いや、なんてことないんスよ…
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 3  男の子の一番好きなものの街と近代化遺産を訪ねる

早々に佐賀での用事を済ませてしまった一行ですが、わざわざ車まで借りたんだし、返すまでまだ時間もあるしで一度逝っておきたいというところに逝くことになりました。向かった先というのはこんなところ。


また廃墟。今度は先ほどの場所からやや離れて伊万里にあります川南造船所跡。全然準備してませんでしたから果たして辿り着くのか果てしなく不安でしたが、適当に車で走ってたら、適当に辿り着きました。なんじゃい。



そして中の様子。こっちは前振りというか何というか、まぁこんなもんです。


このあたりからいよいよ本丸。この辺が船とかを造っていた辺りでしょうかね。この造船所は人間魚雷を作っていた造船所としても有名とのこと。



この日は曇りで、今にも雨が降らんとしていたわけですが、それが却って雰囲気を増したようで。全てがグレーに支配されるこの感じはほんとにたまらんですな。(;゚∀゚)=3ムッハー!!!

そしてドッグの方へ抜けていきます。土が完全に露出しているため、もう草どころか木まで生え放題。


なので先に向かうのも大変… 謎の原住民発見みたいになってます。


そして先端部。しかし、骨格だけが残っている状態ですが、そのおかげか何やら古代遺跡のような荘厳さも醸し出しております。素晴らしい。


流石に放置されて早60年。すっかり朽ち果ててしまってますからコンクリの中の鉄筋もやられてきています。この時代のコンクリも質が悪そうですから思ったよりも早く寿命が来ている模様。


そしてその朽ち果てた感がまた何とも言い難い雰囲気を…


晴れた日に来るとまた違った感じなんでしょうが、この雰囲気だからこそ味わえる感覚が襲ってきます。もうすっかり大興奮の一行。マジでたまらん。

凄い不遜なんですが、何となくユーゴ内戦の写真を思い出しました。


そして何を思い立ったかジョージ君、鞄をごそごそ漁って何かを取り出す模様。もしや君は…


その通り。凧揚げ始めました。



正直あんまり風強くありません。四苦八苦しましたが、結局のところ気持ちよい揚がり方せず。やや不完全燃焼のまま退却となります。しかし骨のない凧って、(いやタコなら当たり前なんですが…)ホント便利ですな。


たーんと堪能しましたので、後は車返して博多に帰るだけです。いやぁ、満足満足。


そして旅といえばローカル線。今回乗ってはいないんですが、松浦鉄道が通りかかりましたのでパチリ。時間があれば乗ったところですが、流石に時間的余裕が無く断念。
ってホントは乗ること検討もしてません。写真見てたら乗りたくなっただけです。しかし単車両の非電化路線のくせに新しい駅はバンバンつくって、57駅もある九州にしては結構大きな私鉄です。


車返した後は再度JRで博多に帰ります。さぁて、夜は何食べましょうかね。


そして向かった店がここ…


池田商店」ってお店。店がえらいわかりにくすぎ。看板もこれだけです。


で、中の雰囲気はこんなの。我々適当に向かって入れましたが、かなりの盛況っぷり。どうやら下手すると予約しないと入れないほどらしい。相変わらずの強運ぶりが素晴らしくもあります。


そしてここから食べたものを列挙しようと思いましたが、いきなりこれは何だっけ?旨かったんで写真撮った記憶はあるもののこれだけじゃ何がなんだかわかりません。


これは見りゃわかります。白子ポン酢。普通に旨い。でもどこでも喰えるので感動は薄め。


そしてこいつが九州というか博多の郷土料理「胡麻サバ」。 鯖の刺身を醤油や味醂、酒、胡麻などを混ぜたものにつけ込んだやつですが、これがことのほか旨い。 新鮮な鯖が豊富に揚がる九州ならでは。焼酎にもピッタリ。 …ってこれもう食いかけじゃん。も少し考えて写真撮れ。


なのでついつい飲み過ぎます。う〜い。


と、あんまり飲み過ぎてる場合ではありません。折角わざわざ薬院まで来た甲斐がありません。そして今日の我々の目的はコレ、「炊き餃子」。池田商店を池田商店たらしめている逸品でございます。
こいつは鶏肉を使った餃子を博多の水炊きのスープで炊いたもの。水餃子なんかよりも味が水に逃げ出さないので濃厚で、しかもそのスープが小籠包のように皮と具の間からジュワッと出てきて鶏の旨味を満喫できます。


そして餃子の後はラーメンを炊きます。いいんか?こんなに食べて。
そして満腹した我々は更に博多の街を満喫です。あちこちはしごして死ぬほど酒をかっくらい、完全にベロベロでやんす。そうなると、満腹中枢は麻痺しますので深夜だってのに長浜に行くことになりました。


呑んで締めのラーメンってのはあまりに危険。しかし旨い。って「旨い」しか言ってないような気もしますが気にしません。この長浜ラーメンは座って30秒後ぐらいでラーメンが出てくるんですが、厨房を見ているとその流れ作業に溜息が漏れます。げふぅ… (ちょwwww おまwwww それゲップ)

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頁04 鶏!鶏!鶏!

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