山ある記

天城山   (1,406m 万三郎岳) − 静岡県                 2000.08.26 (土)

 
天候:晴れ
標高差
:366m

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万二郎を下った辺りから万三郎を望む(13KB)

  <夏の終わりの伊豆旅行?!>
 8月最後の土曜。前の会社の同期の仲間と一泊で伊豆へ遊びに出掛けた。午後、伊豆高原駅に集合。一日目はテニスコートを予約してあったので、当然テニスをする予定であったのだが、私は折角、伊豆に行くのだから天城山に出掛けたくて密かに登山の準備をして現地へ。現地で仲間たちにその企てを告げた。協調性に欠けるとは思ったが、S氏が急遽同行したいと言い出したので、S夫人に登山口まで車で送ってもらい、二人で登ることになった(S氏は昨年、富士登山に同行している)。宿泊する大室高原からは登山口まで車で20分かかった。一昨年に続き2度目の天城登山である。


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万三郎山頂にて(21KB)

13:55 登山口(標高1,040m)。天城高原ゴルフ場そばの登山道入り口をスタート。帰りは天城高原ゴルフ場から伊東へ行くバスに乗ろうという計画で、山頂目指し急いで出発した。400mほど下ったところで支線との分岐点に出る。天城縦走路の本線で万二郎岳経由で、万三郎岳へ達するつもりで、本線を辿る。水が全くない沢はびっしり苔生していて鮮やかですらあった。
14:55 万二郎岳(1,300m)。つるつるの木肌を露出した「ヒメシャラ」が目立つ林の中をひたすら登り、最初のポイントに到着。山中は鳥の囀(さえず)りや虫の声も聞こえず、妙に静かであった。目立つ花も咲いておらず、ちょっと寂しい。万二郎岳から少し下った地点に、万三郎岳を望める岩がある。気温26度。
15:35 石楠立(はなだて)。万二郎岳からの尾根伝いを2、3度アップ・ダウンを繰り返して、アセビ(”馬酔木”と書くらしい)の長いトンネルを通って、万三郎岳へのとっかかりのこの場所で一服。丁度、万三郎岳から下って来られた中年の御夫婦と遭遇。残りのコースはどんなものかと尋ねると、「だらだら進んだら、後は一気に急になる」ということであった。彼らとは後で下山中に登山口の手前で再び会うことになる。”アセビのトンネル”は道の両側に続くアセビの低木が丁度、トンネルを形作り、味わいのある雰囲気を出している。残念ながら石楠花(シャクナゲ)はシーズンをとっくに過ぎて当然、花を付けてはいなかった。
16:00 万三郎岳(1,406m)。山頂は木々に覆われて展望は余り良くない。木々の間からは富士山も望めるらしいが、富士山方面は霞んでいて、全く姿は見られず。小休憩の後、すぐに下山開始。1時間で下れば、バスに間に合うという計算だ。戻りのコースは本線ではなく、支線を選択。本線を戻っては、アップ・ダウンで時間を食いそうなので、効率を考慮して支線へ。
17:30 登山口に到着。ほぼ駆け足の状態で、ほとんど下りが続くコースを、わき目も振らず、ひたすら歩く。しかし残念ながらバスの時間(17:15)には間に合わなかった。sれでもまだ辺りは明るく、快晴の空が広がっていた
。 
<参考地図>
・どこでもアウトドア 「日本百名山を登る(上巻)」(昭文社)
<お礼>
 結局、帰りはS夫人に登山口まで車で迎えに来ていただいた。
 S氏ともども感謝しております。とんだ手数をお掛けしました。
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