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第7話 雨降りかけて地固まるの巻
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「デザートは何かって もちろん君だよ」
今回のデザート 毬谷 友子
<ストーリー>
なんと奈々子さんに男の影が
嫉妬した俊介はイタリアンのフルコースを奈々子さんに振舞う
いつもとは雰囲気を異にする一偏です
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[今回のメニュー]
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[イタリアンフルコース]
白アスパラ&スクランブルエッグ
カルパッチオ
バジリコのパスタ
小牛のレバーソテー
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[英国式朝食]
豚の腎臓とたまねぎのソティー
ラズベリーの生クリーム添え
薄くカリカリのトースト
濃いミルクティ
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原作の同名エピソードがベースになっています。
珍しく俊介の嫉妬や仕事の悩みに奈々子さんが恋人らしく描かれています。
男と女の恋の食卓に時としてジェラシーは格別のスパイスとなる
今夜の料理はイタリアン。
かすかに揺れ動きながらそれでも微妙なバランスを
保っている恋人どうしに似合いのメニュー
今夜は俊介と私にとって微妙に揺れ動く夜になりそうです。
オープニングのナレーションといい
なにやらいつものライト感覚なドラマとは
明らかに違う危なげな雰囲気で始まります。
MOKE
で夜の街を走る俊介
今夜の打ち合わせがキャンセルになったので直帰すると携帯電話で会社に連絡する俊介
なんと1993年のこの時代に携帯を持っているとはさすが俊介さんお金持ちですね。
というわけでセラピー研究所の前で奈々子さんを待つ事にする
このセラピー研究所がなんかバイオハザード1の舞台になった洋館みたいな
暗い雰囲気の建物です。私はこんなところでセラピー受けたくないですね(^^;)
奈々子さんとクライアントの二人が中から出てきます。
"トールダークハンサム"俊介がそう呼んでいるクライアントを演じているのは
人気俳優の椎名桔平さんです。
この秋の連続ドラマ「恋愛詐欺師」に主演しています。
そうかこの男は心にトラウマがあるから次から次へと女性を騙しているのだなぁ
原作ではこのトールダークハンサムが後の二人の運命を左右する事になるのですが
ドラマではこれ以後出てきません。
奈々子さんはメガネを掛けていない素敵な笑顔を
このトールダークハンサムに振りまいている。
奈々子さん乾いてるな、騙されてはいけない。
当然俊介は気に入らない。
突然近寄って話しかける俊介
俊介「キャンドルライトでイタリアンなんてのはどう?」
驚く奈々子
俊介「明日からね出張なんだ、少し長いんだ2週間以上かな」
奈々子「先約でも?」
「というわけではないけど」
困った顔の奈々子さん困っている顔が可愛いです。
私ならもっと困らせてやりたくなります。おおいけないけない(^^;)
俊介「恋人と別れの食事をするより大事な事かい?」
おそらくドラマ中俊介が嫉妬している唯一のシーンですね。
そういうおまえはいつも何をやっているんだよ
「それじゃ僕はこれで」去って行くキッペイさん
奈々子「そう じゃ来週ね 続ける事が大事なの、続けなきゃだめよ」
舞台は俊介のホームベースに移る
一心にイタリヤ料理を作る俊介
白アスパラ&スクランブルエッグ
牛の腿肉のカルパッチオ
嫉妬した時こういう行動に出る男はそうそういないでしょうね。
原作ではイタリアンレストランに出かける事になるのですが
俊介のホームベースでイタリアンと作る方が絵になっています。
この後の二人の会話も危ない雰囲気を含みながら
上品さを失わないところがこのドラマの良い所です。
俊介「最後の言葉はセラピストとしての冷静さに欠けていたんじゃないの」
「続けなきゃ逢えない 逢えなきゃ寂しい 君そういう顔していたよ」
奈々子「かもね」
俊介「認めんなよ」
奈々子「ついでにあなたもキャンドルライトで恋人風吹かせすぎたって認めなさい」
俊介「でもねそれはね君があらのこの人何の用?って顔していたからだよ」
奈々子「それは認めない」
「それにメガネを取った顔を彼にふんだんに見せた」
奈々子「アラブ人の女の人みたいに夫に忠義立てて顔を隠す理由が無いもの」
俊介「でも今は僕に顔を隠しているようなもんだ」
メガネを取って
奈々子「あなたを良く見るためよおバカさん」
キャンドルライトでイタリアンを食べる
奈々子「とびっきりのイタリアン何んのため?」
奈々子「出張なんてウソ ニ週間のお別れも口からでまかせのくせに」
「見透かされたかさすがセラピスト」
奈々子「セラピストだからわかるんじゃないの 愛しているからなの」
いつになく恋人らしい二人ですね。
奈々子さんはトールダークハンサムの事は患者として愛していて
セラピーには必要な事だと言います。
俊介と奈々子の出会いの回想シーンです
もちろんドラマオリジナルのシーンです。
場所は雨上がりの大分県 SPA直入サーキット
毬谷さんもサーキットに来ているので、
ロケなのか岩城氏のプライベートなのかわからないシーンです。
チーム監督なのにライダーで出て行く岩城氏
惜しくも成績は四位
イタリアンコースはさらにつづく
バジリコのパスタ
小牛のレバーソティー
奈々子「今夜は無口なのね」
俊介「満たされて充実しているからさ」
奈々子「違うって顔にかいてある」
俊介「女性に愚痴を言わない主義だ」
「君はセラピストだ一日中愚痴聞いて飽き飽きしているだろう」
奈々子「それが仕事なのよ お金貰って聞くのが だから飽き飽きなんでしない」
俊介「じゃお金払おうかなァきみが退屈しないために」
奈々子「あなたにはプロとして接せない 愛してるから」
嫉妬や仕事の悩みを抱えながらお洒落に進む二人の会話は必見です。
俊介は悩みを打ち明ける。
俊介「見えてこないんだ方法論が スペインのガウディの建築、
サグラダファミリア」
建設スタッフの今田勲を支援したいが出版プロジェクトの企画が進展しない
自分の力の無力感だけがつのっているというのです。
ドラマでは軽く触れているだけですが、俊介とサグラダファミリアの関係は
原作に詳しく書かれています。
「気ばっかりあせって何も進展しない」
奈々子「あなたが焦ろうと焦るまいとバルセロナで今田勲はコツコツと石を
彫りつづけているわ。そしてそれが一番重要な事なの
だれかが着実にコツコツと進めて行く事があたしはそう思うけど」
奈々子「世の中に良い事があるとして、その良い事を大勢の人が本気で望んだら」
その本気のエネルギーが物事を推進していく不思議な力になるっていう事
あなた本気で信じる?」
俊介「例えば昔
ユリ・ゲラー
がテレビを見ている子供達に
君のスプーンは曲がるって語ったときに日本中のあちこちで
スプーンが曲がったみたいな事だね」
奈々子「うんそうそう」
俊介「じゃあユリ・ゲラー探さなきゃ」
なんとウイットに富んだ会話でしょう
奈々子「あるいはあなたでもいいの」
「男にはやらなけばならない事をやらなければならない時ってのがあるの」
なかなか勉強になる言葉ですね。森さんも誰かにこう言ったのでしょうか?
俊介「君って生意気だけど素敵だよ」
奈々子「私もっと素敵な事知っているの」
「食事が終わったら・・・」
俊介「服来たままで?」
奈々子「もちろん」ろうそくを吹き消します
俊介「女って恐い」
全エピソード中唯一艶かしい会話?と言えるでしょう。
次の朝、
幸せそうな二人です。
生ジュースをつくっている俊介
ここで男がキッチンに立っているのが普通のドラマと違う所です。
この時奈々子さんが寝室から出て来ます。
このシーンで寝室のドアを発見!
他のエピソードではベットルームは使われませんからね・・・・
オーデォセットの右側、セットに向って一番右端のレンガ風の壁に
繋ぎ目のないレンガ風のドアがついているのです。大西俊介の部屋参照
まるで隠し部屋のようです。
俊介の腕時計を覗き込む奈々子
俊介「今日研究所休みだろう」
奈々子「図書館でねぇどうしても調べて起きたい事があるのよ」
俊介「じゃ一日中一緒ここですごすってのはどうだい、僕も休みだし」
奈々子「一日中裸で?」
俊介「きみはきわめて健康的だ それにエッチだ」
奈々子「ありがと」
原作ではこの俊介のセリフは「その上に淫乱だ」になっています
ドラマの雰囲気にあわせてちゃんとアレンジしていますね
俊介「つまり 君は理想の女性だ しゃくだけど」
「結婚しよう」
奈々子「いいわよ」
俊介「いいってほんと?」ちょっと驚いている俊介
奈々子「少なくともあなた以上にね」
完全に見透かしているセラピスト奈々子
奈々子「でも今のままではいけない理由を言って」
俊介「君を愛している」
奈々子「じゃ今のままでいましょう」
俊介「わからないなぁ」
「いいえあなたわかっている」
「あなたが愛しているのは今のあたしなのよ」
「あなたを愛するものあなたのところから歩み去るのも自由な今の私なのよ」
「わかった 気が変わったら言ってくれ、俺はいつでも用意がある」
いったい俊介の方はどこまで本気なのでしょうか
奈々子「実は気が変わったの」
俊介「えっ」
奈々子「ぎょっとしたわね」
奈々子「でもね気が変わったのは今日の予定の事なの
図書館はやめ、今からあなたと朝食を作るの どう?」
パジャマ姿で英国式朝食を作って食べる二人でした。
朝っぱらから内臓料理と敬遠するなかれ
イギリスの食事はまずいというのは素人
イギリス人は朝から美味しいものを食べている
ラストはガウディのサグラダファミリア
そこで石を彫る彫刻家の外尾 悦郎さんの紹介
今田勲のモデルになっている人です。
「石に囲まれているといつの間にか自分が石の中にはいっていって
石と一体になるような気がする」と外尾さんは言っています。
先日見たテレビ番組によると
この原稿を書いている1999年現在まだ外尾さんは
石を彫り続けています。
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