「問題は 造るものである」 (些論 ver2.1)

 「問題」とは 理想と現状のギャップである。つまり 「問題(ギャップ・較差)理想−現状」

表してもよい。もし 理想というのが 判りにくければ、理想の代わりに目標(ネライ)と考えてもよ

い。これに対して 「解決」とは、そのギャップや較差を0(ゼロ)に近づけることである。

 

 だから現在 在る問題は、すでに同業他社でも問題になっている公算が高い と言う意味で、

解決しても独自のノウハウにはなりにくい。慎重に確かめた理想との ギャップ・較差には、業界

のナンバーワン競争から抜け出して オンリーワンの独自性を確立するための、重要な ヒント

がある。

 

 問題を造ることを 「問題の形成」と言う。今日 タダイマの問題がアルかナイかは、自社の中

だけを見て 昨日のように今日も無事だというだけでは、問題がナイとは言えない。同業他社を

含む世の中を見渡して 日ごとに理想を描き直し問題を形成し直す仕組みが必要な時代なの

である。

 

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