冒頭は俊介と奈々子さんが週末の予定をめぐって喧嘩です
奈々子「ごめんなさい 私帰ります 今夜の中華粥はご辞退させていただきます」
俊介「なにいってのよ
アメリカ産の野生の雌鶏 ゲイム・ヘン
ねえ 取り寄してゆうべから解凍してるんだから」
その後和子から電話がかかってきたスキに
奈々子
「さよなら〜」
和子「この週末伺うわ 先週日本に帰ってきたの また例によって美味しい物でも食べさせて」
のっけから散々の俊介でしたがこの後も災難は続く
さて週末
招かれざる客である三四郎がソファーでお酒を飲んでいる。
俊介「急に押しかけて来やがって、今夜のメインディッシュはね中華粥なんだよ ね
男同士でね おまえ食うようなメニューじゃねぇだろ」
さらに三四郎を横目に和子が言う
「こういう危うげな料理って
男と女の二人きりでするもんじゃないの」
「俺が招いたわけじゃないよ
いすわったんだ あいつが 勝手に」
三四郎はとぼけて食材を弄りまわしている。
今回はこの三四郎がとことんお邪魔虫ぶりを発揮します。
話はバルセロナのサグラダ・ファミリアで働く日本人
今田勲の事になる。
和子はスペインで一週間、今田氏の仕事場を見てきたのだった。
ずいぶんと今田勲に陶酔しているようですがちょっと様子がおかしい
「彼の目の力にはさぁ なんか 自分の信ずる美意識への決意のようなものを感じたわ」
いっきにまくし立てる和子
「ああいう目したことある 俊介?」
「ああ あるわけないか あなたはお金にも不自由していないし
料理だの女だの人生を適当に楽しくすごすやり方だし」 <そうだそうだ!
俊介「それじゃ まるで
俺にカラミに来たみたいじゃない」
この間三四郎は完璧に無視されている。
実は和子はバルセロナの今田勲に一目ぼれしてきたのだがみごとに失恋
それで俊介にカラんでいるという訳だった。
「あーんもう 私なんか最低 俊介
私 死んでしまいたい」泣き出す和子
俊介「そろそろ お粥が出来たから一緒にふうふうして食べよう」
しかしこの後も俊介の災難はまだ続くのであった
俊介がお粥の準備のしている間に和子が三四郎を強引に追っ払ってしまう。
名残惜しそうに出ていく三四郎 ここでリタイアかぁ
俊介と和子 二人で中華粥のディナーとなりますが
和子は怖い顔をしてとことんカラんで来ます
そういえば昔 薬師丸博子主演の「里見八犬伝」という映画で夏木マリさんは
厳ついコスチュームで
悪役の妖怪を演じていました。
今回のメイクといい衣装も黒づくめのドレスといいなんか思い出すなぁ
「あなたがたった一度でいいから今田勲のように誰かにメロメロになってくれれば
私はあなたの姉としてふっ切って自分の気持ちを割り切ったかも知れない」
「えー」困惑気味の俊介
「想像したの あなたが今田勲のような目をもって私にむかって
全情熱をむけて私を口説いてくれるっていう姿」
「なにいってだよ いつも口説いてきたじゃないか
ふられているのは僕の方だよ。
一度でもキミ 僕のデザートになった事あるか?」
「それはあなたのセリフのニュアンスの問題よ」
「今田ショックが相当効いているね
お粥食べなよ」
「ねぇ 俊介お芝居して デザートはきみだよってそのセリフにニュアンスをこめて 今夜こそ」
意を決して俊介「今夜のデザートは・・・」
「めずらしい酒だ 駅前の酒屋でめっけたぞ ・・・」三四郎が乱入してくる
「アーんもう最低」
この後朝まで三人で酒盛りが続いたのでした。
大人になってこういう素敵な酒盛が出来れば良いですよね
翌朝、俊介が和子に作るカクテルがレッドアイ
冷えたビールにトマトジュースとタバスコを混ぜる 迎え酒ってやつですね
「おめめ 真っ赤の二日酔いの時 飲むお酒」だそうです。
和子さんに言わせるとたとえいくつになっても「デザートは君だよ」
の口説き文句を欠かさないのが二人の礼儀だそうですが
結局デザートにならない訳ですから、なんとも大変な関係ですね。
「あなたがバイクに乗っている時の目つきって恐ろしく男の目つきよ
あれは今田勲にも出来ない目つきだわ」
和子のこのセリフは岩城氏のプライベートから脚色したものでしょう。
いつのまにか起きている三四郎
「素敵な人だぁ 和子さん」
「あれ おまえ あれ・・・」
今後展開を予感させます。
ラストは忌野 清志郎と23'Sのライブです