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■駿河凧市■ 毎年12月の下旬の2日間、静岡市市内の小梳(おぐし)神社境内で「駿河凧市」が開かれています。(紺屋町西武デパートの向い) それほど広くない境内ですが、北は北海道函館のえぞ凧から南は九州熊本のめまわし金太まで、約、160種、1,800点あまりの凧が勢揃いし、即売されます。 問い合せ先:駿河の凧の会 清水市馬走1482 日本平ロッジ内 TEL: 0543-34-2738 |
■志太天神(志太郡大井川町)■ 静岡市に「雪だるまの会」という郷土玩具の研究グループがあります。昭和41年発足以来、東海地方の土人形を中心に研究を重ね、従来の郷土玩具関係の専門書にも載っていなかった、志太天神や坊ノ谷の土人形を発見、復活させました。 志太天神は、「北村人形店」が節句人形を売る傍ら、昭和54年からこの人形を作るようになりました。 この地方でま、もとはただの「土人形」と呼んでいましたが、「雪だるま」37号(昭和44年刊)に「とりあえず志太天神と呼ぼう」と述べられたのが定着して「志太天神」と呼ぶようになりました。 |
■坊ノ谷(ぼうのや)土人形(小笠町坊ノ谷)■ 「高木亀次郎さん」(明治39年生れ )、妻の「つねさん」(明治44年生れ)が制作。 志太天神と同じように、もとは「焼き雛」と呼んでいましたが、会誌「雪だるま」58号(昭和46年刊)に「雪だるまの会の役員会で、生産地名をとって、坊ノ谷(ぼうのや)土人形と呼ぶことにした」と記されて、紹介されました。 この土人形は明治初期から昭和の初期まで60年余にわたり、坊ノ谷の高木、山田の両家で作られていました。当時は女児の初節句に、親類縁者から「焼き雛」が贈られ、雛段に飾られました。 坊ノ谷の焼き雛は、昭和10年代前半に一時、廃絶しました。 しかし、昭和46年の「雪だるまの会」の調査により、埋もれていた焼き雛が「坊ノ谷土人形」と名づけられ日の目をみることになり、高木家に残されていた型から、亀次郎さんの手により復元されました。 |
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(1997.11.3掲載) kyoto-kusanonekoubou.saikonan....Seiitirou.Honda....hds30@mbox.kyoto-inet.or.jp |