|
このところ、ベランダの手すりの同じような位置に鳥のフンが落ちているのです。むむーまたか、と思うのですが、肝心の鳥の姿が見えないので追い払うこともできません。
昨日、ふとベランダを見ていると、鳥がやってきました。カラスよりは小さく、雀よりは大きい。うちのばあちゃんの家のベランダにスイカの残りをもらいに来る鳥に似ています。都会に多い鳥なのかもしれませんが、私は鳥に詳しくないので何という種類だかはわかりません。
こいつか、と思ってじっと見ていると、辺りを警戒しながらうろうろしています。そして素知らぬふりでフンをすると、そのままどこかへ飛び立っていきました。
やはりおまえが犯人か!
名を名乗れ。
今度は絶対追っ払ってやる、と決心し、とりあえず鳥よけ目玉でもベランダに付けておくかと思ったのでした。
映画が好きな人に言っても知らないことが多いのですが、渋谷で私が最も気に入っていたいつも空いてる東急文化会館が6月30日で閉館するのです。一応地下鉄工事が理由にはなっていますが、五島プラネタリウムの閉館も示しているとおり、あまりに古くさい建物を一新し、遠のく人の足を引き留めるには、建て直すしかないというのが実情だったのではないでしょうか。で、渋谷でも最も古い映画館はその歴史にものを言わせて、試写会も、キアヌの舞台挨拶も、もちろんあちこちで予告されている先行ロードショーもモノともせず、日本で一番早い「マトリックス・リローデッド」有料上映に踏み切ったのでした。
というわけで、お世話になった東急文化会館のその男気に敬意を表して、初めてレイトショーなるものに行ってきましたよ。
監督: ウォシャウスキー兄弟
出演: キアヌ・リーブス, ローレンス・フィッシュバーン, キャリー=アン・モスほか
配給:ワーナー・ブラザース映画 2003年/アメリカ映画/2時間18分/カラーザイオンは危機に瀕していた。機械たちがザイオンを壊滅しようと大量の兵器を投入したのだ。そんな中、モーフィアスは「予言者」の言葉を待っていた。「救世主」であるネオと共に「予言者」に従うことで、この戦争は終わりを告げる、そう信じて。
とにかく映像はすごい。多分誰が見てもそう思うのでは。細かいとこはぜーんぜんわかりませんが、自分が映像の中にいるような臨場感は、きっと他にはないマトリックスならではのカメラワークのおかげなのでしょう。最後まで飽きさせないというのは、この私が午前0時近い時間まで寝ずに見られただけでも明らか。なんとなくスターウォーズを思わせるセリフ回しや映像、妙に日本的な小道具がオタク心をくすぐります。
が、私のハートをわしづかみにしたのは、カメラワークでもやたらと長い殺陣シーンでもなく・・・
キー・メーカー!あんただ。
まるでハリウッドの赤絨毯に突如現れたピザ屋のようなキー・メーカー。
浮きまくってるにも関わらず、妙に存在感のあるキー・メーカー。
長い戦闘シーンでは手持ちぶさたなキー・メーカー。
しかし最後までおいしいところをさらっていくキー・メーカー。
この映画は、キー・メーカー無くしては魅力は半減、いや7割減といっても過言ではない!
そしてマトリックス・リローデッドの心とは・・・
もう勘弁してくれよ!スミス!
お願い、誰か早く見て。
ちなみに21時半の回はそこそこ客は入っていましたが、混んではいませんでした。がんばれ、東急文化会館。
ノンノベルが出てました。鯨統一郎『とんち探偵一休さん謎解き道中』、菅浩江『歌の翼に』が刊行。
昨日はRE-QUINさんこと小路幸也さんデビューおめでとうパーティ。5年前に初めて私がオフ会なるものに行った神田のお店でした。いままで集英社の小説すばる新人賞で何度も最終選考に残っていながら、結局賞が取れなかった理由、そしてなぜメフィスト賞? 書くのはどこで? そして次作話など、いろいろと伺いましたよ。
にしむらさんは今回幹事だからと、素面じゃないけど管理人Dに変身しないギリギリの線を保ち続けるのに苦労し、むっちゃんのおめでとう話、むっちゃんがふみあきくんに誰かを紹介する話、ねえさんの引っ越し話、たきどりさんの全国ツアー話などなど、なんだかんだ言って結構会ってなかったもので、近況報告にも花が咲きました。
次は是非直木賞連絡待ち、あるいは山本周五郎賞連絡待ちパーティをするのだと、私は堅く思っておりますので、これからのご活躍、期待しております>小路さま
そして帰りはふみあきくんと「マトリックス・リローデッド」の「ここが変だよ、マトリックス」話で盛り上がったのでした。
熱しやすく冷めやすいB型なので、マイブームはコロコロ変わるのですが、このところ結構お気に入りなのがタマノイ酢の「はちみつ黒酢ダイエット」。別にダイエットがしたいわけじゃなかったのですが、昔結構好きだった「リンゴ酢」を思い出し、買って飲んでみたらなかなかよかったのです。しかし、最初にそれを買おうとすると、相方が大反対しました。
「それまずいよ。」
さすがコンビニドリンクに異常に詳しい相方、すでに飲んでいた。しかし試さないと気がすまない私に、1回分の紙パック(125ml)を先に飲めと言ったのでした。飲んでみて、私の意見は「やっぱりいけるよ、これ。昔飲んだリンゴ酢そっくり」。しかし相方もリンゴ酢は飲んでいたと言います。昭和60年代、体に良いと言われて、リンゴ酢が流行ったことがあったので、きっと同じ時期に飲んでいたのでしょう。ただ相方はそれとは違うと言い張る。「リンゴ酢」は飲めるが、「黒酢ダイエット」は飲めないと。
結局900mlをのペットボトルを買って飲んだのは私だけ。しかしこれって本当にダイエットできるの?どういう効果でダイエットできるのかしらん。
そして、リンゴ酢と黒酢ダイエット、どっちも同じ味じゃないですか?
何故か縁あって、e-NOVELSのe-ROTICA特集に評なんかを載せております片桐です。第3弾の今回はなんと京極夏彦。評(っていうほどのものではないのですが)にも書いたのですが、京極さんに官能小説ってどうですか?なんだか意外な取り合わせ。『百鬼夜行 第拾弐夜/大首』が読めます。第1回津原泰水、第2回山田正紀とは趣の異なる作品でした。そしてファイルサイズもやはり京極サイズだったのでした。
ちなみにこのe-ROTICA特集、今後は桐野夏生、北野勇作、我孫子武丸、皆川博子、貫井徳郎とこれまた豪華なラインナップがそろってるそうなので(この中で「官能小説」という言葉が無理無く出てきそうなのが、女性陣2人だけというのが面白い)、お楽しみに。
全然関係ないんですけど、なんでeNOVELSってGoogleを検索してもeNOVELSが頭に出てこないのでしょう。e-Novelsでようやくトップに「e-NOVELSへの道」のページが頭に出てくるのですが、すごく不思議。
東野圭吾『おれは非情勤』
集英社文庫が出てました。東野圭吾『おれは非情勤』は書き下ろしではなく、「5年の学習」という学習研究社の雑誌?に載っていた小説だそう。たしかにそれは幻の小説ですね。掲載誌を見てもわかるとおり、どちらかというとジュブナイルっぽいかも。これから読みます。あと恩田陸『ネバーランド』が文庫化。
いやー昨日の雨はすごかった。何がすごいって、傘もさしてるし、ゆっくり歩いてるのに、靴の中までプールの中を歩いたみたいになっちまうくらい。そして雨が上がり始めると、その靴から水がしみ出すくらい。雨で前が見えなくなるって、これは話に聞く(実際見たことはない)熱帯雨林のスコールってやつですか?郵便局に飛び込んだら、「傘は傘立てにお願いいたします」と嫌な顔をされてしまいましたよ。
今日は11日ぶりの晴れの天気だそう。なんだか梅雨明けの気分。
そうそう、天気と言えば、今日で気象衛星ひまわりが引退なんですって。最近天気予報がいまいち中らないのは、ひまわりがもう耄碌してたからですか?<多分違う。
古処誠二『分岐点』がようやく出てました。石田衣良『4teen』も刊行。 カッパノベルスから黒田研二『阿弥陀ヶ滝の雪密室』も出てました。
最寄り駅近くで電車に乗ると、前に立っている人がなにやら熱心に携帯画面を覗き込んでいます。よく見ると、どっかでみたことのある画面。地図が出ていて、島津だの武田だのという名前が次々と下に現れています。
これって・・・信長の野望?
案の定信長のターンになって、携帯の持ち主は、熱心にコマンドを打ち込んでいました。
携帯でも信長の野望ができるのか、とものすごく感心したのですが、よく考えたら、私の最初のパソコン(NEC PC-8801)でも動いたわけですし、パラメーターだけのゲームで、変に画像が動く他のゲームよりもよっぽど簡単に作れるのかもしれません。
調べてみると信長の野望 全国版(携帯版)はスタンドアロンだけじゃなくてネットワーク対戦もできるのだそう。私が知らないうちに、携帯ゲームってものすごく進化してたのね。テトリス系落ちモノゲームだけかと思ってたよ。
「こんなの誰が使うの」、と思ってたけど、最近そういう分野のほうが伸びてる気がしますね。世の中よくわからない。
昨日たまたまテレビをつけると巨人戦がやってました。最近私がつけると逆転されて負ける巨人。そんな巨人の投手は、今日は知らない子です。いや、誰が登板してても多分よく知らないのですが、この子は本当に知りません。新人さんだそうです。しばらく点けっぱなしにしていると、その子が1980年生まれだということが判明しました。がびーん、巨人の投手まで80年代生まれだよ。ショックが隠しきれない片桐です。
そんな片桐は、先日某掲示板でRE-QUINさんのことを「おじさま」呼ばわりして、RE-QUINさんに大ダメージを与えていました。私は褒めたつもりだったのになー。おじさまはだめですか?>世の中の40代の皆様
そう言えば、CMで子供に「おばちゃん、それ取って」って言われてむっとするやつありましたよね。うちの祖母は「70歳は老女じゃないわよ、失礼しちゃうわね」、とニュースに向かって言ってますし。
人間はいつになったらぼっちゃん・じょうちゃんからおにいさん・おねえさんになり、さらにおじさん・おばさん、おじいさん・おばあさんになるのでしょう。難しいところです。
昨日の夜、Ozmallのメルマガで飛べる「ワンクリックde週末占い」にこんなことが書かれていました。
この週末は「金運たなボタ度90%」です。今週末はくじ運が良いようです。財布の中身に余裕があるなら、ギャンブルなどに手を出すと、おこずかいを稼げそう。腕に自信がなければ、宝くじを買っておくのもいい!
ほー。おこづかいを稼げそうならやってやろうじゃないのと思って気合い十分。そしたらなんと中山金杯以来のメインレース大当たり。すごいぞOzmall。今まで適当にしか見てなかったけど、金運だけは信用しよう。
当然払い戻し金で宝くじを買いました。残りは相方と食べてしまいました。悪銭身に付かず。
先日最近地震が多くない?という話を書いたばかりですが、なんと関東ではなく東北で強い地震。そう言われてみると、このところ東北でも地震がちょこちょこ起きてたような。
ちょうど私は電車に乗っていて気づかなかったのですが、関東でもかなり揺れたようで。帰ってきてテレビを点けてびっくり。「東北地方で震度6弱」というニュースに、松井もイラクもSARS(は少しやってたけど)も吹っ飛んでました。あらまー大変だ。と思ったものの、遠くの地域の地震に他人事の気分でニュースを見ていました・・・が。
あ!うちの父親、いま仙台にいるんだったよ!
うっかりです。メールでやりとりしたりしてるせいで、なんとなくどこにいるかなんて気にしてなかったんですよね。携帯見ると、案の定母親から電話が入っています。彼女は昨日千葉の家に帰ってきていたので、こっちにいることは知ってたのですが・・・。
慌てて母に電話をすると、「パパにも電話したけど繋がらない」とのこと。多分同じような電話が大量にかかって、電話が繋がりにくくなっているのでしょう。相方にメールを入れると、「回線が輻輳してて繋がらないのよ、とりあえず落ち着け」との返答。そ、そうか。こういうときは電話をかけちゃいけないんだ、ととりあえず待ってたのですが・・・。
メールをしたらあっさり返ってきました。揺れの割に被害は少なかった模様。とりあえず一安心。災害ダイヤルのニュースもやってましたが、一体どのくらいの人が知ってるのか。災害は忘れたころにやってくるもの。非常食とか、防災グッズはもちろん、家族との連絡の取り方とか、いざというときの集合場所を話し合っておくとか、日頃からの備えは大事ですね。といつも思うのに、しばらくすると忘れてしまうんですよね。
昨日「クローズアップ現代」を見てました。昨日のテーマはデフレの中で、価格競争だけの販売戦略をいかに抜け出すかというものでしたが、このところ最も販売価格が下落しているのが、生活用品なんだそうです。シャンプーを主力商品にするメーカーKが、家庭で自社製品がどのような使われ方をされているかのリサーチをしている、というシーンがでてきました。訪問したのは一戸建ての立派なお家なのですが、そこでのシャンプーの使われ方は、お父さんだけが安いKの製品を使い、娘とお母さんは別のシャンプーを使っているというもの。
うぉーそれってうちの実家と同じ。
そう言えば先日、「子供用ブランド」なるものが流行っていて、Tシャツが1万円以上といった、私たちが買うような洋服と同じ価格帯で人気を獲ている商品があるというニュースをやってました。そこでも犠牲になるのはお父様。インタビューを受けたお母さんは、「お父さんはユニクロの安い服で、小学生の娘は高いブランドもの」と言ってました。
シャンプーと洋服はまたちょっと違いますが、それにしても「お金が足りないときは、まずお父さんが我慢」というのはどの家庭も一緒なのでしょうか。いや、「足りない」ならまだしも、「お父さんのは安いので十分」なのか?
っていうか、あなたたち自分で稼いでるんじゃないのですか?自分で使い方決めたら?>世の中のおとうさん。
そもそも家計の管理はすべて妻任せ、家庭の買い物もすべて妻任せ。なんでも任せきりのツケが今頃回ってきてるお父さんたち。
お気の毒なのか、それとも自業自得なのか。
ガンバレ、おやじ。