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昨日の朝日新聞のパソコン欄?に、「買ってみたスキャナがパソコンに認識されず、いろいろやってみたが初期不良かと諦めかけたとき、ケーブルが抜けていることに気づいた」という話が載っていました。記事全体はUSBの話で、昔は周辺機器を繋げるのも大変だったけど、今はUSBで簡単だという結論になっているのですが、やっぱり皆やってるんですね>ケーブル挿し忘れ。私だけじゃないんだ!っていうか、普通の人は一度やったら忘れないのでしょうか・・・。この前DVD-ROMドライブをつけたときも、IDEのプライマリとセカンダリを間違えてちゃんと認識してもらえなかったんですよ。書かなかったですけど。
もう1件は忘れ物じゃないですけど、この前洋服買ったときに、試着したんです。そしたらお店の人に「あ、逆ですよ〜」。よく見たらホント、縫い目が表に出ているではないですか!妹のこと言えないですね。でもスウェットスーツを逆には着ないかな。>ね、妹。
昨日はこめっちさんの上京迎撃オフでした。こめっちさんと言えば、怖い話。私は怖い話が大の苦手なのです。頭では全然信じていなくても、怖いものはやっぱり怖い。
なんといっても怖いのは自分の想像。もしかしたら・・・と思って勝手に怖がっているというのが本当のところ。私が怖いと思う「想像」のひとつが、シャンプーしてるときに、ふと目を上げたら何かいたらどうしようというもの。皆爆笑してましたが、私は真剣なのです。怖いのです。ほらほら、これを読んでいるあなたも、きっと今日シャンプーをするとき怖いに違いありません。今日はシャンプーハットの売上倍増だな。
タイムマシンの作り方 : 光速突破は難しくない! / ニック・ハーバート著
講談社, 1989.12
(ブルーバックス ; B798)
ちょっと前にYahoo!オークションで話題になったタイムマシン(本物)。既に削除されてしまったようですが、こんな本を見つけました。時間軸の考え方は、私が小さい頃SFを読んで思っていたのとは大分変わってきてしまっているようですが、そろそろ本格実用化も夢ではないのでしょうか(^^)。
今マック(関西のみなさまは、マクド)でキャンペーンというか、キティちゃんを売っているのをご存じでしょうか。タダでもらえるのではありません、マックで何かを買うと、キティとダニエルを1個380円で売ってもらえるのです(キティとダニエルそれぞれ1体だと760円)。ちょっと前にマックでそれを見た私は、こんな酔狂なものを誰が買うんだろうと思っていたら、いましたよ、すぐ近くに。
言わずとしれた、うちの妹。
婚礼衣装というテーマなのですが、1週目は白無垢、2週目はチャイナ服ときたら、ラストの3週目はやっぱりウェディングドレスだと思うじゃないですか。ところが、そんなにキティは単純じゃない。今週はスペースキティなる宇宙服を着たキティとダイエルなのです。さすが2000年、キティも宇宙へ行く時代です。またその宇宙服が面白いのです。プラスチックの球体を頭にかぶっているのです。キティちゃんは、窒息しないのか!さらに不思議なのは、キティの頭の方が、そのプラスチックの球体の入り口よりも大きいこと。どうやって入れたのでしょう。ラムネ瓶のビー玉のような、なぞなぞなのでしょうか。かぶせたのかと思って、無理矢理引っ張り抜こうとしたら、妹に怒られてしまいました。(いてっ、わかったから、怒らないでよぉ>妹)
これって他にも買った方いらっしゃいます?
先日妹が自分のパソコンにインストールした「激打2」。日曜日に暇だったので、ひたすら打ち続けていたのです。修行者と伝承者モードがあって、伝承者モードにするとちょっとだけ難しい。これだと最後のラオウVSケンシロウになると、ぎりぎりでやられたりするので、結構真剣になってやってました(笑)。
実は、私は「北斗の拳」って見てないんです。すんごい流行っていたので、名前くらいは知っているのですが、この激打2の中にでてくる敵なんて一人も知らないし、ゲームで叫ばれているセリフもちんぷんかんぷん。でも一部だけわかるのがありました。小学校時代の友人がラオウの大ファンで、小学校の池にいた鯉に「ラオウ」という名前をつけていたのです。今思うと変な友人です。その子は家の近くにいた野良猫に、「ケンシロウ」という名前をつけてました。だから、ケンシロウとラオウはかろうじてわかる。・・・でもなんでケンシロウとラオウは戦っているのですか?あと、トキとラオウはどういう関係なのでしょう?それに、トキの風貌にあの声は似合わないような。。。
まあそれはどうでもいいのですが、結構面白いです>激打2。私の経験から言えば、こういうので練習すれば、誰でもブラインドタッチくらいできるようになります。本当です。実際うちの職場では、いやでも1日中キーボードを打っているので、ワンフィンガーだった子が余裕でパチパチ打てるようになってますから。要は練習です。
朝鮮を知る事典 / 伊藤亜人 ほか 監修
増補版
平凡社, 1998.9
近いのに遠く感じる朝鮮。「GO」読んだらちょっと朝鮮な気分なので、この1冊を選んでみました。昔からの複雑な経緯もあって、つかず離れず、なんとなく微妙な関係を保っている朝鮮半島と日本ですが、よく考えると何万年も前から両国は様々な形で行き来があったわけで、あちこちにその名残がありますよね。
例えば、唐辛子。なんと南国の産物である唐辛子が朝鮮に伝わったのは、九州地方からだとか。それが畿内に逆輸入されて今では唐辛子と呼ばれているそうなのです。
そんな朝鮮を知ることのできる事典。東京からなら、飛行機・電車を乗り継いでさらにバスなんていうヘタな地方よりも、ソウルのほうが近いわけで、お互いがお互いのことをもう少し学んでもいいんじゃないかなと思うんですよね。
いやあ、すんごい雨です。おとといは雨が上がるのが早かったので、帰りは既に晴れていたのですが、昨日はやられました。雷が鳴って雨が降り出したので、もう少し仕事していこうと思ったのが運の尽き。止まないのです。あ、ちょっとましになったかな、と思いきや再び嵐。結局ちょっと止んだかなと思って出たのですが、ラッキー、小雨だと思ったのはほんの5分。あと少しで駅というところで再び四方を壁に囲まれたかのような雨。雨じゃないですね、取っ手が壊れてしまったシャワーのような感じ。水も滴るいい女?・・・になるわけもなく、単に冷たいだけでした。電車はがらがらでしたけど。
このところ連日地震もありますし、5年ぶりの雹やら、長時間にわたる夕立。首都が沈没するのは、そう遠い未来の先ではないかもしれない(笑)。今日は雨降らないといいなあ。
視覚障害者が街を歩くとき / 津田美知子著
都市文化社, 1999.7
随分前に話題にした、バリアフリーの続き。
平面でバタバタこけている私なんかよりも、ずっとちゃんと歩いている人も沢山いて、本当に目が見えてないの!?と思うときもあるのですが、でもやっぱり見えないことによる不利益はあると思うのです。
日本ではよく黄色い盲人用ブロックとかが使われてますけど、車椅子にとってはじゃまだし、景観的にもいまいち。実は、車椅子だけじゃなくて、私もよくこけてます>盲人用ブロック(笑)。それに、踏まれてブロックの先が削れていたり、壊れていたりといったメンテナンス不足で、逆に危険なものになっていることもあるとか。そこで、この本にデンマークの例としてが出ていたのが、歩道のリーディングラインという石畳。景観的にも美しいですし、比較的誰にでもバリアにならないですよね。石畳は難しくても、こういう材質や色の違うブロックを歩道と車道の境目にするというのもひとつの手かも。
お昼休みにアインシュタインがいつ頃の人かという話をしていました。パソコンの前にいた後輩Bが、某書誌データベースに検索をかけてくれます。「あれ、出てこない。中黒(・)って入れちゃいけないんでしたっけ?」・・・??なぜ中黒?「アインシュタインって入れれば?」と言うと、画面を見ていた同期A、「アインとシュタインの間に中黒は要らないよ」。。。
おそるべし後輩B、なんとアインシュタインの名前が「アイン・シュタイン」だと思っていたようです。妹の二番星人
1もかすんでしまうようなボケっぷり。「だって長いじゃないですか〜。」そりゃ、長くたって「シュワ・ルツェネッガー」じゃないでしょう。。。
さんざん大笑いした後、こういう偉人の名前ってわからないですよね〜。という話になります。「例えばエジソンとか。」・・・「トーマスでしょ」と私。後輩Bはとことんカタカナ名前に弱いことが判明。しばらく考えた後、「ほら、ベートーベンとか」うーん。確かに。なんだったかな・・・(答えはルートヴィッヒ・ヴァン・ベートーベン)。
私も席に戻って、どっちが先に検索できるか競争!ほぼ同時に「わかった!」となったのですが、同じデータベースを同じ検索キーで検索した私と後輩B、音楽家のベートベンの他にもう1件ヒットした「浅見ベートーベン」に大爆笑。この人は一体・・・。すんごいネーミングセンスだ。
199年10月4日の日記参照。
Book Page : 本の年鑑. 2000日外アソシエーツ, 2000.5
図書館ならまず持っている超基本のレファレンス図書。2000年版のこの本には、1999年1年間に発売された本51500冊(通常に手に入る本ほぼ全部)の書誌情報、あらすじ(要旨)、目次を掲載しています。いわゆる販売目録である「日本書籍総目録」と違うのは、その年に出版された本が載っていること(入手可能かどうかは不明であること)、本の内容が把握できることなどです。1988年から毎年刊行されていて、出版年さえわかれば内容もわかるこの本、かなり重宝します。
この本を知らない図書館員なんていないだろうと思っていたのですが、区立△△図書館のカウンターにすわるオジさんに「ブックページあります?」と聞いたら「は?何それ?」と言われて、私はかなり驚きました。あなたはそこに座っている資格はありません。。。。
七夕です。でも台風が近づいてきていて、空は見えなさそうですね。残念。
今、私の中でちょっとだけ流行の飲み物、ガラナ。コーヒーの3倍のカフェインと、カテキンが入ったこの飲み物は、ブラジル系の炭酸飲料なんです。最初に見つけたのは、ブラジル料理を食べに行ったときでした。そこに一緒にいた人たちはガラナを覚えているでしょうか。しばらく忘れていたのですが、大学の自動販売機にそのガラナが登場したのです。
メッツのガラナ味であるその缶ジュースは、もともと北海道限定販売だったのか、「北海道発」と書いてあります。北海道の方には馴染みの飲み物なのでしょうか?>メッツガラナ。そこでふと思い出したのですが、うちの妹が、仕事のお客をルノワールに連れていったときに、その客がいきなりガラナとかいう飲み物を注文したとか言っていたのを思い出しました。もしかしたら密かなブームなのかもしれません。味はちょっと薬っぽい感じなのですが、意外に癖になる味?。もしかしたら次の流行はガラナか!流行を先取りしたいアナタ、いますぐガラナをゲットだ!
・・・・もしかして、もう古かったりします?>ガラナ。ブックハンターの冒険 : 古本めぐり / 牧真司著
学洋書房, 2000.4
これくらい本があると壮観でしょうねえ。いいなあ。というか、読むより集めるっていうスタンスなんですよね。きっと。でも並んでるのが嬉しいというのはすんごいわかります。私もだから買ってしまうわけですし。私は古本屋って使わないのですが、ここまでして古本を探し回るだけの魅力があるんでしょうね。嵌ると怖そう。
台風3号の影響ですんごい雨。大丈夫かな。沈没しそう<我が街。幸い今日は土曜休暇なのですが、だからってこんなに降ったら別の意味でやばい。駅前の側溝が溢れないといいけど。
今日は変なモノ第2弾。昨日総務から電話がかかってきて、「スケール来てます」と言われたのです。後輩Bがスケール??と変な顔をするので、「ものさしのことじゃない?」と2人で話していました。頼んだ人が取りに行って持って来たのは、やっぱりものさし。しかも太くて厚みのある立派な定規なのです。
「そんな立派なやつ要らないですよね〜」と言っていると、先輩は何やらそこに書いてある説明書きを読み始めます。なんとその定規、環境対応で約1年半でバクテリアによって分解され、自然にかえるのだそうです。後輩Cは「それは是非一度観察してみたいものですね」と言っていましたが、本当、一体どんな感じになるのでしょう。跡形もなくなってしまうのでしょうか。というか、その辺に置いておいただけで分解されちゃったらどうしよう・・・
似顔絵 : カラー版 / 山藤章二著
岩波書店 , 2000.5
(岩波新書 ; 675)
かなり笑える〜(^^)。随分前にテレビチャンピオンで似顔絵選手権をやってましたが、似顔絵って単に似ていればよいってもんでもなくて、そこに何かしらの笑いがないとだめですよね。ちょっとした諷刺なんかが入ってると一気に面白くなります。実は似顔絵って本当に面白い遊びかも。絵が上手い人が羨ましい。
東京はものすごい暑いです。今日は見渡す限りの青空。台風一過とは正にこういうもの?家を出る気にならないのですが、今日からまた両親が旅行に行ってしまっているので、炊事当番のわたしは買い物に行かねばなりません(T_T)。もう少し涼しくなったら行こう・・・。
台風一過で思い出したことが。うちの妹は、台風一過を「台風一家」だと思っていたのだそうです。「台風の一家だと思ってたよ」とか。さすが妹、と思ったら、なんとこの前後輩Bもそう思ってたと言ってました。ちょっと台風の一家を思い浮かべて笑えた話でした。
と、書いたところに、ある人から「台風一家」というメールが来ました。なんてタイムリー(笑)。台風一過だよ〜ってわかってるか。
あまりに暑いので、ずっとファイナル・ファンタジーIXをやってしまいました。逆に疲れてしまいました。何事もやりすぎはよくないですね。
ずっとやっててもとろい私はやっと1枚目が終わりそうなところです。ゲームの中であるカードゲームができるのですが、VIIIでこのカードゲームにはまった私、新たな装いのこのゲームに再びはまり中。人が立っているとゲームを持ちかけずにはいられません。ストーリー追ってるんだか、新しいカードを貰いたいがためにストーリーを進めてるんだかわからない状況になってきています。あと最近の流行は、「たべる」コマンド。とりあえず新しい敵が出てくると食べずにはいられません。適当なところまでHPを下げないと食べられないのですが、殺してしまっても食べられないので、慎重に攻撃しつつ「たべる」コマンドを発効するのです。なんとなく正しくない遊び方をしているような気も・・・。
とりあえずグラフィックはめっちゃくちゃ綺麗です。「天空の城ラピュタ」を思い出したのは私だけ?
大学には世界中の言語の本がやってきます。日本語・英語はもちろん、フランス語、ドイツ語、イタリア語といったアルファベット系の言語も同じくらいやってきます。ロシア語、ギリシャ語・・・あたりになってくるとちょっと怪しくなるのですが、まだなんとか対応表とにらめっこでどうにかするのです。でもどうにもならないのが、どこまでが一つの文字なのかさえさっぱりわからないアラビア文字の言語。非アルファベット系言語(特にアラビア文字)は、それ専門の人が書誌を作成してくれるのですが、その彼女たちが音をあげた言語がありました。ジャワ語です。
基本はアラビア文字なのですが、同じアルファベットでも英語とフランス語が全然違うのと同様、アラビア語とジャワ語は全く別の言語だそうです。ローマナイズ対応表はありませんか?と聞かれたのですが、そんなものさえも存在しない。とりあえずお手上げ状態になっています。
それでふと思い出したことがありました。Operaというブラウザをご存じでしょうか。IEでもネスケでもない独自の形で、今では数少ない有料ブラウザ。でも肥大した2大ブラウザとは違い、ものすごくファイルサイズが小さい上に、表示も早いブラウザなのです。ただ問題がひとつ。日本語非対応。ヴァージョンアップするたびに確認しているのですが、未だ日本語は表示できないようです。
そのブラウザが最近ver.4になりました。早速ダウンロードしてみます。ディフォルトではやはり日本語は表示できないようですが、Preferenceの中に、Languageというのがあったので、見てみました。スクロールしていくと、、、アッタ!
Javanese[jw]
うん?日本語なら普通[ja]じゃないのかな、まあいいか、ジャパニーズって書いてあるし。これを使用!と言語に付け足しました。再起動してリロードしてみると・・・うーん、やっぱり文字化け。ヘルプを見ても、そのLanguageで変えろとしか書いてありません。どうしてだろう・・・・おや?Javanese?むむむ? よく見たらJapaneseじゃない!再び探すとホンモノJapaneseがありました。なーんだ。ただしJapaneseに変更してみても、やっぱり日本語は表示できませんでした。誰か日本語表示させる方法をご存じでしたら、教えてください。
似ているようで全然違うジャワ語/Javaneseのお話でした。なんだかまとまってない・・・。
ブックオフと出版業界 :ブックオフ・ビジネスの実像 / 小田光雄著
ぱる出版 , 2000.6
話題になった「出版社と書店はいかにして消えていくか」の続編。書籍界の中で、何故ブックオフだけが一人勝ちしているのかを対談形式で解明していく本です。
なんとなく古本屋とブックオフとの関わりのあたりをパラパラ見ていて思ったのですが、すし職人の職人芸も安い回転寿司に敵わないっていうのと同じなのかな。目利きと言われる人はほんの一部。実際その目利きのつけた値段を正当に評価できるのも、ほんの一部。それじゃあ商売としてやっていくのはなかなか大変ですよねぇ。不況だけが問題じゃないような気がしてきました。
再販制とか委託販売とか、取次ぎとか、書籍販売のお約束みたいな制度がいろいろあるわけですけど、ブックオフっていうのはそういう縛りを逆手にとって成長した企業なわけで、さてこれからどうする出版界。と、仕事としても個人としてもそのルートの末端にいる私としては興味津々。
結局今年の夏はイタリアに行くことになりました。思えばシェイクスピアが何度も舞台にし、最近も「グラディエーター」で見たばかりのイタリアに行くのはかなり楽しみ。でも私の連れはさらに楽しみにしているようで、準備に余念がありません。まだ最終日程表も来ていないうちから、ガイドブックの選択に入っています。
「買ってきたよ〜」
というので何かと思ったら、イタリアガイド。「あんたも読みなさい」と未読本の山にその本を入れています。私が、「あんたが見ておいて〜」と言うと、「ダメ!」 そんなの前日に見ればいいじゃない・・・。
ところが妹はそのガイドブックに不満があるようです。「これって、結構いろいろ載ってるし、剥がれる地図もあるし、便利なんだけど、ベニスが載ってないんだよね」
私はイヤな予感がしつつも聞いてみました。「・・・それってヴェネチアって載ってない?」
「あ!載ってる!ヴェネチアってベニスのことかぁ。なんかいろいろ見てもベニスが載ってないなあと思ったんだよね」
君はガイドブックの前に地理を学んだほうがいいかもしれない。
言葉の風景 / 野呂希一写真 ; 荒井和生文
青菁社 , 2000.4
四季にまつわる言葉を文と写真で綴った写真集。「宙の名前」の成功以来、こういう形の写真集は多いですけれども、これもまた綺麗ですね。四季のはっきりした日本にいてよかったな〜と思います。
やられてしまいました。なんか痒いな〜と思って見てみると
「ひえ〜蚊に刺された〜」
これは絶対職場にいるのです。というのも、近くに座っている人が順番にやられているからです。でも痕跡あれど、姿は見えず。人間をあざ笑うかのように次々と犠牲者を増やす蚊。何人も刺してきっとブクブク太っているに違いありません。
昨日の帰り、再び足がかゆくなってきました。うー痒い・・・と思って見ると、
「またやられた〜」
くー去年買ったアースノーマットを持って行かなくちゃいけないかしら。
世界の公共公告 : 世界は「公共公告」のテーマに満ち満ちている / 金子秀之著
研究社出版 , 2000.6
人種差別、エイズ、家庭内暴力、禁煙・・・などなどをテーマにした世界の公共公告を紹介した本。日本でも公共公告って、他のCMやポスターとちょっと違った雰囲気を持っていますけれども、ここに紹介された公共公告はものすごくショッキングな映像・写真ばかり。日本でもこれくらいインパクトのある公共公告をすれば、喫煙率が今の半分になるんじゃないかと思いました。ちょっとしたホラーです。
私には今、密かにやってみたいことがあるのです。
その野望は、おとといの帰宅途中に発生しました。その日、乗り換え駅でミルクスタンドを見つけ、時間があったので牛乳を買おうとそこへ行ったのです。元気なおばちゃんが「はい、いらっしゃい、何にする?」と聞いてきます。牛乳にしようかと思ったのですが、コーヒーが目についたので「コーヒー」というと、おばちゃんは瓶のコーヒー牛乳を出してくれました。瓶を返すためにそこで飲んでいると、中年のサラリーマンがやってきました。
「白」
白?なんじゃそりゃ?
でもおばちゃんは何事もなかったように、「はいよ」と瓶牛乳を差し出します。何?白って牛乳のこと? そりゃ確かに白だけど・・・。何でもないただの中年サラリーマン、多分ミルクスタンドの常連さんなのでしょう。「白」なんていう符丁でおばちゃんとやりとりできるなんて、侮りがたし。すると続けてもう少し若いサラリーマンがやってきました。
「白ください」
ムムム。白っていうのは一般的に通用してるの?再びおばちゃん何事も無かったように瓶牛乳を取り出しています。それともこのお兄ちゃんも常連さんなのかしら。
というわけで、私の密かな野望は、ミルクスタンドで「白ください」と言って牛乳を買うこと。今日は帰りにやってみようかな。
大学生のためのレポート・小論文の書きかた / 木下長宏著
明石書店, 2000.4
ここ数年の文字コミュニケーションの発達はめざましいものがあります。それほど書くことが好きなわけでもない私でさえ、こんなところに文章を書いていますし、最近では誰もが持っているメールというのは、文字によるコミュニケーションです。「スカイメールで短編小説が送られてくるかもしれない」なんていう文句が宣伝になってしまう時代。世界に何億と言われるホームページもすべて文字が主体になっているわけです。こんな時代だからこそ、うまい文章を書けるということは、それだけでも力になりうるはず。ネット上では文章を書ける人が強いのです。いつまでこんな時代が続くかわかりませんが、自分の考えることを文章にできる力を養っておくのは大切なことだと思います。書くことは本当は面白いことなんだ、というこの本。別に大学生じゃなくてもいいと思いますよ。
観ようと思っていた映画を見て参りました。アカデミー賞でも話題になった「サイダー・ハウス・ルール」です。
孤児院で生まれたホーマーは、2度もらい手が見つかったが、2度とも事情により孤児院に戻ってきてしまった。孤児院の院長であり、産婦人科医でもあるラーチ先生はそんなホーマーをかわいがり、自分の技術と知識をホーマーに与えようとする。あるとき、ホーマーは患者としてきた女性に一目惚れし、彼女の帰宅と一緒に孤児院を出発するが。
「規則は破るためにある」。
よくそんな風に言いますけれども、規則っていうのは何故あるのでしょう。この映画では法律、リンゴ園の規則、そして人としての倫理と、様々な規則が問題となるわけですけれども、誰にでも当てはまる、そんなルールは存在しないんじゃないかと思うんですよね。どんな正しいと考えられる規則も、グレーゾーンの多い人が作ったもの。当然それを運用するのも、規則に従うのもグレーゾーンの多い人間。複数の人間がいればルールはもちろん必要なわけですけれども、そのルールを破ることができるということも、ルールを破ることを容認できるのも人間だからこそじゃないのかな、と思いました。良い映画です。おすすめです。アカデミー賞をとったのはマイケル・ケインでしたけれども、彼ばかりではなく、子供たちも、そしてホーマー役であるトビー・マグワイアも良い演技をしてましたね。トビー・マグワイア、かなりファンになってしまいました。ラッセル・クロウの次はトビーかな(笑)。
こういう男になりたい / 勢古浩爾著
ちくま書房, 2000.5
(ちくま新書)
男の見方・・・大爆笑。この人本気でこれ書いてるのでしょうか。「男」という言葉にものすごくコンプレックスを抱いているように感じてしまいました。これ、本気で全部読んでみようかな(笑)