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119   NYの思い出とiPod shuffle (2006.11.5)

昨夜、NHKの探検ロマン世界遺産自由の女神像のドキュメンタリーをみた。911の前、6年前に出かけたNYの旅が思い出され、懐かしく、またテロ、戦争に考えさせられる小一時間でした。当時、初めて訪れたNY、慌ただしいスケジュールの中、自由の女神、ワールドトレードセンターにのぼった。今なっては忙しい中、あの時ワールドトレードセンターを訪れておいてよい思い出になった、と感慨深い。折しも今話は考現学の119話目だ。

2000年の12月、寒いNew York、バッテリーパークから自由の女神像のあるリバティ島、移民局のあったエリス島を巡る船に乗り訪れたことが昨日のように思い出される。あのころ、自由の女神は王冠のところまで上ることができたが、あまりの待ち行列の長さにあきらめて、台座までにしたことがちょっと心残り。番組によると、911の後は台座までしか上れなくなったらしい。

おそらく初めて訪れていただろう多くのアメリカ人の観光客が、自由の女神の前で感激していたのが思い出された。移民としてアメリカに渡り苦労の末、国籍を得た人々も多かったのでしょう。エリス島に展示されていた独立当時の移民の記録写真なども思い起こされました。私は単なるおのぼりさんとして初めてのNYにはしゃいでいましたが、旅行した当時は私なりに苦労や心労もあって、一時的でしたが日常から離れられ、ホッとできた旅でもありました。

昨夜のスペシャル番組は、NHKの(プロデューサの?)思い入れが入った番組ではあったと思うが、それなりに自由や世界の平和について考えさせられた。と同時にまたNYに出かけてみたいという思いもつのった。前回は用事もあって非常に短く3泊の旅だったので、次はゆっくりとワシントンDCやボストンなどにも足を伸ばしてみたい。

リバティ島へ向かう船から見た自由の女神 自由の女神の内部

リバティ島で見上げた自由の女神 エリス島の移民局跡のドーム

さて話は変わって、前話で次男用にiPod nanoを購入した話を書いたが、今回旦那がiPod shuffleを購入しました。発売日の前日、突然、思い立ったかのようにヨドバシドットコムで注文していた。どうも物欲大魔王が復活しつつあるようで怖い。ネットで注文した翌々日の4日に届いたShuffleは、アルミ製のクリップ型の形状で信じられないほど小さくて軽い。予備知識がなかったらペーパークリップとも思える。

このような製品を企画・開発できるAppleに対して思わず拍手したくなる。我が家ではその昔、Macintosh使っており(その遥か前には、旦那がApple-][を使用)、3世代(というのか?)のAppleユーザであった。しかし、その後、周囲のパソコン環境などがWindowsに席巻されたこともあり、Appleからは遠ざかっていた。それでもAppleの先進性やデザインには期待していた。Windowsも動くmac miniなども期待している。ぜひマイクロソフトと対抗して欲しい。

iPod Suffle

音楽プレイヤ市場ではウォークマンの生みの親、ソニーにも頑張って欲しかったが、どうもパッとしない。リチウムイオン電池のトラブルもあるが、その前からヒット商品がでていない。最近、ソニー インサイド ストーリーという本を読んだ。巨大企業になると社内向けの対策に力を奪われ、市場環境への柔軟な対応が難しくなることを感じた。Appleは創業者のスティーブ・ジョブズというカリスマがあって、iPodが実現したのかとも思う。

日本企業としてソニーに頑張って欲しいが、iPod、iTune Storeがこれだけ普及してしまうともう難しいかな。ソニーだけではないと思うが、大企業は恐竜と同じく生き残るのが難しそうだ。CDなどもそのうち売れなくなるだろう。その昔、 コピーコントロールCDは時代錯誤だと書いたが、その通りの世の中になってきた。音楽メディアはオンラインになってきているし、映像メディアもオンライン化しつつある。

信じられない程小さなiPodを眺めながら、10年度、20年後はどんな世界になっているのか思いを馳せた。

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