自作パルセーションダンパーの製作、その1

 自作パルセーションダンパーを見ていく。今回は実験用に作成したが、パルセーションダンパーが壊れた際の後付け部品としても活用できる。



 分解すると下の写真のようになる。左からパルセーションダンパー、バンジョー、高ナット、ニップルで構成されている。



 パルセーションダンパーは、M12、ピッチ1.25である。従って、高ナット・ニップルとも同じネジサイズになる。高ナットの長さは30mmだ。
 ここで使用したパルセーションダンパーはカプチーノ用の中古品を。新品はもう出ない。実はこの形状をしたパルセーションダンパーは全て同じ規格になっており、例えばトヨタの23270-50010が使える。



 パルセーションダンパーは下の写真のようになっており、矢印方向にガソリンが流れる。



 パルセーションダンパーにはガソリンが流れるため、漏れ出さないようにするためには金属ガスケットが必要だ。が、これが特殊な形状をしている。



 このガスケットを使うと、ガソリンが流れる流路が確保できる。



 このガスケットはスズキでは廃盤となっているため、ホンダの物を使用する。



 次頁では、バンジョーを見ていく。