【民芸館】......全国郷土玩具の旅


神奈川県篇(3)ー3

----KANAGAWA----




箱根山駕籠
箱根町の土産玩具、山駕籠は戦前に廃絶していました。しかし、昭和50年頃「竹友会」会員の高杉さんにより復元、制作されてきましたが、平成2年、高杉さんの死去により現在は廃絶しました。

箱根てりふり人形
家の中の中心棒をはさみ二つの人形があり、雨降りが近いと蓑をまとった農夫が前に出てきます。晴天になると芝を頭に乗せた大原女が前に現われます。湿度を変化を利用した晴雨計の玩具です。
大原女が出てくるように、本来は京都で作られていたが、いまは京都では見られなくなり、この地方で受け継がれて制作されているものです。




小田原堤灯
街道筋で昔、売られていた堤灯の伝統技術をそのまま生かし、土産物として小型に作られたものです。

小田原の経木舟
舟に乗っているそれぞれの人は、下に吊した短冊につながっていて、短冊が風で揺れる度に、船頭は櫓を漕ぎ、男は扇を持って踊る仕掛けになっています。昭和初期に廃絶しました。


----神奈川県篇・おわり----


(1997.9.1掲載)


‥山梨県篇-1 ‥神奈川県篇(3)-1 ▲‥神奈川県篇(2)-1
【民芸館】目次▲ 草の根工房【HOME 】▲ ご感想など


kyoto-kusanonekoubou.saikonan....Seiitirou.Honda....hds30@mbox.kyoto-inet.or.jp