1.8日三江一泊 2.馬胖村鼓楼* 3.程陽永済橋 4.歌と踊りの歓迎*
*写真追加あり

2001年2月中国貴州省の旅


2月9日(木) 三江  (2)馬胖村と馬胖鼓楼
*馬胖
(マーパン/まはん)

馬胖村へ


馬胖村への道すがらガイド嬢リュウさんが、
トン族の風習、習慣等について話してくれる。

この旅への出発前「ウルルン滞在記」で、
丁度トン族の村のことを放送していた。
その中でおじいさんが、作っていた
魚の酢漬けがある。その酢漬けは、日本の
ナレズシのようなもの」とのことだ。

彼女の説明では、女の子が生まれると、
そのナレズシを作り、その子がお嫁に行く時に持たせたり、
お祝いの膳としたりするのだそうだ。

毎日飲むお茶は、「油茶」(あぶらちゃ)といい、
お客さんのもてなしや恋人同志の恋愛の成立を
確認する時にも使われるとのことだ。
お茶を出すときに中に好きな人がいるときには、
3杯目にその人にだけ甘いお茶にするという。

馬胖村に入るには、川の中を歩いて行かなくては
ならなかった。その時は、気づかなかったけれど、
思えば、この村の橋は?

建造には相当お金がかかるというから再建出来ずに
いるのかも知れない。


見えてきた馬胖鼓楼(まはんころう)
その高さ約20メートル、9層の構造をしているもので、
三江県最大のもの。材料は、この次に見る
予定の
程陽の永済橋/程陽橋
(ていよう、えいさいきょう/ていようきょう)
同様、三江産の杉で作られており、
くぎは一本も使われていないのだそうだ。

門を入ると鼓楼がある。


大きな写真はここをクリック



鼓楼の瓦の下の模様


近くで、カメラを向けて、撮らせて、のジェスチャーを
すると、恥かしそうに柱に隠れてしまう。
でも、ホントは、撮って欲しそうでもあるのだけれど。

鼓楼の中で遊ぶ子供達
横のビデオカメラに注目しているところ。

写真の真中で、座っている男の子は、
タバコを吸っていた。


*(いただいた写真)
持って行った折り紙で、女の子と少し、遊ぶ。
男の子も寄ってきて何をするつもりかと覗く。
漢字でどうにか、コミュニケーションを取ろうとするが、
伝わらずもどかしい。そのうち、時間切れに。

鼓楼の中と、中からの眺めは、ここをクリック

鼓楼」には、かってその中に巨大な太鼓が吊るされて
いて、人を集める時に鳴らされたという。


のどかな村の風景


狭い路地を通りながら村の中を散策する。


村の普通のお宅を見せてもらう。

左が2階にある居間。写真の中で右にいるのが
この家の両親と子供達。
右がその2階へと上がり降りする階段

説明では、トン族の建物は、高床式だ。
1階は、家畜小屋として、使われることもあるらしい。
2階が居住スペース。台所もある。囲炉裏が作られており、
そこで煮炊きをする。3階が、
荷物置き場ということだ。4階にしている
場合もあるとのこと。ちょっと、記憶が、曖昧になったけれど、




アップ
牛に豚もいる。私自身は、田舎に住んだことは、
ないのだけれど、きっと、まさに日本の昔の
農家の風景なのだろうと思う。



入ってきた門から出る。

大きい画像は、ここを
クリック


あらあらロバだろうか・・・と、思っていると、おじいさんが
袋をかけた籠を持って来る。
布をはぐって見せてくれる。鳥だ。
おじいさんは、にこにこ嬉しそうに何かしきりに話して
くれるけれど、如何せん、言葉がわからない。



何だか、ホントに時間がゆっくりと
流れている気がしたものだ。




程陽へ