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第6話 伊豆の潮風

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「デザートは何かって もちろん君だよ」

今回のデザート かたせ梨乃
<ストーリー>
俊介は仕事の依頼のために女流作家 廻 耀子のいる
伊豆の別荘を訪ねる。
自慢の料理の腕を生かして説得するはずだったが・・・
[今回のメニュー] 中華とイタリアンのコース
鹿肉のシチュー
八宝菜風野菜炒め
中華五目飯
ニンニクと唐辛子のスパゲッティ
トマトのピリ辛スープ
レタスにアンチョビ風味イタリアンドレッシング
幻の?中華のコース
さらにスパゲッティの方は大変な事に・・・
出版社のお仕事は大変シリーズ初の出張サービス編!
本エピソードは原作本で廻 耀子が登場している「ヨロン島の熱い風」と 「人魂狂想曲」
二編をもとにドラマ化しています。
原作本の舞台はヨロン島ですが、ドラマは撮影上の都合で冬の伊豆に変更になっています。
出来る事ならヨロン島の森さんのお宅を使って欲しかったところですね。
(ドラマが放送されたのは1993年で森さんが亡くなってまもなくのころでした)
今回登場する女流作家 廻耀子のモデルはまぎれもなく森瑤子自身である。
かたせ梨乃さんが演じていますが貫禄十分で生前の森さんにどことなく
面影が似ているのではなどと思ってしまいます。

冒頭は俊介の愛車MOKEが伊豆の道を走るシーンに奈々子さんのナレーション
女流作家 廻 耀子と俊介は二年前に イギリスのマン島TTレースの取材の際に
一緒に旅をしたなかです。

多忙な彼女に新作を書くように説得するのが今回の俊介の使命である。
彼女の伊豆の別荘に押しかけ自慢の料理で口説き落とそうというわけである。
もちろん俊介にはあわよくばデザートにという下心があったのですが

「あなたもずうずうしいわね OKもしてないのにおしかけてくるなんて
私を口説き落とす自身があるの?」と登場一番いきなりキツイお言葉ながら、
いきなり顔を寄せてキスをしてくる油断ならない相手です。
でもこれって今でいうところのセクハラじゃないですか。
俊介が大型トランクを二つ運び込むのを見て「あなた何カ月居候するつもりなの?」
トランクの一つは乾燥したハスの葉が占領していた。
もう一つのトランクには中華とイタリアンの食材が満載されていた。
「このハスの葉 何に使うの?」
「それは後のお楽しみ」
ここで説明しておけばよかったのだが・・・・

さっそくキッチンにはいり料理の下ごしらえを始める俊介
先ほどの乾燥したハスの葉は中華風五目飯をハスの葉で包んで蒸すため
に用意したものだった。これを水につけて戻すのだが適当な容器が無いので
お風呂場の浴槽に水を張ってハスの葉を浸す
「後は夕方まで待つだけだ」と庭先のデッキチェアで一眠りしてしまう。もう先が読めますね(^_^)
眠っている間に耀子がやって来る。
「子供みたいな顔しちゃって、あなたのためなら小説の一本や二本って気になっちゃいそうよ」
っと寝顔にキスしていく なんか今回はうまくいきそう

しばらくして寒さで目を覚ます俊介、やっぱりロケ時期が良くないよ(^^;)
鹿肉の煮え具合を見ていると「のぼせちゃった お腹ぺこぺこ・・・」と
お風呂上りで艶っぽい耀子がキッチンの入り口に立っている。

「私があなたのために一本書くようにどんなふうに口説いてくれるのかしら 楽しみだわ」
「楽しみなのは 食事の後のデザート・・・お風呂入ったつったよね まさかっ
「ヤバイ!」風呂場に走り出す。ここからはギャグマンガのような展開です
「あーあぁ」くしゃくしゃになったハスの葉を手に嘆く
「俊介ありがとう 私のために薬用湯作ってくれるなんて」
寝室でハスの葉を手に嘆く俊介
「いくらなんでもこれぁ酷すぎるよなぁ」
「だったら 私を食べたら あなたの大好きなハスの香りがするわよ」
「デザートはね 料理の代用にならないの!」
この一言で耀子はお冠に今夜はディナーもデザートも無し

翌日 俊介は朝からジェットスキーを楽しんでいる。<これはMOKEに積めないぞ
Kawasaki製のハンドルが上下に動くタイプのジェットスキーです。
別荘に帰ってくると耀子が座り込んでいた。コワーイ
「ねぇ 私もう お腹空いちゃったぁ」と耀子が助け舟を出した。
ニンニクと唐辛子のスパゲッティ、トマトのピリ辛スープ、
レタスにアンチョビ風味のイタリアンドレッシング
なんてどう?」
「出かける前に下ごしらえしといたのよ」さすが俊介だったが
「そうだ バケツある?」表の海で海水をバケツに汲む俊介
「どうするの そんなもんで」
「スパゲッティをゆでるんだよ」
「絶対塩辛すぎるに決まっている」
「いやイタリア人よく言うんだよ 海水程度の塩水でゆでるべきだって
やるとなったらやらねば気が済まない俊介なのだったが

ちなみに今回のスパゲッティはオリーブオイルでニンニクと鷹の爪を炒めた
だけのシンプルなもの。これならキャンプでも行けそう。

さて実食! 「うっ 塩辛いぃ〜
「何よこれ 海水そのものじゃない」俊介の顔も塩辛い
「人の忠告に耳を貸さないのあなたの悪いくせよ」
「君はね料理つくる人間のココがわかっていないんだよそういう人間に料理作ってやっても無意味だ」
しかし思わず口走ってしまった俊介の顔には後悔の色が
耀子も自分を必死にコントロールしている様子
なんと耀子は辛さに目を剥きながらスパゲッティを食べ始める。
そしてだんだんその眼差しはやさしくなっていく。
セリフのないこのシーンはなかなか見事な演技です。
「ごめんなさい 僕にはとても食べられない」
「いいのよ」
その目には俊介をいたわろうとする大人のやさしさが満ち溢れていました。

姉か母親のような女性をベットに押し倒すわけにいかないではないか
と言う事でその夜もデザート無しの俊介でした。
ちなみに耀子は雑誌の小説を書くことをOKしてくれたそうです。

ラストはトマトのピリ辛スープの作り方と岩城氏のジェットスキーのシーンが出てきます。
撮影時期は冬なので伊豆とはいえかなり寒かったのではないでしょうか
岩城さんはオートバイだけでなくマリンスポーツにも凝っていて
今年はなんとジェットスキーでグアム―サイパン2000kmを横断するという
快挙を成し遂げています。
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