山ある記 |
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烏帽子岳 (2,195m) − 長野県 2002.10.13 (日) |
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天候:快晴 標高差:1,045m |
<久々に南信州へ> またまた三連休の中日(祝日を週末にくっ付けちゃうという法律のおかげだ)。しばらくぶりに(2000年夏の光岳以来)南信州へ足を伸ばす。活動範囲がどうしても最近は北・東信が主になっていたから、少し変化が必要だった。 日帰りできそうな適当な山がなかなか見出せなかったが、この山ともう一つ、経ヶ岳(中央アルプス北端)のどちらかを目的に、早めに朝家を出る。 経ヶ岳もそうだが、烏帽子とつく山も数多い。先に登った湯ノ丸高原の烏帽子(2,066m)も然り、北アルプスにもある(2,628m、針ノ木岳の南)。今回の烏帽子は中央アルプスの南駒ケ岳よりも更に南になる。 経ヶ岳の玄関、伊那市まで来て、意外に時間を食ってしまっていることが判明、標高差を考えると日帰りは厳しいかも?、との判断で更に南にはなるが松川町まで行き、烏帽子を目指す。 目印の片桐神社を見つける途中、林檎畑に迷い込んだりして手間取ったが(道が狭くて)、なんとか登山口となる鳩打峠の林道終点の駐車場に到着。既に10台以上の車が停まっていた。 |
11:20
駐車場(約1,150m)を出発。出発がこんな時間になり多少あせってしまい、最初からペースが上がる。その勢いはいつまでも続くわけもなく、間もなく息切れ。コンスタントに適度な斜度が続いて、休むきっかけが掴めない。 11:50 小八郎岳(1,470m)への分岐点(約1,425m)。3つほどある分岐の内の最高部。 12:25 烏帽子岳を望む尾根に出る(約1,750m)。烏帽子と言われるようにきれいな三角形が正面に見える。紅葉も進んでいるようだ。陽射しが暖かい。 12:45 七合目(約1,855m)。気温17度。まだ七合目かと言った感じ。ここから更に急な登り。 13:10 登山道の「8/10」という札(1,955m)。登山道が北斜面になったため陽射しがなくなり、ひんやりと涼しい。 |
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<日帰り入浴>
町営・信州まつかわ温泉 清流苑(松川町)。周囲には室内温水プールやテニスコート、パターゴルフ場などなど豊富な施設が集合。 広い駐車場も満車状態で人気のほどが覗える。 温泉は内湯、露天、サウナなど一通り揃って、\350。 日は落ちてしまったが、露天風呂からは南アルプスの山並みを、まだ眺めることが出来て最高であった。疲れた体をゆっくりお湯で揉み解し、すっかり暗くなった松川を後にする。 <参考地図> |
13:40
山頂。山頂の手前、烏帽子岩ノ頭を山頂と間違えてしまったが、少し登り直すと仙涯嶺や南駒ケ岳を間近に望む頂に達する。上空は快晴。風も無くポカポカ陽気。景色もよく、ずっと留まりたいくらいである。疲れも忘れるほどの気分の好さである。しばらくすると山頂にいた数人の人たちも下山し静かになる。 今度は岩ノ頭に戻って、南アルプスの長大な山並みを眺める。甲斐駒から荒川岳あたりまで連なる山並みは日本を東西に分断する、万里の長城のようにも思えるほど圧倒的だ。気温18.6度。 14:25 下山開始。急な下りで膝を痛めないようゆっくり下る。 15:05 七合目。G1秋華賞が気になったので携帯ラジオで”ラジオたんぱ”を聞き始める。 16:05 小八郎岳への最も下の分岐点(約1,345m)。日がずいぶん傾いてきた。ここからは登山道に沿って、4人乗り工事用モノレールのレール沿いに下る(こんな可愛らしいモノレールは初めて見た!)。 16:25 駐車場に到着。 |