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ワンポイント解説

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各エピソードを解説したり森瑤子さんの本を読んでいるうちに、
いろいろと気がついた事がありますので紹介していこうと思います。

[女流作家 廻耀子]

ヨロン島に別荘があり三人のジャジャ馬娘がいる。
歯に衣着せぬ物言いの気難しい女流作家。
原作中にたびたび登場し俊介にはキツイお言葉を与えている人物です。
当然森さん自身のプロフィールをモデルにしています。
ドラマで演じているのは かたせ梨乃さんですが貫禄のあるところがピッタリです。
森さんは基本的にはモデルが無いと作品が出来ないとおっしゃっていますが
森作品にはたびたび女性作家が登場し名前が"ヨーコ"とう発音である事が多いです。
ちなみに小説「アイランド」にも"廻 陽子"というヨロン島に魅せられた
女性が登場しています。「アイランド」なかなか良い作品でした。
[俳優 岩城滉一との接点]

 第2話のドラマ後のトークで語っているように岩城滉一氏は生前の森瑤子さんに
ヨロンの別荘に招待されています。貪欲に何でも吸収する作家 森瑤子が
遊びの達人岩城滉一氏からなにがしかの材料を吸収したのは想像に難くありません。

ちょっと発見したのですがドラマの第6話の原作になる「ヨロンの熱い風」の冒頭で
廻 耀子と大西俊介の関係を解説しています。
以前彼女がマン島TTレースを舞台にした作品の取材の際に
出版者として俊介が同行したとなっています。
ところが実際に森作品でマン島TTレースを舞台にしている「午後の死」という作品があり、
その主役の名前はオートバイ乗りの岩城 徹 (イワキ テツ)というのだから
話が出来すぎている。
ちなみに「午後の死」は私がはじめて読んだ森作品ですがハードボイルドタッチで
森作品のなかではかなり異色作になるでしょう。
[人魂狂想曲]

 第6話でスパゲッティを海水でゆでるくだりは原作の「人魂狂想曲」からです。
廻 耀子は石原慎太郎氏(この度 東京都知事になりました)のエッセイを読んでいた。
そのエッセイで慎太郎氏は人魂をたくさん捕まえているという。
俊介と耀子は人魂を捕まえるべく網とバケツを持って墓場に出かけるのだが
人魂などぜんぜん出てこない。手ぶらで帰るわけにもいかず空のバケツには
スパゲッティをゆでるために海水を汲んでくる事になるのです。
[オイルサーディン丼]

 森さんの夫 アイバン・ブラッキンとの共著 ラブ・ストーリのなかで
オイルサーディン丼の作り方とその効果的な使い方が紹介されています。
わざと"冷蔵庫を空っぽ"にしておいて、そこからありあわせの物といって
オイルサーディン丼を作って食べさせる。そして来客(もちろん男性)を虜にしてしまう。
ただし次にリクエストされても二度は作らなかったそうです。
 このラブストーリという本はアイバンと森瑤子がそれぞれの視点で交互に
二人の歴史を書いて行くとう面白い構成の本です。お勧めの一冊
[猫女の像]

第18話でもえこさんが俊介の部屋にある
ブロンズの置物が猫女であると言っています。
あまりアップで写る事がなかったので、
詳細形状はわかりませんが
角があってかなりゴツイ体型なので、
当初は悪魔の像かと思っていました。
腰を突き出している様子がなんかエロティックです。
原作では蛙の置物があると書いてあります。
ちなみに俊介の部屋の3Dデーターには
形状が複雑なので反映してません。