01年2月前半号
2001年2月
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01年2月1日 (木)

エキスポ

万博って今もあちこちでやってますけど、あれって何か規則性があるのでしょうか?なんていう話を昨日のお昼にしていたのです。万博っていうと私はやはり筑波万博を思い出すのですが、花博とか、横浜博とかありましたよねぇ。そういえばお台場では都市博っていうのが予定されてたような。誰かご存じの方がいたら、教えてください。

それで、あちこちの博覧会関係ページを見てたのですが、マスコットってどの博覧会もいるのでしょうか。名古屋のデザイン博のデポちゃんを見て、何がディフォルメされたものだかわかりませんでした。同期A曰く「ツチノコ」。本当なのか?そういえば、某県立図書館に実習に行ったときは、ちょうど国体の開催が決まっていたものですから「かなべえ」っていうマスコット(カモメ)があちこちにはられておりました。

そこでです。ふと思い出したのが筑波万博マスコット。私は懸命に同期Aと後輩Bにその形状を説明しようとしました。「球体が土星みたいで、頭にこんな触覚つけてるの・・・いや、バレーボールのキャラクター(バボちゃん)に土星のわっかがついているやつ」

後輩Bはなんとなく思い出したようですが、「何でしたっけね〜」と言ってます。しかたなくページを検索すると。。。。あった!その名も、

コスモ星丸

さすが85年。すばらしいネーミングセンス。

[椰子の実の立ち読み]:20世紀死語辞典

20世紀死語辞典 / 20世紀死語辞典編集委員会
太陽出版, 2000.12

なつかしのネタで盛り上がるためのお遊び本。「アウト・オブ・眼中」とか、「あみだババア」とか、「BB弾」とか、とりあえず笑える部分の違いで、歳がばれます(笑)。歩く芸能辞典のうちの妹なら、おそらくどの単語でも笑えるでしょうけど。

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01年2月2日 (金)

ビギナーズ・ラック

最近ちょっと金欠気味。意外と出費が多くて、ちょっとお小遣いが欲しいところだったのです。そこで目に付いたのが宝くじ売場。そうそう、結構ネットでも話題になっているロト6です。これならすぐに結果が出るし、うちの母親もなんだかいろいろ買っていたので、どれ試しに買ってみるかと売場へ行きました。年末ジャンボの時のように1枚にしようかと思ったのですが、財布の小銭が重かったのと、1枚が200円だったことで2枚にすることに。何にも考えずに6つの数字を塗って、提出しました。

  • 13 19 24 27 32 36
  • 06 14 25 27 33 41

ランダムに選んだつもりでも、クセってあるもので27が何故か同じ数字。まあいいかと思いつつ2月1日の抽選日を待ったのです。

そして結果。
・06 16 18 27 36 41、 ボーナス数字33

お!おおお!27がある!私は期待して券を見ました。06! 27! 41!お、ボーナス数字の33もある!が、しかしそこまで。つまり本数字と3つ同じのがあるので、5等です。しかし初めて買って600円の儲け。かなり頻繁に買っている母親は5つも買ってひとつも当たらなかったと悔しがってます。こういうのもビギナーズラックっていうのがあるのかしら。今日交換しにいこ。

[椰子の実の立ち読み]:Sustainable architecture in Japan : the green buildings of Nikken Sekkei

Sustainable architecture in Japan : the green buildings of Nikken Sekkei / edited by Anna Ray-Jones
Wiley, 2000

静岡県掛川市の市役所、いいですね〜。コナミの那須研修所もよく建築関係の本に出てきますけど、どっちかっていうと、こういう宇宙にあるような近未来的な建物よりも、前者のような近未来的な中にも楽しさがあるような場所がいいな。ただ、経験上こういうガラスばりにコンクリートの建物って、綺麗ですけど光熱費もかかりますよね。夏は日差しがきつくて、冬は寒い。実は大学の持つある建物がそうで、誰かが文句言ってました(笑)。最近のはそうでもないのかな。

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01年2月3日 (土)

辞書に無い単語

昨日はなんだかフランス語の本が多くて、辞書と格闘していたのです。私は第2外国語はフランス語なのですが、そんな流暢にしゃべられるわけでもなく、当然専門書なぞ、辞書にも載ってないような単語ばかりで、絵柄や知ってる単語から中身を推測できるようなものならまだしも、字ばっかりで題名が単語1つなんていうものは涙、涙です。

"Lo Scheggia"という本のScheggiaという単語を調べようとしていました。なんじゃこりゃ。ブックトラックの上に詰まれている(英・独・仏)辞書から1つを取り上げ、Scheggiaを探しました。S...Sc..Sch...、う、無い。ロワイヤル、超使えない。仕方ない、もっと大きな辞書を・・・と思ったときです。なんとなく単語が変な気がしました。なんだか定冠詞が違う・・・。LeでもLaでもない!Loだ!がーん、イタリア語だった!ロワイヤルさん、疑ってごめんなさい。あなたが悪いわけではありませんでした。イタリア語をフランス語の辞書で引いた私が馬鹿でした。

っていうか、うちの職場ではよくある話。

[椰子の実の立ち読み]:匂いの記憶 : 知られざる欲望の起爆装置 : ヤコブソン器官

匂いの記憶 : 知られざる欲望の起爆装置 : ヤコブソン器官 / ライアル・ワトソン著
光文社, 2000.11

『オルファクトグラム』で匂いっていうものが結構面白いものだと知りましたが、普段見えてないだけに、その匂いが実は人間関係なんかにも微妙に影響を及ぼしているというのもなるほどうなずけてしまいます。私は何度も言っているように、実は人見知りなのですが(なんとなく信じてもらってないような気がするのですが)、それでも初めて会ったとは思えない人っていますよね。そういうのももしかしたらこの匂いが関係してるのかな、と思ったり。妹と私は外見は全然似てないのですが、雰囲気が似てるって言われるのも、匂いの所為なのかもしれません。そうそう、私はよく「雪の匂いがする」って言うのですが、雪の匂いのする日は雪が降りますね。私がそう言うのを聞いたことのある方ならわかっていただけると思いますが。そのうち匂いを磨く講座とか出来たりして(笑)

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01年2月4日 (日)

鑑真和上展

今日は前から見に行こうと思っていた『鑑真和上展』を見に上野の東京都美術館へ。唐招提寺の大修理にあわせて行われている展覧会で、今回の目玉はなんと言っても普段はお目にかかることのできない鑑真和上像。小学校の歴史の教科書にも載っている超有名な像ですが、唐招提寺の奥深くにしまわれていて、確か年1回の特別拝観しかなかったような気がします。

というわけで、鑑真展。鑑真その人を中心とした構成で、結構面白かったです。鑑真さんの5回も日本に渡航しようとして、視力をなくしながらもようやっと日本にたどり着いたというエピソードはあまりにも有名ですが、私は5回とも荒海に乗り出したのかと思ってました。ところが5回のうち実際海に漕ぎ出せたのはたったの2回。あとの3回は密告によって断念したんだそう(当時中国は外国への渡航が禁じられていた)。知りませんでした。鑑真和上像は口のあたりがとってもリアルで、今にも動き出しそう。いや、本当は夜中によっこらしょって動き出してるような気がします。。。恐い。この像が安置されているお堂の内部をCG化した映像をみたのですが、こちらも見てみたいですね。どの部屋も襖が360度の絵が描かれているらしく、むちゃむちゃ綺麗。もちろんCGですから多少脚色はあるのかもしれませんが、あれが実際に目の前にあったらどうなのでしょう。

鑑真和上展は3月25日まで。展示は微妙に入れ替わるようです。

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01年2月5日 (月)

異世界の大江戸線

昨日、たまたま大江戸線に乗ったのです。都庁前から六本木方面へ乗ると、なんだかすごい人。確かに新宿まで混んでたりすることもありますが、それにしたって尋常な混み方ではありません。日曜日なのに変だな〜とちょっと思ったのです。しかもなんだか空気が妙に緊張しています。乗っている人々は特に年齢層が偏ることもなく、おじさんおばさんみたいな人々。ただ、ふと見ると妙に重装備なのです。コートの襟を立てて着て、さらにマフラーを口の周りに巻いたり、サングラスにマスクだったり(うちのじいさんではない)。しかも座っている人が皆帽子を被っている。私はやっぱり変だと思うと同時に、ちょっとだけ不安になりました。もしかしたら仮面ライダーの悪役みたいな奴に改造されてしまった人々で、大江戸線はそれに乗っ取られているんじゃないかみたいな妙な想像をしてしまったのです。いや、でもあの雰囲気は一緒に乗った方じゃないとわからないでしょう。

一体いつまで混んでるんだろ・・・と思い始めたとき、大江戸線は六本木に着きました。すると、なんとその帽子にマフラー、サングラスの人々が皆いっせいに立ち上がり、降りていったのです。残ったのは本当に少数の普通の格好をしている人々。しかもなにやら「降りるぞー」と声をかけてます。う、六本木って大使館とか防衛庁があるとこだ・・・ということは。。。

デモ隊だったのか・・・

まじ恐かった。

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01年2月6日 (火)

値下げ!

3月で生産中止が決定したドリームキャスト、なんと3月から9980円で売るんですってね。50%引きってことですよね。すごいすごい。いや前から欲しいと思ってたんですよ。というのも、別にいろいろやりたいソフトがあるというわけではなくて、ただひとつ「タイピング・オブ・ザ・デット」をやりたいんです。先日八重洲の地下街で、暇つぶししてるときにこのゲームにはまっていたというのは内緒なのですが、せっかくならお金を気にせず家でやりたい。本体1万なら多少は現実的かも。妹と二人で買おうかしら。と今思ったのですが、100円で30分くらいできるゲームにキーボード・ソフト込みで2万円払うのは、やっぱりあほくさいのか・・・・。

[椰子の実の立ち読み]:地震とマンション

地震とマンション / 西澤英和, 円満字洋介著
ちくま新書, 2000.12

東海大地震、一体いつくるんでしょうね。私が生きているうちに来るのでしょうか。災害って忘れた頃に来るって、本当にそのとおりで、阪神大震災のときも「大地震なんて」っていうのが、ああいう手抜きな工事を増やしてしまったっていうのもあったのかもしれません。災害の時は昔に戻ると言うそうで、海は海に、谷は谷へ戻るとか。だから古地図を見てどんな地形だったのかを知るのは、重要だそうです。マンションを購入される際には参考にされてみては。そう思うと、私が高校に通ってた頃、県境の川の縁で、沼地が埋め立てられて家が建てられていたことを思い出しました。本当にあんな干拓で大丈夫なのかってくらいあっという間に埋め立てられて、しかも今では全くその痕跡無く住宅街になってます。ああいうところは多分地震の時は液状化して跡形もなくなってしまうのかも。もしかしたらディズニーランドとかだって沈没する可能性もありますよねぇ。元々そこにいる人々が住まないところっていうのは気をつけたほうがいいんですよね。って前何かの本を読んだときも思ったのですが。。。

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01年2月7日 (水)

そろそろチョコレート売りに忙しいようで

あと1週間でバレンタインデー(私の誕生日とも言う・・・とさりげなく宣伝してみたり。)なのですが、そろそろデパートとかスーパーはチョコレート売りも本格化していて、すごいですね。というか、日持ちのする普通のチョコならともかく、生チョコとかケーキとか、今から買ってもダメでしょう。。。毎年思うのですが、なんで早くからチョコレート売場ができるんでしょうね。それくらいしか特別に売るものが無いからなのかな。別にバレンタインじゃなくてもチョコレートだったら売れそうですし。でもチョコなんて単価が小さいから、売ってもたかがしれてると思うんですけど・・・。いや、もしかしたら1個何万なんていうチョコがあったりするのでしょうか。

というわけで、今年もチョコレート売場を見るたびに、ああ、またひとつ歳喰うんだと思い知らされているかたぎりでした。

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01年2月8日 (木)

わがままな客

経験則からなんですけど、某データベースのお陰で、私は取り次ぎを通った本ってわかるんですね。あ、そろそろ出るなと思うと本屋に行く。早いところですと、大体その日のうちに店頭に並べているんです。ただ、やっぱり本屋によって差があったり、担当の人の趣味もあるのでしょうか。モノによって違ったり、翌日になったりすることもあるわけです。

先日、恩田陸の『MAZE』がそろそろ出るとわかったとき。本屋に行って聞きました。「まだ『MAZE』は出してないですか?」少々お待ちください、と言って、その人は倉庫へと消えていきました。

「すみません、まだ入荷はしてなくて、この見本しかないんですけどいいですか?」

そして昨日。今度は『上と外4』がそろそろ出ることを知った私は、再び本屋に行きました。「すみません、まだ『上と外』の4巻、出してないですか?」。すると文庫担当らしいおにいちゃんが、倉庫に消えていきます。

「すみません、まだ入荷はしてなくて、この見本1冊しかないんですけど」

もしかしたら、毎回見本を買ってく女として覚えられてしまうかもしれない・・・。いつもすみません>Y書店さん

[椰子の実の立ち読み]:ブルーデイブック

ブルーデイブック / ブラッドリー・トレバー・グリーヴ著
竹書房, 2000.12

超かわいい〜。動物の写真と、ちょっとした言葉が書かれたユニークな写真集。かなり笑えます。特にペンギンの写真がいいな。すんごく薄いので、贈り物とかにいいかも。本屋で見かけたら是非立ち読みを!

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01年2月9日 (金)

やる気症候群

4月というのはやる気に溢れる時期です。真っ暗な(?)受験生時代を経て、ようやっと開放感溢れる新学期。しかも高校の時とは違って、自分で授業が選べる大学は、科目の名前を見ていても、どれも面白そうに見えるものです。自分で時間割が組めるのが面白くて、なんとなくマスを埋めてしまうもの。ところが大学生のやる気なんてそこまでなのです。夜中まで飲み会、朝は起きられない、、、そしてゴールデンウィークがやってきて、その後授業に出るのも面倒になる5月病にかかり、さらに気付いたら梅雨の時期。雨だと外に出るのも億劫で、はっとカレンダーを見ると、試験の時期なのです。慌てて友人のノートをコピーしてもらったりするわけで、図書館は恐ろしく混みます。そんなこんなで、気づくとこの時期。進級できるかどうか、どきどきしながら成績表が送付されてくるのを待つわけです。なんとか進級できた人も、残念ながらもう1年同じ学年をやらなくてはならなくなった人も、4月になると思うのです。「今年こそ、ちゃんと授業に出て、とんがった(Aばかりの)成績を取るぞ」

私の周りでは、このやる気溢れる病を4月病と呼んでおりました。ちょうど新学期でもあり、進級の時期でもあり、新入生が入ってくる時期でもあり、そしてサクラが咲く時期でもあり(関係ないけど)、なんとなくやる気を呼び覚ます時期なのです<4月。ところが、今この季節はずれの時期に4月病に罹っている方が近くにいます。言わずと知れた妹。なんだか簿記の試験を受けると言って夜は勉強してるし、そのくせ運動するんだと言ってフィットネスクラブに入会、週2日くらい行ってるし、さらに、来週はパン焼き講習会に出るとか。にわかカルチャーばばぁです(「カルチャーばばぁ」の意味は勝手に想像してください(笑))。一体どうしてしまったのでしょう。なんでそんなにやる気なわけ?と聞くと、

「なに、あんたも実は私がいろいろやってて羨ましいんでしょう?」

いや、羨ましくない。

[椰子の実の立ち読み]:標準法医学・医事法

標準法医学・医事法 / 石津日出雄, 高津光洋編
第5版
医学書院, 2000.3

医学部にも法学部にも法医学の講義がありますので、図書館にもこうして法医学の本が入ってくるわけです。法医学っていうのは、基本的に病院で死んだ人以外(つまり変死体)などを扱う学問ですから、当然出てくる写真も縊死だとか、溺死だとか、変死体のばっかりなのです。思わず恐る恐る開いてしまいました。そしたら首吊り死体とご対面してしまいました。大量の躊躇い傷のある自殺体も見てしまいました。全身打撲の死体もありました。っていうか、恐る恐るとかいいながら、ついつい開いてしまうのは、何故なのでしょうか。

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01年2月10日 (土)

あるある

先日、ネットナビメールに面白いサイトが載っていました。

ダサいホームページ作成マニュアル凝縮版

こういうのあるある!と思いながら、自分もやってそうで恐い。。。「フォントを指定しまくる」とかは私も好きじゃないなあ。リンクページのスペルは「rink」ってうちの妹。「『ようこそ!あなたは○○を使っていますね?』とユーザーエージェントを見せる」っていうのは、JavaScriptの初期の頃流行ったような。私は素直に「すごーい、よくわかったね〜」と思いましたけど。WEBSHOPの項目に「フレンドリーを超えて単に馴れ馴れしい」っていうのが。これも笑いました。

こういう「ああ、そういうのあるある!」って思えるのって、どうして面白いんでしょうね。

[椰子の実の立ち読み]:ネット&ケータイ人類 : 「多感階級」の誕生

ネット&ケータイ人類 : 「多感階級」の誕生 / NTTアド編
NTT出版, 2000.12

情報生活者を9つのクラスターに分類し、そのうちの「群人」「公人」「操人」「居間人」「達人」がこれからの情報社会をひっぱっていくというお話。それぞれの説明は本の中に。私は「公人」と「操人」の間かな〜。それぞれの志向にあったアイデア商品(企画)の例が載ってるのですが、私は着信可能相手一覧表示システムが欲しい・・・。ICQの携帯版ですよね。なんだかできるって聞いた気もするのですが、できたのかな。

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01年2月12日 (月)

さぼりん

最近さぼりグセがついてしまいましてごめんなさい。今日が休みなものですから気を抜いてしまったのもあるのですが、昨日は家にお客さんが来てたもので、私の誕生日(?)ということもあってガトー・ショコラを焼いてました。ダイエーに行ったら、製菓用のチョコレートもいつものばかりじゃなくて、高級チョコレートがたくさんあってちょっと嬉しい。ちょっと材料に凝ってしまったり(笑)。ベルギー製のを選んだら、少々ビターな感じにできました。写真を撮ろうと思っていたら、もう今朝の時点では、妹が一口食べて「なんだーチョコレートだー」とやめてしまった半かけしか残ってませんでした・・・。

まあいつも3日坊主の私が、こうして4年以上もページを作りつづけていることも驚異的なので、たまには許してください。来週は日曜出勤なので、また遅くなるかもしれません。

[椰子の実の立ち読み]:ミステリーの現場 / 毎日新聞学芸部編

ミステリーの現場 / 毎日新聞学芸部編
毎日新聞社 ,2000.11

2000年7月12日の椰子の実通信にも書きましたが、私は根がミーハーです。だから本と旅行が好きな人間なものですから、本に出てくる場所に行くことを目的とする旅もよくやるのです。でもこの本を読んで、同じこと考える人はたくさんいるんだなと安心。さすがにシャルルを追いかけて地球の裏側までは行かないようですが、西村京太郎のおかげで私はあらゆる電車に乗りました。もちろんこの運転停車するブルートレインにも乗りましたよ〜。出雲3号も乗りましたし。島田荘司の本に出てくる「ゆうづる」は、残念ながら乗ろうと思う前に廃線になってしまいました。。。あまりにも観光地だと本に載ってるとか載ってないとか関係なくなってしまいますが、ここで御手洗潔が・・・とか、あそこで京極堂が・・・とかいうと、本当にどうでもよいような場所が特別な場所になるのは、本のおかげですね(^^)。

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01年2月13日 (火)

寝だめ

11日間連続勤務に備えて、昨日は寝だめ。寝すぎで疲れたという噂もありますが、そんなことは考えてはいけません。そろそろ給料日前で、お金が無いこともあるのですが、それは言わぬが花といったところです。

そうこうしているうちに、私も26歳の誕生日が近づいてきました。本人はいまだに飛行機のチケット申込書に24歳とか書いてしまうくらいですから、全く自覚は無いのですが、今年はさらに気分は若く、23歳でいこうと思っております。飛行機のチケットには23歳と書かなくては。

こんなどうでもよいことをつらつらと書いているのは、要するにずーっと寝てたので話題が無いだけです。田口ランディの『縁切り神社』を読んで、さらに続けて篠田節子の『ハルモニア』を読んでいたら、少々鬱に入っています。京都の『縁切り神社』って本当にあるのですか?ちょっと恐い。

[椰子の実の立ち読み]:海外帰国子女のアイデンティティ : 生活経験と通文化的人間形成

海外帰国子女のアイデンティティ : 生活経験と通文化的人間形成 / 南保輔著
東信堂, 2000.3
(現代社会学叢書)

私が通っていた中高は、まさにここに出てくるような積極的に海外帰国子女を受け入れる私立校で、クラスの中に5人は海外帰国子女がいましたし、その他にも海外居住経験のある子もたくさんいました。別に帰国子女だからといって差別されるわけでもなく、それを理由にいじめられることもなかったですけどね。。。行った国が英語圏じゃない人とか、物心つくころには日本にいたという子も多かったので、英語がベラベラじゃない人もいましたし。(逆にフランス語はベラベラっていう人もいた)私が親しかった友人は高校から編入してきたのですが、7年間イギリスに行っていた(その前もどこかに行っていて、日本居住年数は高校編入時点で2桁に行ってなかった気がする)彼女の愛読書は谷崎潤一郎・・・。という変な子でした。だから英語もできたけど、国語も得意でしたし。他にもいろんな人がいましたけど、少なくとも日本語が変とかいう子はいなかったかな。私の従兄妹も帰国子女なのですが、従兄が子供の頃一時帰国したときに、電線を見て「おばちゃん(うちの母のこと)、ここってロープウェー通ってるの?(パリは電線がすべて地下にうまっている)」と言ったとか、従妹は「やかん」という言葉を知らず、やかんを見て「ああ、ケトルのことね」と言ったとか、確かに多少問題はあると思いますが、私は現首相の名前さえ知らない日本人がいることのほうがもっと問題だと思うけどな。

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01年2月14日 (水)

26

というわけで、本日わたくし、26歳になりました。あと4年で30です。というか、まだ歳をごまかす気が全然ないので、どうでもいいんですけど。お祝いをしてもらう予定(^^)。

大学は試験まっさかりで、今日あたり受験生と門をくぐり抜けねばならなくなりそうです。昨日アナウンスがあったところによると、職員は裏門からも入れるらしく、裏門では受験生らしい人に警備員さんが声をかけるとか(受験生は正門からしか入れない)。これは警備員さんに声をかけてもらって、今でも受験生で通用するかどうか確かめなくては。結果はまた明日。・・・ほんとにやるのか?>自分。

[椰子の実の立ち読み]:続・HTML入門 : 新機能、CGI、Webの進化

続・HTML入門 : 新機能、CGI、Webの進化 / ローラ・リメイ著
プレンティスホール, 1995.12

面白い本を見つけてしまいました。寄贈書なのですが、はっきり言って「古文書」です(笑)。Netscapeのヴァージョンは1.1 か2.0、HTML3が登場した頃の本で、Netscapeが次々とHTMLを拡張し、ディファクトスタンダードになっていく様子がよくわかります。私が最初の頃作ったページはこの前ヴァージョンで、テーブルなし、背景なしっていうやつでした。第1章がHTMLの新機能とNetscapeによる拡張機能なのですが、Webの世界の最新動向として、Netscapeの拡張機能があげられています。

  • テキストのセンタリング(centerタグ)
  • 文字の大きさの指定
  • 背景(バックグラウンド)の指定
    (略)

すごいでしょう。センタリングタグが無かったんですよ。初期の頃。どうしてたかというと、<H1 align=center>とか入れてたんです。その方法も今もつかえますけど、大抵<center>を使いますよね。これはNetscapeの拡張機能です。しかもこの時、Netscapeでは表示されるけど・・・の対抗勢力はMosaicです。最近こそあまり見なくなってしまいましたが、この本では現役で、Netscapeでの表示とMosaicでの表示の違いが示されています。当然IEなんてものはありません。今でもあまり好かれていませんが、blinkタグもNetscapeの拡張機能のひとつです。ただ、Netscapeの公式ドキュメントにもこのタグは載っておらず、所謂隠し機能だったそうです。

多分この本は本屋では絶対に見つかりません。例え見つけたとしても、笑える以外は何の役にも立ちませんから買ってはいけません。この世界は月単位で変化するのです、5年も経ってたら立派な古文書です。

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01年2月15日 (木)

ハイソな方々

今年もやってきました、入試監督。今日は初めてあたる理工系学部。理工系の方は数学に理科2科目、さらに英語とかで、のべ8時間の試験。大変ですねえ。受けるほうも大変ですが、監督もしんどい。数学の大きな解答用紙は配りづらいのでとっても不評で、しかも拘束時間の長い理工系は最悪。しかも今年はさらに日曜出勤で、最悪の2乗です。

まだましかなと思うのは、理工系は男の子が多いんですよね。もうかわいい子探しくらいしかやることなくて。問題見てもちんぷんかんぷんですし。っていうか、この選択肢本当に日本語ですか?一番理解できたのが英語って一体。

間の休憩では、先生たちがあちこちで輪を作って雑談しています。しかし!我々事務職員と違って、彼らの話題はハイソです。テーマは「フィジカル・エイジング」です。どこそこのスポーツクラブが良いなんておばさんな話題をしている我々とは大違い。私もハイソな人間になるように努力しなくては。

というわけで、かわいいこ探し(違うって)も終わり。今週日曜日もまたかわいい子探しをしなくては(笑)。もう8つも下ということは、受験生も1983年生まれとかなんですよね。ショック。

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