山ある記 |
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湯ノ丸山、烏帽子岳 (2,101、 2,066m) − 長野・群馬県 2002.09.22 (日) |
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天候:曇 標高差:345m |
<夏山は早くも遠くへ過ぎにけり> 3連休の中日。秋雨前線の影響でこの週も生憎の天気。前の週末も三連休だったが、今ひとつの天気であった。福井の田舎から両親と妹夫婦が遊びに来ていたので、あちこち案内したが別所温泉で一泊した翌朝は雨に降られてしまった。 さて、天気が下り坂に向かっていると知ると、山に向かう気持ちも今ひとつ盛り上がらない。でも3連休に1日も山に行かないのだけはあとで後悔する。 湯ノ丸山は上信越道の東部・湯ノ丸ICにもあるように、この辺りでは湯ノ丸高原として知られる。上田からは浅間サンラインを別府という交差点で山に向かって左折し、後はひたすら地蔵峠へと高度を上げていく。 峠の広い駐車場に車を停める。峠の上空はすっぽりと雲に覆われており、風も少しあり涼しい。スキー場のゲレンデでは放牧された牛たちが一心に草を食んでいる。 |
12:05
駐車場(標高約1,755m)を出発。林道を少し進むとキャンプ場に至る。こんもりとした湯ノ丸山が近い。この湯ノ丸山の麓を巻くような形で登山道を烏帽子岳に向かう。 12:20 湯ノ丸山への道との分岐。 12:40 鞍部(約1,880m)。連休もあってか意外にも登山者が多い。ここから烏帽子岳山頂への道は少々、急になる。気温12.8度。リンドウやマツムシソウが目立つ。 13:00 約2,055m地点。赤茶けた岩や土が目立つようになる。高度を増すに従い、白いガスが立ち込めるようになり、見通しも利かなくなる。すっかり山頂だと思い込んで腰を下ろして休んでいると、来た道とは逆の方から登山者が現れると、彼らから山頂はまだ先だということを知らされる。気温9.7度。 13:15 烏帽子岳山頂。ここに至っても展望は全くなく、晴れた日の景色は想像もつかない。少し休憩しただけで10分後には下山を開始する。 |
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<参考地図> ・北信・東信 日帰りの山(章文館) |
13:50
鞍部まで一気に下る。ここから湯ノ丸山頂に直登できるコースがある。迷わずこのコースを進み、山頂を目指し登り直す。こちらも急な登り。 14:20 湯ノ丸山頂。相変わらず視界は不良。広く平らな山頂には白い石や岩がゴロゴロしている。全くの無人。ここも小休憩しただけで下山。地蔵峠に向かって下っていく。 14:40 鐘のある地点。遠くからも登山者が鳴らしたこの鐘の音が聞こえていた。ここまで下るとずいぶんと視界は広くなった。更にしばらく歩くとスキーリフトが現れる。牛が放牧されているせいもあり、あちこちに牛糞が転がっているのには閉口する。 14:50 駐車場に到着。急なゲレンデを下り、まだ草を食べ続けている牛たちのすぐそばを通って峠に戻る。 |