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Jリーグ 福岡×柏練習試合
柏はまだ韓国代表の3選手が合流していないが、現在の状況の中ではほぼベストメンバーを組んで臨んだ。しかし先制され(得点は福岡・野田知)、後半になってようやく大野敏隆の1点で同点に追いついたが、テーマでもある得点パターンの確立と決定力には課題が残った。柏は、15日に帰京し、18日からは韓国代表合宿から、洪明甫、新加入の柳想鐵も加わる。 後半、両者のリズムがファールから狂ってしまい、後半残り5分、練習試合にもかかわらず福岡・前田浩二がレッドカードで退場を命じられた。 福岡・ピッコリ監督「(柏のマリオコーチからのパンチを)私はかわしましたよ、日ごろからトレーニングを積んでいるもんで。名前は知らないが、一人の人間が(マリオコーチを指す)暴れたのでああいうことになった。GK小島への暴力は許せないし、日本のサッカーが暴力を容認するのは理解できない。ゴール前で混乱が起きたとき、私はすぐに飛んで行って、主審に「没収試合にしてくれ」と頼んだ」(実際には練習試合のために形式はまったく関係なく、Jリーグ、協会への報告も必要はない) 柏・西野朗監督「エキサイトするのも多少激しくなるのも試合なので仕方ないが、あそこまで(殴打)行く試合だったとは思わない。ファイトする気持ちは全面に出すべきで、戦う姿勢を出そうと試合前には話したが、我々はまったく正当にプレーをしていただけで、あんなことになるようなものではないし、合宿最終日の試合だけに残念だった。森さん(森孝慈福岡統括部長)には、ロッカーで謝っていただいたので遺恨うんぬんという話ではない」 福岡・森GM「公式戦ではないので没収試合でもなければ、協会やリーグに報告しなくてはならないものでもないでしょう。ただし、フェアプレーは、公式戦でも練習試合でも、どんな試合でも同じに貫かなくてはならないもの。誰が何をしてああなったのかは、主審に伺ったし、うちとしてもイメージの問題もある。大宮との練習試合でも、途中で小競り合いが起きており、監督には、どちらがいい悪いの話ではなくて、そういうことが絡む試合をしないで欲しいと話をする」
「何の試合だったか」 最初の小競り合いは、福岡の前田浩二と柏の北嶋秀朗の間で起きたようだ。これが後半35分頃で、以後、北嶋と福岡の選手を巡って両者がぶつかり合うなど感情的にエスカレートして行った。 乱闘に理論的な理由など存在しないし、見つけるのもバカバカしい。どちらがいいか悪いか、フェアプレーの是非を問うのも全く無意味で、言い分も何もあったものではない。
「ワンボランチも……」 チョコレートの紙袋を左手に持ち、サインをするために右手を動かしながら、柏の明神智和は「残念でした。あんな結果で。ゲームのキャプテンでしたから責任も感じています。ワンボランチになってからの課題が多かった」と、チョコの数とは裏腹に浮かない様子だった。新加入の柳想鐵がまだ合流していないために、柏の戦い方も現時点ではそれほどクリアにはなっていない。その中でもっとも注目されるのが、明神とのボランチ。しかし、西野監督の目論見には、高い位置での攻撃力もある柳を前に出して、明神ワンボランチというオプションもあるようだ。この日の起用は、そうした青写真の一端をのぞかせるものだった。 ★W杯チケット関連速報★ 2002年FIFAワールドカップ日本組織委員会(JAWOC)は14日夜、15日から開始する入場券第1次販売の申し込みについてインターネットでの受け付けを延期すると発表した。発表はファックスの告知で行なわれ、その中には、詳細や理由などは明記されておらず、「FIFAからの要請でインターネットによる申し込み受け付けが延期されることとなりました」とだけ書かれている。FIFAからのインフォメーションはHP上に掲載されているが、ここでも詳しい理由は明らかにされていない。 遠藤総長のコメント(JAWOCからのプレスリリースより)「多くのファンの皆様が期待していたインターネットでの申し込み受け付けが、FIFAからの連絡により突然、延期されたことは大変遺憾です。JAWOCとしては、インターネットでの申し込み受け付けについて、日本のファンのニーズの(原文ママ)応えるよう万全の準備をしてまいりましたが、こういう事態になり、まことに残念です。現在、原因を含めて、情報を収集中です」 |