旅行の準備などであまり読めなかった…
旅行中に飛行機の中で読んだ一冊。旅行中は、旅の話か食べ物の話か、そういう軽いエッセイが合っている気がする。この本は、旅先での食べ物の話ばかりでその両方を満たしてます。特にグルメ本ではなく、旅行中のほんのちょとした食べ物のエピソードの話が多い。特に「ホーチミンで会った一流のシェフ」の正体が面白かった。あと、「ローマからの素敵なお土産」のエピソードを読んだので、ついでにローマ郊外を散歩して来ました(^^)。だれもワインをくれなかったけど。
ちなみに旅行に持っていった本は、「食客旅行」「アジア亜細亜-
無限回廊」「旅する人」と「建築巡礼」など知り合いに頼まれた本、「地球の歩き方」と、「JAVAクイックリファレンス」(600ページぐらいある)。実際はJAVAの本を一番読んでいた気がする(^^;)。
先月読んだ、「アジア亜細亜-夢のあとさき」の前作がこれ。これも旅行中に飛行機の中で読んだのだけど、凄く面白かった。旅の途中にいると余計面白く感じます。
他の旅行記物に比べて、イカサマな奴らの出現度とトホホ度はかなり高いので面白いし、旅行者には勉強にもなります(^^)。
「食客旅行」と重なるエピソードが多いが、こちらは食べ物よりもあくまでも旅中心。内容的には「食客旅行」の方が面白かった。
南仏サント・マリーに集まるジプシー(ロマニ)とSara-Kali聖女信仰、ジプシーの移動車で共に旅する日本人の旅行者のエピソードなど新鮮。ヨーロッパ全土において嫌われ者のジプシーなんだけど、あまりに彼らに対する知識が無いので今度まとめて調べてみようという気になりました。
'93年江戸川乱歩賞受賞作。いまさらですが、やっと読みました。凄く面白かった。女流ハードボイルドと言ってしまうのは簡単だけど、そこら辺のハードボイルドよりずっと熱いものがある。
最初はウォシャウスキーや映画「女にいちばん似合う職業」の桃井かおりを連想したけど、この小説の主人公、村野ミロの方が汚れっぽさがかっこよくて、ずっとハードボイルド。
→ 続編「天使に見捨てられた夜」の感想
→「OUT」の感想
頼まれて買った本だけど、時間があったから読んでしまった。ローマに残っているミケランジェロの建築物の解説であるが、うまくまとまっていて読み物としても面白かった。
かなり売れているというので読む気になった一冊。
著者はニューヨク・タイムズの記者、編集者。1982年戒厳令下ポーランドからの記事によりピュリッツー賞受賞。
簡単に言うと、ネアンデルタール人が現代にも生きていて、彼らとのファーストコンタクトの冒険譚。読んでいると面白いけど、ちょっと深みに欠ける気はする。
この本は実に真面目。比較文化論的な手法で、イタリア文化を語っていく。というよりは、日本人のイタリア観を正していくという方が正解かもしれない。イタリア文化の本を読んだら、ついでに読んでおくとためになる。
著者のジローラモが有名な人だとは知らなかった。ローマにいる知り合いに聞いたら知っているし、NHKのイタリア語会話のゲスト講師、TVのセリエAダイジェストにも出ているらしい。
ま、内容はイタリアに関するエッセイなんですが、なんともお気楽な話ばかりで、実に楽しいです(^^)。やはり食べ物のこだわりの話が多いかな。
→「極楽イタリア人になる方法」
再読。前に読んだのは5年くらい前か。文庫本化して、文庫版書き下ろし「探偵志願の男」という短編が入った。
原の書く文体が好きです。
時間つぶしに買った本だけど、ほんとに時間つぶしの本(^^;)。昔の科学と学習に出ていた様な、科学手品モノの話が多い。この手のは好きだったので、知っているネタばかりだった。まあ、20個に一つぐらいは面白いのはあったけど。