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ドラマを引き立てる小道具

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このドラマを魅力的なものにしているのは、
ゲスト女優ばかりではありません。
ドラマ中で俊介が言っています
「オリーブオイルはただのオイルじゃない 調味料なんだ
例えばトマトにオリーブオイルを掛けるとサラダに変身してしまう」
このドラマにもそんな調味料となるものがたくさん出てきます。
それらのアイテム 小道具 設定を紹介していこうと思います。

 
鈴鹿8時間耐久ロードレース

このドラマにはやたらオートバイレースのシーンが出てきますが
これは原作には無いドラマのオリジナル設定です。
鈴鹿8時間耐久ロードレース略して8耐(ハチタイ)
俊介がライダーとして出場を目指しています
このレースは年一回 7月最後の日曜日に 三重県 鈴鹿サーキットで開催される
世界でも最大規模のオートバイレースです。このレースはF1などのように
シーズン中のポイントランキングを競うのではなく、8時間の一発勝負、
より多く周回数を走ったチームが勝ちである。
ライダーは2人一組で走り参加者は世界でもトップクラスのGPライダーから
プライベートチームまで様々、島田伸介、清水国明 など芸能人チームが多いのも
このレースの特徴で、このドラマに出てくる1993年岩城氏のK'sガレージは
惜しくもリタイヤしたが1998年度はホンダ&チームイワキで2位を獲得している

 
サグラダ・ファミリアとそこで働く日本人

サグラダ・ファミリアはスペインのバルセロナの
かの有名な建築家アントニオ・ガウディの作品で
バルセロナオリンピックの際によく紹介されていました。
1883年に制作が始まり完成まではにあと200年かかるそうです。
その建設現場に今田 勲という一人の日本人が働いています。
原作本では今井田 勲となっています
広告代理店に勤める大西俊介が、仕事の題材としている。
俊介は今井田氏の仕事に共感してなんとか協力してあげたいと考えている。
だからドラマ中に頻繁にサグラダ ファミリアと今井田氏の名前が出てきます。
ドラマではただの遊び人に見える俊介の"仕事"の部分の描写があります。
ドラマ中の今田 勲のモデルになっているのが
外尾 悦郎さんという方です。
第二話の終わりにインタビューのシーンが出てきます。
石職人の外尾さんはあの大きな建物をコツコツと石を彫って作っていくのです。
"キリストの誕生と幼年期"を表す東門(左写真)で楽器を奏でる 6体の天使像が
外尾さんの作品です。彼はインタビューの中で
「200年という数字は今の日本人に数えられる最大の時間かもね」 と笑っていました。
カッコ良いですね
この画像はKaz Home(旅のフォトギャラリー) から転載しています。
 
セルジュ ゲンズブール 1928-1991 (仏)

第三話で海野潮子が「アル中みたいな無精髭の浮浪者」と言うと
俊介はこう訂正する「彼はアル中みたいじゃなくてホントのアル中だでも浮浪者じゃない」
歌手、作曲家、写真家、俳優、映画監督と多才なアーティスト
いつもジタンのタバコを咥えている。
かの有名な女優B・バルドーの恋人でもあった。
「LOVE ON THE BEAT」は世界的ヒット。ただかなり危ない感性の持ち主だったようである
本人が言うには「俺のケツがパスタで飾られているといっていいほど運が強かった」そうです。
 
フライフィッシング

フライフィッシングは糸がテーパーラインといって先にいくほど
細くなっています。これをムチの要領でうまくキャスティングして
糸の先端のフライ=毛針を遠くに飛ばします。
ルアーのように先端に錘がついていないので結構むずかしいです。
フライフィッシングは釣りをスポーツとして楽しむ為キャッチ&リリース
つまり釣った後、魚をそっと逃がしてやるのが基本です。
そのため、はずしやすいように、針のかえしがほとんどありません。
魚を食べるのが嫌いな人にも楽しめるわけです。また生きた餌を使わない事から
最近は若い女性にも人気が出てきています

第四話のエンディングで岩城さんが釣りの達人 野崎茂則さんに
キャスティングのレッスンを受けています。
野崎氏は大西俊介の釣りの師匠という設定で原作本にも実名で登場しています。
本当はかつて原作者の森さんがレッスンを受けたのだろうか。

実は私もよく釣りをします。源流の岩魚、ヤマメを狙ってキャスティングします。
ただ流行のフライではなく餌釣りです。女性に嫌われるあのブヨブヨした生餌を
針に付けるやつです(^_^)。もちろん釣った魚はキャッチ&イートです。

 
MOKE

原作本では俊介の愛車はポルシェのスピードスターになっていますが
ドラマでは英国車のMiniに良く似たMOKEという車になっています。
というのもこれは岩城氏が実際に所有する車だからです。
「これは彼が自分の手で改造に改造を重ねたミニモーク
彼が今一番気に入っている車がこれ」
とナレーションにあるように、
岩城氏はこの車を相当改造しているらしく、ドラマ中にもこの車を整備している
シーンがしばしば出てきます。オリジナルの仕様では写真のようにルーフは
幌のみなのですが、岩城氏のMOKEはキャビンがクロースドボディで
なんと4ドア+リアガラスハッチ仕様です。

一見チャチに見えるこの車はもともとイギリスで軍用として
開発されたのものでかなり頑丈に出来ていて第十話では
ゲストの池上 季実子が左FRフェンダー、岩城氏が右FRフェンダーに腰掛けている
シーンが出てきます。まるでMOKEのCMをやっているようなシーンです。
さらに第十話の冒頭のシーンでは
「ドア壊れちゃって雨漏りすんのよ だからスライドドアに変えているの」
と言っています。 まだまだ弄り足りないようですね。

 
ブライトリング オールドナビタイマー
 岩城氏が劇中はめている腕時計です
ブライトリングのオールドナビタイマー
初代モデルが登場したのは1952年。ただし岩城氏が使っているのは 1985年復刻した新しいモデルです。自動巻きゼンマイの機械式で べセル部分が回転式の計算尺になっているのが特徴です。

 ブライトリングは飛行機のパイロットためのクロノグラフ(注)を
専門に作っているメーカーで時計マニアにも人気のあるブランドです。 ちなみに岩城氏は自家用飛行機まで所有していて操縦の腕もなかなかのようです。
まったくこの人にはかないません(^^;)
そのこだわりゆえブライトリングを愛用しているのかもしれません。
ほかにも何種類か時計を使っているようですが、すべてクロノグラフなので どうやら岩城氏はクロノグラフがお気に入りなようです。
ところで岩城氏は左利きと言うわけではないのですが、腕時計を右手につけています。
四輪のレースをやっている人はシフト操作のため腕時計は右手にするのではないか という説もあるのですが、本当の所は本人に聞いてみないとわかりませんね
 ちなみに田舎で小さな時計店をやっています。 時計の修理もやっていますよ

(注)クロノグラフとは時間計測機能がついた時計で
メインの文字板の中にいくつかの小文字板がついているタイプです。
 
レザーマンツール LEATHERMAN TOOL
収納状態
プライヤー&ツールオープン状態
マルチツールというとビクトリノックスのアーミーナイフに代表されるものがありますが、
このレザーマンツールはプライヤーを中心としたタイプでなかなか使えるマルチツールである。

1975年にアメリカ人のティム・レーザーがヨーロッパ旅行の際にプライヤーが無くて
困った経験をもとに開発し1983年に初期モデル "ミスタークランチ"を作る。
発売以来世界で300万本以上を売っています。
最近はプライヤー部分がハサミになっているmicraというタイプも人気である。

写真は私が使っているレザーマンツール TSS100A SURVIVAL TOOL

 
マグライトMAG-LITE
アメリカ ロサンゼルスにあるマグ社の製品
抜群の耐久性をほこりアメリカでは軍や警察に広く使われている。
特に大型タイプは警棒代わりに使ったりする。
クリプトン球使用で照度も抜群、レンズ部を回転する事で光軸を絞ったり広げたり出来る。
とにかく頑丈で細かいところまで良く出来ている。いざという時に確実に役に立つ。
ドラマで俊介が使っているのはおそらく単二電池六本使用の大型タイプで、
鍋を照らすのに使っています。
写真は私の使っている単三電池二本のタイプのミニマグライトAAで
キャンプではこれを専用ヘッドバンドと合わせてヘッドライト変わりに使っています。
 
AM GENERAL HUMMER
「デザートはあなた」に登場する最大のアイテム
エンジンはディーゼルでV型8気筒 6.5リッター、全幅はなんと2.2m!
High Mobility Multi purpose Wheeled Vehicleを略して
HMMWV、ハマーとかハンマーなどの愛称で呼ばれる。
1982年にJEEPの後継モデルとして開発されたアメリカ軍正式車両である。
なんと走行中にタイヤ空気圧を調整可能、またパンクしても時速50Kmで走行可能
あらゆる地形を走る事を出来るように設計されたまさに究極の4WD車である。
軍事車両でありながらオートマ、ダブルウッシュボーンサスなど装備し
乗り心地にも配慮されている。
アメリカ映画で軍や警察が出てくるシーンにはよく登場しています。
1993年ドラマ放送時には日本では岩城氏のみが所有していたという代物
 
ハーレーダビットソンHarley-Davidson
20世紀のアメリカの文化となっているオートバイメーカー、ハーレーダビットソンは
1903年にビル・ハーレーとアーサー&ウォルター・ダビッドソン兄弟により
ミルウォーキーで設立された。
DOHCマルチエンジンが主流になっている現在でもOHV、Vツインエンジンにこだわり続ける。
Vツインエンジンの奏でるサウンドはなかなか心地良い物があるが、ハーレーオーナーには
しばしばマフラーを弄って爆音にしてしまう輩がいる困ったものである。
日本でもその高い質感に魅了されている人は多い。
ハーレーにはいくつかのラインナップが存在するが、岩城氏がこのドラマで乗っているのは
ビデオを画像から推測するに、おそらくFL系ヘリテイジソフテイル シリーズの
ファットボーイ(上写真はその1999年モデル)のカスタムであろうと思われる。<ちょっと自信無い(^^;)
ただしハーレーをノーマルのまま乗っている人は皆無で、岩城氏もかなり弄っている
ようなので詳しい情報を持ってい方がおられました是非ご一報を
 
横井庄一 1914−1997
元日本軍軍曹の横井さんは太平洋戦争が終結したのも知らず
アメリカ軍の捕虜になるのを恐れなんと28年間もグアムの
サイパン島のジャングルで一人で暮らしていた。
冗談のような本当の話。まさに究極のアウトドア野郎である。
帰国の際の「恥ずかしながら帰ってまいりました」 という言葉は有名
同じような事例で1974年フィリピンのルバング島で発見された
小野田寛郎元日本陸軍少尉の事例がある。
小野田さんはまだお元気でなんと
アウトドア教室のホームページまで作っています。