イタリアの食


リストランテ

 リストランテには何度も通ったが、美味しいしフランス料理ほど重たくも無いので日本人旅行者としては楽である。オリーブオイルも日本で使われている様なにおいが強い物は少ないし、いい味がする。オリーブオイルとトマトは、さすがに本場という気がした。

 日本人的な感覚かもしれないが、魚類はシンプルなものほど美味しい印象がある。肉類でも同様な傾向にある。
 注文もフランスほど調理法について細かく聞いて来ないので、イタリア語が出来ない旅行者でも比較的楽だった。旅行会話ブックの適当な会話でも、なんとか適当に作ってくれる(^^;)。


平目のオーブン焼き - (左) 付け合わせも美味
Branzinoの岩塩包み -(右) ローマ郊外Nettuno


ジェラッテリア - ジェラートの憂鬱

 町中にあるジェラテリア、慣れれば注文は簡単なので滞在の最後の方では一日に6,7回はジェラッテリアに入っていた(^^;)。それもなるべく色々な所で食べようとカップも一番小さいものにしてもらって、3種類入れてもらう。この組み合わせでいつも悩んだ。スタンダードなもの、ちょっと変わったもの、さっぱりしたもの、大抵この組み合わせで頼むが、どうもいい組み合わせが無かった。やはり欲張って三種入れるのがいけないのか(^^;)。

 ちなみに、「パスタとワインと豚のシッポ」の「ジェラートの達人」に出てくる、ジェラート・コン・ラ・ブリオッシュ、温かいパンに挟んだジェラートも試したかったが、用意してあるところは見かけなかった。

 そういえば、コルソ通りで、左手でタバコを吸い右手でジェラートをなめるのを交互にしていた女の子がいた(^^;)。


ピッツァはピッツェリア

 バール BARのピッツァは作り置きで、それはそれなりに美味しいが、ピッツェリアの味には遥かにかなわない。それでも、本場ナポリのピッツァを食べるまでは満足してないが…。ちなみに種類がよく判らないので、指差し注文以外は、マルガリータばかりだった(^^;)。

 ピッツェリア以外でも、たまには美味しい所はあるようだ。トラスティヴェレ周辺を歩いていると、驚異的に混んでいるお総菜屋みたいのがあって、もの欲しそうに覗いていたら、おじさんがピザ食べないかい、という風に一切れ売ってくれた(^^;)。それがすごーく美味しかったのだけど、後日その店を探したが発見出来なかった((;_;)。


メルカートでの食材

 メルカートでの食材探しは楽しい。トマトが美味しいのは、実際に買って食べてみると実感。日本のは、なんであんなにまずいのだろう…。
 ホテル暮らしでも、果物だったら平気。生ハムとメロン/イチジクや、洋ナシとチーズと言った定番の組み合わせなら買ってきてホテルで食べる事は出来る。
 チーズも豊富で、さすがにフレッシュ・モッツアレラも色々な種類が売っている。「パスタとワインと豚のシッポ」の「モッツァレラ・スキャンダル」を読んで知識を仕入れていたが、どれが牛だか水牛だか、混ぜ合わせだかよく判らなかった(^^;)。次回はじっくりと研究しよう。


メルカートで買ったフィノッキオとトマト



ちょっと悔しいリストランテ

 ローマに行く前から名前を覚えていたリストランテはほとんど無いが、本を読んだ印象が深く、行ってみたかった店が、ナント毎日通っている前にある事を発見。帰国まで2日しかなかったが、ジャケットを買って(^^;)予約に行ってみるが、残りは金土しかなかったので無理でした。残念。

 滞在していたすぐ近くに屠殺場跡がある事に気がついて、そう言えばケッキーノ・ダルは100年以上前に、屠殺場前に店を構え、残り物の臓物を料理して売りものにしていると読んだのを思い出した。探したら、小さな店だけどすぐ見つかった。もっと早く見つけていればよかったのに、まったく残念。


とりあえず、写真だけ撮ってきた(;_;)
ケッキーノ・ダル Checchino dal 1987
via Monte Testaccio 30
電話 06-5746318


to ROMA Top


to Top Page