いや、なんてことないんスよ…
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 6  強者どもが夢の後


一夜明けて朝っぱらから我々はどこに向かっているかというと長崎空港です。 あれっ?帰る時間にはまだ早いんじゃないかと仰る向きもいるようですが、な、な、なんとジョージ君仕事のためここで緊急帰京です。毎度毎度彼は途中で合流したり、早く帰っちゃったり、まるで売れっ子アイドルのようです。


「仕事なんだからしょうがないだろ!」と泣きわめく子供をネクタイ締めながら叱るお父さんのような毅然とした態度でジョージ君は飛行機に乗り込みました。


あーあ、ジョージ君はホントに機上の人へと…
さてネタ的には昨日まででメインディッシュは食い尽くしているわけですが、今日一日どこ逝きましょう。ということで200年に一度訪れてはいるものの、全然近くまで寄ることの無かった有明湾の潮受堤防をちゃんと見に逝くことにしましょう。


ズガーン!当然のように立ち入り禁止。日本の公共事業をある意味象徴するこの物件、誰でも入れるようにしていると何が起こるかわかりません。 危機管理の面からも当然の処置といえます。が、悔しい。


間近で見学することは叶わぬ恋心なのですが、一番寄れる場所から取り敢えず眺めます。こうしてみると実になんてこたない水門でしかないわけですが、結局のところこいつを作って良かったのか悪かったのか、判断は後生の人たちにスルーすることにしましょう。つうか、影響度はみんなが自分に都合の良いことしかいわんのでようわからんのです。


単純にこうやって眺めると折角の景色に突然異色なものが現れてるわけで、それだけでも部外者としてはいらねぇんじゃねぇのって思います。
で、この後、博多の幸せもう一度というわけで、焼き牡蠣屋がそこらに点在してましたので入ろうと思ったんですが、ここいらは焼くのに炭じゃなくて薪使うのな。もうそれだけで小屋が煙くてしょうがない。そんな客のこと考えてないような店の牡蠣が旨いわけもありません。どこも休みの日だというのに閑散としてますし、唯一混んでいる店じゃ1時間待ちとかいわれるしで、この落差はいったい何なんでしょう。失意の元に有明湾を離れました。


そんなこんなでしないに戻ってきたわけですが、この時点でまだ昼前。ココで再び泰逸君を呼び出して旨いものでも喰わして貰いましょう。(他力本願)
しかし、物事そうは上手くいきません。出てこれるまであと1時間半ほどかかるようです。それではしょうがないので市内観光としゃれ込みますか。


一度は流されたはずの眼鏡橋。実際逝ってみるとなんて事ない石橋です。橋右側に見覚えある人が写っていますが、それはご愛敬。


古いという事に価値があったはずなんですが、作り替えた時点でその価値はどうなんでしょうか。
因みにイトウ君この橋を渡ったところのカステラ屋での接待攻撃にあえなく陥落。スゲー高いカステラをお買いあげです。僕個人的には橋手前の商店街にあったもっと安いところのカステラの方が全然旨かったと思うのは公然の秘密です。当然僕はそっちを買いました。


そんなこんなで泰逸君ともようやく合流できまして、途中泰逸君の可愛い第二子を見に逝ったりしながら連れて行って貰った先が、喫茶&レストランの「金子」。ん?なにこれ?普通の定食屋じゃないの?名物とか、そんなのは?


長崎といえば実は「トルコライス」が有名です。どこかのウェブサイトでも紹介しようと思ったんですが、一つに絞り切れませんでしたので、自分でググって適当なところ見つけてください
泰逸君曰く、ここは市内でも屈指の旨さとのことでつれてこられたんですが、この写真撮るまで、さっきの店の前の写真を撮ったときから1時間ほど待たされています。泰逸に連絡取ってから結局3時間ほどしてようやく飯にありつけました。この時点でもう何でも旨く感じるし。


飯喰った後は泰逸君とも別れて、再び流浪の民です。
で、ブラブラしている最中町中で見かけた変な床屋「必殺カット江口」。
一体どんな髪型にされてしまうのか、興味は一向に尽きないところですが、時間がない上にとんでもない髪型にされても困りますので、ここは写真を撮っただけで華麗にスルーです。


続いては長崎に来たからには当然外すことのできない原爆関連の展示を見に市立博物館に来ました。長崎への投下については完全に余計だったわけで、日本人を使って実験を行ったアメリカに対しては非常な憤りを感じざるを得ません。で、ちゃんと見学しようと思ったんですが、実はこのとき仕事が入ってまして、週刊誌の記者と電話でやりとりしながらメールを送受信しながらの見学。まともに見られるわけがありません。半分もちゃんと見てないと思います。新潮、金返せ。


そんなこんなで飛行機の時間も迫ってきそうな感じでしたので、早々に飯喰って空港に向かいましょうかねということで、途中で買っておいたタウン情報誌の情報を元に一番人気のラーメン屋に向かいます。
しかし、ここでも社文にまとわりつく悪魔がイタヅラしてくれやがります。店はお休み。ガックシ… orz
ここでめげてもしょうがないので、トップ10に入るような店が近所にありますので取り敢えずそこでお茶を濁すことにしました。
で、その店ですが、昼食からそんなに時間が経っていないからなのでしょうか、正直あんまり旨いとは思えませんでした。 長崎といえばちゃんぽんで、ラーメンが名物なんて電波が聞こえる人でも聞いたことがないので、こんなもんといえばこんなもんかもしれませんが、最後の最後で裏切られた感じで、なんだかなぁという感じです。
そんなこんなで最後にグダグダになってしまいましたが、今回は非常に盛りだくさんの旅が送れたと思います。次回からはちゃんと近寄る、中にも入るということ誓いつつここでお開きということで。ノシ

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