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Round 10. Austrian GP. Results

Last updated, 00/07/16


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第10戦 オーストリアGP最終結果
◇7月14日〜7月16日
 A−1リンク・サーキット(4.338Km×71周)
  • 1 M.ハッキネン(マクラーレン・メルセデス)
  • 2 D.クルサード(マクラーレン・メルセデス)
  • 3 R.バリチェロ(フェラーリ)
  • 4 J.ヴィルヌーブ(BAR・ホンダ)
  • 5 J.バトン(ウィリアムズ・BMW)
  • 6 M.サロ(ザウバー・ペトロナス)

○オーストリアGP予選結果

○オーストリアGP結果詳細


○強さ復活!ハッキネン開幕戦以来の勝利!


 2000年F1第10戦オーストリア・グランプリの決勝が7月16日(日)、A−1リンク・サーキットで行われ、M.ハッキネン(マクラーレン・メルセデス)が開幕戦以来の今季2勝目を挙げた。2位にクルサード、3位バリチェロ。

 スタート直後の第一コーナーで、予選4番手のM.シューマッハが、6番手スタートのR.ゾンタに追突されスピン。シューマッハはそのままリタイアとなり、フロント・ロゥ・スタートのマクラーレンの2台はこの混乱に巻き込まれることなく早くも逃げの体制。ここ数レース精彩を欠いていたハッキネンは、このレース前の改良がピタリと決まったのか、クルサードを序盤で10秒以上引き離し、チームから「抑えろ」とのサインが出るほどの快走を見せ、ようやくハッキネンに強さが戻ってきたようだ。

 スタート直後の混乱で3位以下は大きく順位が入れ替わり、一時はサロをかわしたデ・ラ・ロサがバリチェロを上回る速さを見せて3位をキープしたが、34周目にエンジンが壊れて無念のリタイアとなった。

 ホンダ勢は、予選5番手トゥルーリがスタート直後の混乱でリタイア。また、混乱のきっかけをつくった予選6番手のゾンタは、13位にまで順位を落とし58周目にエンジン・ブローでリタイア。混乱で大きく順位を上げたフレンツェンは5周目に自分のマシンから漏れたオイルでスピン、リタイア。予選7番手のヴィルヌーブは混乱で14位まで順位を落とすが、1回のピットインを一番最後に行ったことが功を奏したのか、気がつくと4位にまで順位を上げそのままフィニッシュ。相変わらずしぶといところを見せた。

 シューマッハがリタイアしたことで、ドライバーズ・ポイントでシューマッハ56点、クルサード50点、ハッキネン48点と、前半の展開ではシューマッハが楽々チャンピオンを取るのではと思われていたが、ここで三つ巴となり面白くなってきた。次はドイツ・ホッケンハイム。シューマッハが地元で突き放すか?、ハッキネンが復活を決定付けるか?、奇跡の男クルサードが意地を見せるか? 個人的にはハッキネン頑張れ!

 P.S.ゾンタにはがっかり・・・・

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