きまぐれ日誌 960325



CHEAPなレコーディング環境が住み処に整ったので、週末はバンド内用のデモテープづくりなどにいそしんでいる。つまり、第3回以降(日程は未定)の公然ギグのラインナップに加わる可能性のある唄の数々である。PARADOXのエフェクターがステレオ効果を持っているので、普通の部屋で録音してもエコーがかかったりする。最初は自分でプログラミングして----さほど大した技はいりません----と思っていたのですが、あらかじめ設定されている20のプログラムを超えるものをつくるのも難しそうだったので、とりあえず、そのまま使っています。素材がシンプルなのでエコー、リバーブちょっとしたコーラス機能が入るだけでずいぶんと聴きやすくなります。

ノンベは日本総研が制作しているインターネットとモールの関係のビデオ撮りの仕事があったようで、いずれサイバー梁山泊もリンクを張って貰えることになるでしょう。そのビデオ自体もどんなものか興味があります。体調を整えるとのことで、この週末は練習なし・・・まとまった時間がとれたので、Home Pageに雑文を掲載したり、日誌を掲載したりということをしました。毎日書いているわけではないから、日記のリンクはして くれないかもしれませんが、まあ、いいでしょう。

夕刻、「サウンド・トラック---野蛮の書」という催しを見に「planB」に行く。この間、相倉さんのパフォーマンス・ジョッキーの時にビデオを操作していた黒川芳信さんの映像作品(16mm,ビデオ)、スライドを映写、投射するプロセスに佐々木柾さんのパーカッション、大南さんの鍵盤楽器がインプロビゼーションであの空間にひとつの世界ができ上がるというものでした。映像、スライド、パーカッション、鍵盤楽器が時に同調してその表現を受け止める自分のなかで視ていることと聴いていることと気配を感じていることが同期してグワーーーンという感じになる時が、何度かありました。それはとても快適なものでした。また、身体と水が重なる映像や、蝋燭や焚火の炎が重なる映像は心をとらえて離さないものがありました。時折、メッセージのようなものも流れておりました。

例によって、パフォーマンス終了後歓談。中川はひとしきりインターネット話をしておりましたが、黒川さんも大南さんも興味を持たれた様子。近々、黒川さんは現代詩の方と何かをするそうですが、「パワー・ブックと液晶プロジェクターがあると、今日、やったパフォーマンスに言葉のメッセージやら即興のCG作品を重ねられますね」などとコメントしました。しかしながら、「詩を書く人はチャットをしない」し、「チャットをする人は詩を書かない」というのが現状でしょうから、「誰かがやる気になったら、パイオニアになりますね。」などと、これまた発想だけは自由だから、そのようなコメントを残してその場を去りました。

果たしてどうなんでしょう。チャットで俳句をやる方たちはいますが、あのノリで現代詩を書く人たちもいるのかもしれませんね。自分はどうか?うなっちゃいます。パフォーマンスをする側に立つと言語機能が停止しているようなところがありますから。

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(960325)




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