Coffee Break
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☆食事に合わせて珈琲を! 「アフタヌーンティー」! 植物のもつ不思議な‥ MIF派・MIA派?
そう‥どこかで見たセピアの風景 アメリカンコーヒー 紅茶の香り 美女とハーブ
報われた大尉の“恋” future 珈琲の味を創造する HerbTea&BlackTea

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    アメリカンコーヒー           
経済効率を優先から生まれたアメリカンコーヒー
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浅煎りした豆を、ドリップ式でやや薄めに淹れるアメリカンコーヒーは、
アメリカの西部開拓時代に生まれたスタイル。
当時から珈琲豆はkg単位の重量で売買され、しかも現在よりは かなり高価なものでした。
したがって、できるだけローストによる目減りの 少ない浅煎りの方が、コストが少なく都合がよかったのだとか。
しかも広いアメリカの全域に流通させるには、
焙煎後の時間経過による味の変化がわかりにくい浅煎りが好まれたのでしょう。

日本の喫茶店にはじめてアメリカン・スタイルの珈琲が登場したのは、 ブラジルで大霜害があり、
珈琲価格が高騰した1970年代前半のこと。
やはり理由は豆の節約にあった?のかもしれませんね。



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  紅茶の香りの正体!!              
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紅茶を淹れると緑茶や烏龍茶とは異なる豊かな香りが立ちます。
紅茶の命ともいえるこの香気は、茶葉に含まれる精油分で、
熱湯を注ぐと揮発して香りが生じるというわけ。

現在、紅茶には200種類以上もの香気成分が分析されており、
それらが複雑に混じりざ合って一つの香りとなって感じられるのです。

まず、緑茶にはほとんど含まれず、紅茶に多い香気成分がリナロール、
ゲラニオールなどのテルペンアルコール類。
リナロールはレモンのような さわやかな果実香、
ゲラニオールは甘い花の香りを発生させます。
さらに、若葉のような青臭い香りの青葉アルコール、
みかんの香りの ネロリドール、
スーッと鼻を刺激する湿布薬のような香りのサリチル酸メチルなどが
紅茶の代表的な香気成分としてあげられます。

香気は茶葉の品種や産地、収穫時期などによっても違いがあり、
一般に アッサム系品種にはリナロールと青葉アルコールが多く、ゲラニオールは少なめ。
中国系の品種にはゲラニオールが多く含まれています。    



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世界の美女はハーブがお好き!!              
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昔からハーブは、美を追求する女性たちにとって、欠かせない大切な薬でした。
古代エジプトの女王クレオパトラが、真っ赤なルビー色のハイビスカスティーを 好んだことは有名な話。
このように、世界中の有名な美女たちがハーブを愛する というエピソードは、数多くあります。

アメリカ映画界に君臨する大女優エリザベス・テイラーは、ハーブの食事療法で、
肥満とアルコール中毒に陥った時期を克服し、再び美しい姿に返り咲きました。
また、女優からモナコの王妃に転身したグレース・ケリーも、53歳で亡くなるまで
毎日ハーブを煎じて飲んでいたとか。
トップモデルとしてヨーロッパをはじめ 世界的に活躍するクラウディア・シファーも、
食事の基本はハーブです。

美容と健康の両方に効力をもつ薬草・ハーブは、
女性にとって”美しさ”を永遠に 約束してくれる「魔法の薬」なのかもしれません。
                                                                                           
   

そう‥ どこかで見たセピアの風景


もう秋と呼ぶ季節になったのに
夏の輝きを失くさずにいる夕陽が
でもそろそろきょう一日の つとめを終えて
傾きかけた頃
ゆったり歩いた下町で

十字路の角に暗い茶色の板壁の
もう何十年もそこにたっているような
そんな門に「喫茶店」
ブレンド!
白髪に弛みきった頬をした
二人がニコッと笑った

ミルクパンで沸か直しの珈琲が

そうどこかで見たセピアの風景
その頃コーヒーなんて言わなかった
コーシー……東京の下町の
そんな空間がここにあった!

誰かが「ピラフ」って
“今日はご飯がなくなって”
白髪の弛みきった頬が言いながら
空いた椅子でタバコをふかす
たわいない世間話が飛び交って
そう どこかで見たセピアの風景

香りのぬけた
でもあたたかなそれを 口にする
そう どこかで見たセピアの風景
コーヒーだけが フルカラー

                                                            h.


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あなたはMIF派、MIA派?

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      イギリスではミルクティーがよく飲まれますが、
     ここで問題となるのが ミルクが先か、紅茶が先かということ。
     こんなどうでもよく思えるようなことに、紳士たちが激論を闘わせ、
     しかもそれを楽しんでいるのがイギリス。
     オーウェルも、譲れない項目にあげています。
     ところで、ミルクが先な人はMIF(Milk In First)派、
     紅茶が先ならMIA(Milk In After)派といわれるとか。        
     

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素焼きのカメから元祖水だし珈琲
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      水だし珈琲は最も古い珈琲の抽出方法といったら驚く方が多いでしょう。
     その昔、
     アラブの人が挽きつぶした珈琲豆を素焼きのカメに入れ、
     水を注いで吊るしたのが水だし珈琲のはじまりとか。
     素焼きのカメは珈琲液をぽたりぽたりと落としました。
     これを器に受けて飲んだわけです。
     素焼きの肌を通った珈琲は雑味が除かれ、
     意外と美味しかったのではないでしょうか。


   
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
   食事に合わせて美味しい珈琲を!
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ディナーのフルコースをしめくくる1杯のエスプレッソ。
フランス料理などの最後に供される珈琲は何故エスプレッソなのでしょうか?
ヨーロッパのディナーはゆっくりと時間をかけるため、 しばしば夜中まで続きます。
そこで、最後に濃いエスプレッソを飲み、 翌日に備えて体調を整えるというのが、1つめの理由。
もう1つは、深煎りの苦味珈琲は、
バターやオリーブ・オイルを たっぷり使った料理の後味をすっきり洗い流してくれるからです。  
このことは何も西洋料理に限らず、こってりした中華料理などでも同じ。
あっさりした和食に珈琲を合わせるなら、ライトな中煎りのものを。
食事に合わせてさまざまな珈琲を楽しみたいものですね。


  ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
  イギリスの「アフタヌーンティー」!
                ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

英国の紅茶は、品がよく、親密なおしゃべりとのつながりが深い。
アフタヌーンティーの伝統では、紅茶は客間で楽しむもの。
冬には、暖炉の火のそば、夏には日よけを下ろした状態で 淹れられなければならない。
小さな丸テーブルはアフタヌーンティー専用の最高級品。
ここに、刺繍をした白いテーブルクロスが飾られる。
ポットやミルク入れ、ピンセットなどの茶器は銀製で、一揃い用意。
ティーカップと受け皿には、薄い中国磁器(ボーンチャイナ)を。
そのほか、小皿やナイフ、砂糖用スプーンなどの食器が必要となる。 砂糖は小さな白い角砂糖。
招かれた客たちには、それぞれ小さなナプキンが準備されている。
かわされる会話は軽やかに、快く。
サンドイッチは、レースのランチョンマットとともに皿にのせて給仕され、
お菓子やビスケットには専用の3段プレートがつかわれる。
英国における茶の一般にむけての販売は、1657年クロムウェル政権のもとに、
強力な広告展開を伴い開始された。
その後19世紀に入って、
ベッドフォード伯爵夫人がアフタヌーンティーの 作法を決め、普及したといわれている。


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植物のもつ不思議な力「ハーブティー」!
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植物は不思議な力を持っている。 人間のからだと、その機能を正常化させる力である。
化学薬品のような即効性はないが、その代りに副作用もなく、
穏やかに効きながら体質を改善してくれる。 古くからヨーロッパをはじめ、
世界各地で民間療法として親しまれてきた。 日本でも病気のときにはドクダミやオオバコ、ヨモギなど、
身近な薬草を煎じて飲む習慣が残っている。
こうした植物の力は、 現代医学に押されてしばしば遠ざかっていたものの、
健康志向が高まるなかで再び脚光を浴びている。

「ハーブティー」!
美しい色と芳香をもつハーブティーは、おしゃれなイメージが強く、 とくに若い女性に人気が高い。
簡単に手に入り、かつ薬効も穏やかなため、 自分のからだに合ったものを自分のペースで
処方できるというメリットがある。 ハーブに含まれる有効成分は、消化器で吸収されたり、
血液と一緒に体内を巡ったりすることで、具合の悪い部分に直接効力を発揮する。
それとともに、香りを楽しむことによって嗅覚を刺激し、自律神経系、内分泌系、 免疫系などに
よい影響を与え、リラックスした気分を運んでくれる。
つまり、これ一つで身体症状の改善&アロマテラピー効果という、 二つの相乗効果を得ることができる。
ただし、即効性はないので、飲みつづけることが大切。
東洋の薬草茶に比べると精神面に働きかけるものが多く、
ストレスを抱える現代人にぴったりのお茶だといえますね。

VOL.1 VOL.3
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