ホーム > パソコン考現学 > iPod購入で考えるネットワーク温故知新
118   iPod購入で考えるネットワーク温故知新 (2006.10.12)

株式会社ミクシィが上場され高値を付けましたね。ブログだのSNS(ソーシャル・ネットワーキング サービス )だの普及でこうやってHTMLタグをポチポチ打ってサーバにFTPして運用している個人サイトは淘汰の一途です。

ミクシィは誰かに紹介して貰わないと入れない、つまりは匿名で勝手なことを書き捨てることは出来ない。数年昔のパソコン通信の雰囲気に似ているらしい。確かにブログで個人情報垂れ流しの日記を公開するより危険は少ないけど、ネット上で固定のメンバーでじっくり仲良くするのにも抵抗があるからミクシィは私には向かないかな?

パソコン考現学は趣くままにネットに繋がって入る人々に向けて、大海原に漂う瓶に入れた手紙のようにアップロードしています。どこかに辿り着いて何かに共感し合えたらそれで良いと思っています。

10月からのナンバーポータビリティが始まります。携帯電話会社の競争で料金の値下げやサービズの向上を期待しています。パソコン人間の私も各所からの連絡網はパソコンでのメール受信から携帯メールへ変更したほうが便利かなと考えている。四六時中パソコンのに座っている訳ではないし、子供達も携帯を持つようになると緊急な連絡も携帯メールが受信したほうが便利だ。

5年ほど前の高校生の実態を描いた小説を読んでいたら連絡方法がポケベルだった。高校生の長男など携帯電話のない生活は考えらえない。振り返って私が高校生だった頃、テレカもなく、学校の赤い公衆電話から欠席した友達に10円玉を使って連絡したのは幻の様なできごとであった。そんな私も今や母から就寝前に今日の出来事を綴った携帯メールを受け取る日々なのです。

話は変わって、少し前に中学生の次男の誕生日プレゼントとして新型のiPod-nanoを購入した。英語の勉強にも使うと言われると、親バカとしては財布の口もつい緩みがち。8月頃から欲しがっていたが、そろそろ発売後1年だから、新製品がでる頃だと誤魔化していたら本当に発売された。仕方なく(^_^) 発売日の9月13日にヨドバシドットコムで購入。新製品だから品薄で遅くなるかと思っていたら、翌日発送で15日には届いた。さすがApple、量産体制はしっかりしている。

iPod nano

我が家がメモリプレーヤを購入するのはこれで2台目。最初は旦那が買ったMP3プレーヤだった。あれはいつの事だったかとWindows奮闘記を探してみたら、7年も前の1999年11月のことだった。当時、64MBのメモリで31,800円もしていた。今回は、なんと4GBメモリで23,800円。メモリが64倍になり、ムーアの法則を越えるスピードでも大容量化している。

このまま行くと地上波デジタルに移行する2011年(だっけ?)には、同じ値段で100GBを越えそうだ。そうなると、ワンセグではない普通の地デジ放送を録画して持ち運ぶ携帯テレビがでたり、ビデオカメラもメモリ録画になりそう。まあ、私はあまりテレビを見ないし、ビデオも撮らないので嬉しくもないが。でも、もっと新しい応用がでてきそうでそれは楽しみ。

閑話休題。iPodの新製品発売に合わせ、iTunesも新しくなったので更新し、早速息子が音楽をCDから取り込んでいた。音楽はオンラインでも購入できるが、クレジットカード決済なのと、気軽に買えてしまうので怖くて購入用のアカウントは作ってない。しばらくはツタヤなどで借りたCDを取り込むことになる。

学校で購入した英語教材のCDを取り込んだら、ちゃんとデータベースに曲名(セクション名)が載っていたのに驚いた。曲名はボランティアが登録するらしいので、マメな匿名さんに感謝。なお、購入用アカウントを作成すると、ジャケットのイメージがダウンロードできるようだが、それは試せていない。

4GBだと1,000曲以上入るようだ。アルバム100枚分くらいかな。100枚のCDがこんなに薄くて小さな箱に入って、瞬時に呼び出せる技術に改めて驚く。携帯用ラジオだってこんなに小さくないのに。レコードのダビング(死語?)や、FMのエアチェック(死語^2)からカセットテープに録り貯めていたのが、遙か昔のことのように思い出されます。実際、昔のことですが(^_^)

長男がCD+MDプレーヤ、次男はCD+メモリプレーヤ世代、きっと三男はオンラインの携帯電話プレーヤ世代になるのだろうな。ところで、ヨドバシドットコムでは、iPodやパナソニック、ソニーのメモリ型プレーヤがデジタルオーディオプレーヤとしているが、これが気になる。CDやMDだってデジタルオーディオプレーヤではないのか? iPodが一般名称になりつつある?

赤電話と携帯電話、エアチェックとiPod、瓶に入った手紙とSNS 技術やシステムは進歩していきますが、人間の能力は自分でコツコツ努力しないと伸びていかない。何時の時代でも学生は勉強なのだと息子達に説教していますが、イマイチ心に通じない。人間を進歩させるのが一番難しい。

目次 前へ 次へ
  Copyright (C) from Metal Woods 2006