----愛知県篇(1)ー1----
----AICHI----
■愛知県の郷土玩具ガイド■(掲載されていないもの、廃絶品を含む)
犬山:寂光院の紙つばめ。犬山土人形。 尾西:起(おこし)の土人形。 岡崎:三河系土人形。桜井の凧。 西尾:吉良の赤馬。きらら鈴。三河一刀彫。三河系土人形。 碧南:大浜土人形。三河系土人形。 野間大坊:木太刀。 豊橋:莵足(うたり)神社の鍾馗面。風車。 周智郡森町:石松人形。大黒だるま。森のぶか凧。三河系土人形。 名古屋市:洲崎神社の五色鈴。猿の馬曳き絵馬。三宝荒神の納鶏。 東照宮の初夢土鈴。東照宮の山車。七尾天神社の亀乗り天神。 カラクリ玩具。桜天神にうそ。名古屋土人形。八事の蝶々。 七所社のきね・こさ。戸部の蛙。振り太鼓と馬玩具。 ■施設■ 豊田市民芸館:豊田市平戸橋町波岩86-100 TEL:0565-45-4039 名古屋城天守閣:名古屋市中区本丸1-1 TEL:052-231-1700 (展示室に市内の郷土玩具を展示) 博物館明治村:犬山市内山1 TEL:0568-67-0314 日本モンキーセンター:犬山市犬山官林26 TEL:0568-61-2327 (資料館に猿に関係する民芸品や玩具を展示) |
■洲崎神社の五色鈴。猿の馬曳き絵馬。■この土鈴の形は神前の御神木の銀杏の実(ぎんなん)をかたどったもので、慶長年間(1596〜1615)市内に疫病が流行した折に、時の領主が病災解除の祈願に神符と神鈴を奉納したのが始まりとされています。 猿の馬曳き絵馬は、同社に奉納されている江戸中期頃の絵馬に習って描かれたものです。絵柄は宮司の浅井五郎氏の筆によります。 ■三宝荒神の納鶏■この納鶏は古くからよく知られています。この鶏は「子供の夜泣き止め」とされ、荒神堂から一対の鶏を受け、雄を堂のわきの絵馬堂に納め、雌鶏を持ち帰り祈願し、効あらばお礼参りにその雌鶏をも堂に納めるという習わしがありました。 同じように、雌雄の小絵馬がありますが、現在では、木彫りの鶏よりも絵馬のほうが納められています。(小児の成長祈願。災厄消徐。受験合格祈願)。 ■七尾天神社の亀乗り天神■亀の背の乗った天神像の土鈴です。昭和7年3月30日の春の例祭に70個を限定領付したのが最初ですが、現在は常に授与されています。 由来書によれば、永正年間(1504〜21)に、沼の中から七つの尾を持つ霊亀がその背に天神像を乗せて浮かび上がり、この像を安置したことに始まるといわれます。 ■東照宮の山車■4月16、17日の東照祭(名古屋祭)に、戦前はからくり人形が乗った9基の山車が名古屋市内を巡行しましたが、戦災によりすべてが焼失しました。 それを象った玩具の東照宮の山車だけは、戦後も作られていました。 木製で千代紙を張った伊藤はる製と、土製で千代紙を張った野田末吉製のものがありましたが、残念ながら、現在は廃絶しています。 ■七所社のきね・こさ■ 「 きね・こさ祭」のときに使用する祭具をミニチユア化したものです。きねは餅搗きの立杵。こさは杵からこそげおとした餅。また、種つぼも同時に使う祭具のひとつです。 七所社では、子供の災厄除けに きね・こさに笹をつけて授与しています。 |
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