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Top > マーケティングリサーチの流れ

◆ リサーチ計画の前に

A 調査を目的指向型でデザイン
「何のためにリサーチを行うのか?」 → 目的は何かを第一に明確にする。
「リサーチ結果をどう活かすのか?」 → 全てをマーケティング戦略に落とし込む。徹底的な戦略思考で、全ての結果をアクションプランに落とし込むつもりで。

B 「よくわからないけど、とりあえず調査」はしない!
わからないことに対して明確に仮説を立ててから実施するのと、「なんとなくやってみる」のとでは、大きな差が出る。
後者の場合、情報を集めることはできても、必要な判断の材料としては不十分な結果しか得られなかったり、 逆にノイズとなってしまうようなムダな情報の増加につながるなど、調査費用のムダ遣い や 意思決定を狂わせる結果となる。

◆ リサーチ実施が決まったら

マーケティングリサーチは、調査設計および設問設計が成否の全てを握っているといっても過言ではない。 これらの設計に最も注力することが最終的なマーケティング戦略の品質を高めることとなる。



仮説検証型か仮設発見型か。
仮説検証型の調査は、自由奔放な発想を抑えがちになる。
仮説検証型の調査から得られる結論は、所詮事前に決めた仮説がOKか否かの範囲を出ることはない。
思いもよらなかった新製品のアイディアや斬新なデザインがでてくるはずがない。
仮説を検証することは大事。本当に検証しがいのある仮説を生み出すことはもっと大事。
飽和の時代に、オリジナリティのある新製品を生み出すためには、クリエイティブなリサーチが必要。



・ 調査計画は、実際の調査作業手順と正反対の順に立てる
・ 調査によって 、何をアウトプットすればよいかをまず決める。どうデータを集めるかは後から考える。


調査企画
課題抽出 マーケティング上の課題=リサーチの目的を明らかにし、リサーチするテーマを明確に設定する。

基本情報の収集 背景・環境などの概要を把握する。比較的安価に入手できる2次データの活用など。

仮説立案 調査内容についての概要を検討

調査企画 調査対象
 調査費用
 調査手段
 調査地域
 標本数
 標本抽出法
 調査日程
 調査項目
 分析計画
 その他調査方法の詳細
 調査後の作業日程

実査  回答データの収集

仮説検証 

評価  調査設計段階での仮説立案の深さ・幅の不足  設問設計の不備  調査目的と調査手法・対象者選定の不適合  コスト優先による不適切な調査方法の採用