力とブレ−キングが勝負となり、BARホンダにとっては期待が持てるサーキットであり、予選ではヴィルヌーブ6位、ゾンタ8位とその期待通りの結果となった。

 そしてレースでも、スタートでヴィルヌーブがハッキネンやバリチェロをかわして3位となり、前を行くシューマッハやクルサードにはどんどん離されたが、クルサードが10秒のペナルティを課せられたため2位に浮上。バリチェロを上手く抑えて中盤までそのポジションをキープしたが、マシンが軽くなってきたところでまずバリチェロにパスされ、更にはハッキネンにもパスされて4位に転落・・・・

 ここで、ほとんどのドライバーが1回目のピットストップを済ませた頃からコースの一部で雨が振りだし再度ピットインを迫られるなか、燃料を多く積んでピットストップを遅らせていたBARチームにとっては、ちょうど良いタイミングでの雨だったのだが、ヴィルヌーブ、ゾンタ共に無線が故障してピットとの連絡が取れず、ピットインして交換したタイヤがドライタイヤで再度ピットインする羽目に。結局、このごたごたがアダとなってヴィルヌーブ、ゾンタ共に大きく順位を落とし、最後はヴィルヌーブがヘアピンで無理に前のクルサードを抜こうとして曲がりきれずにラルフのマシンに衝突しリタイアとなってしまった。ゾンタは完走を果たしたものの7位でポイントゲットならず。

 シューマッハは1回のピットインを他のドライバーより早めに行ったため、雨の降り出しがもう少し早ければ、ピットインを遅らせていたバリチェロやハッキネンにかわされてしまったかもしれなかったが、雨はシューマッハの見方となり、クルサードのペナルティもあってまったく危なげなく優勝し、ジンクスを破った。

 雨がジャスト・タイミングだったのがフィジケラで、それまで10位あたりを走行し入賞も難しい状況だったのに、一番最後にヴィルヌーブと同時にピットインしたため、既にコースの一部はかなり雨脚が強くなっており、他車がレインタイヤへの交換のため2回目のピットインを強いられるなか、迷わずレイン・タイヤを装着してピットアウトして3位にまでジャンプアップし、そのままチェッカーを受けた。これを考えるとBARに無線の故障がなければヴィルヌーブの表彰台もありえたわけで、本当に残念としか言い様がない。ただ、まだまだトップ2チームとの差は歴然で、まともに戦えるようになるにはまだまだ時間がかかりそう。それより、移籍の噂が絶えないヴィルヌーブが心配。来期はぜひともヴィルヌーブ+虎ってのを見たいんだけど、駄目かなぁ・・・・





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