Windows10 (64bit) ノートPC トラブル復旧



● (No.998) Windows10 (64bit) ノートPC トラブル復旧 (2018年4月15日)
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2018年4月7日

普段、衛星通信のメインで使用している Windwos10 Note_PC の調子がまた悪い。
(FMV LIFEBOOK AH30/K FMVA30KB3, 64bit, Windows 8.1 → Windows10 Update)
レジストリが数千ヶ所壊れているという嫌なメッセージと共に、起動にやたらと
時間が掛かり、マウスポインタのクルクルが永久に止まらない。そろそろ考慮す
べき時かもしれない。

※ググると、Microsoft OneDrive をアンインストールするとクルクルが解消
  するとあった。ついでに普段使っていない Cloud もアンインストールした
  ら、この現象は嘘のようになくなって、以前のようにサクサク動き出した。

2018年4月8日

もう一つ困ったことに、Java が PC英語版上でバージョンアップできないという
問題があった。これは PC を一旦、日本語バージョンに戻すと日本語サイトから
ダウンロードした最新Java をインストールできることで解決した。いざ、PC を
英語版に戻そうとしたが、それっきり、Windows10 Note_PC が起動しない。画面
が真っ暗のまま。これはさらに困った。 この文章は、予備の Windows7 Note_PC 
から書き込んでいる。

Windows10 note_PC、せっかく復旧しかけたのに、結局、没した。それ以降 何度
試みても Windpws10 は起動せず。すぐに Amazon で、新規Windows10 64bit 発注。
(FMVA30B1W, FMV LIFEBOOK AH30/B1)。 OneDrive や Cloud を削除したのが起動
しなくなった原因か?

2018年4月11日

昨日届いた、新windows10 note_PC を開梱した。一日がかりで、新PCを英語版に
して、Calsat32 を起動するところまで出来た。設定のポイントは次の通り。

 ・コントロールパネル → システム → 電源オプションの設定変更。
 ・Office Premium (Word, Excel2016) を、まずインストール。
  途中で「お待ちください」のまま先へ進まず。→ 解決。
  2016年10月以降、この症状が出ることが Microsoftサポートページで判明。
 ・Word, Excel の最初の起動は、Microsoftアカウントが必要。
 ・Word, Excel のデフォルトフォントを、游明朝から MS明朝に変更。
 ・Windows用の FTPクライアントソフト「WS_FTP」をインストール。
  INIファイルを編集しても反映せず。→ 解決。次のフォルダ内に存在。

  C:/Users→AppData→Local→VirtualStore→Program Files(x86)→・・・

 ・コントロールパネル → 地域 → 英語(米国) に変更 → PC再起動。
 ・「Locale Emulator」 をインストール後、PC再起動。
 ・「Calsat32」 インストール。 ロケールエミュレーター → プロファイル実行
  とすると、「MCI32.OCX」 が存在しないというエラーメッセージ。
  別の PC から「MCI32.OCX」 をコピペして解決。場合によっては regsvr32 で
  認識させる必要がある。

2018年4月12日

本日は、メール設定(Outlook) をまず行い、メールの送受信が正しくできること
を確認した。ファイル → オプションで、送信を 「テキスト形式」 に変更した。
次に、RTL-SDR を添付の CD のインストールするところから始めて、zadig2.1.0
により RTL2832U として認識させた。 そして、SDRSharp, Soundmodem と順調に
インストールした。ここまでは良かったが、いざ APRS信号(144.660MHz) を試し
に聞いてみると、ブーンと雑音。Soundmodem にデコードしない! これは重大な
問題だ。PC内蔵のサウンドカードの影響だと思われる。なんとかしなくては!

2018年4月13日

朝一で、以前の Note_PC から増設メモリ(8GB)を外して新PCに取り付けた。付け
難かったが、力で押し込んだ。コントロールパネル → システムで確認すると、
4+8=12GB と表示された

※サウンド問題は解決していない。安かろう悪かろうだったか、設定の問題か。
 これでは、インターネット専用機にせざるをえない。結局、旧Windows10_PC
 を修理に出すことにした。パックアップ用CDを作っておけばよかった。

2018年4月14日

先日来、新Windows10上でいろいろな実験をしているが、純正の Windows10 は、
セキュリティがさらに強力になった印象である。ある一つのファイルをエディタ
で開くと、「上書き禁止」 と表示が出て編集ができない。そこでいつものように、
「右クリック → セキュリティ」 として、あらゆる箇所の 「フルコントロール」
を ON にして改めてそのファイルを開いても、「上書き禁止」 のまま変化しない。
そこで究極の手段として、

 C:/Users→AppData→Local→VirtualStore→Program Files(x86)→・・・

の中にあるファイルの実体は編集できるので、そこで編集し上書き保存、または
デスクトップ上に一旦保存してから、それを所定のフォルダにコピペするという
大変遠回りな方法でファイル編集している。各局はこれをどう対処しているのか?

2018年4月23日

サウンド問題が解決した。実験開始から二週間も掛かった。
SDR# → 左上歯車アイコン → Sample Rate を、デフォルトの 2.4MSPS を大胆に
1/10 の 0.25MSPS に設定したところ、「ブーン」 という嫌なフロアノイズの雑音
が消えて、Soundmodem にやっと 1k2信号をデコードすることができた。9k6信号
もデコードするようになった。

     

  

2018年4月27日

TianYi-2, Spacety Aerospace Company, China
21:52 JST, 27 Apr 2018, Ele 69 deg S-W-WN, 435.350MHz 9k6 GMSK
DVB-T+FM+DAB, FMV LIFEBOOK AH30/B1 (Windows10/64bit), SDR#1664
Orbitron3.71, HS-Soundmodem TY2/6, Agw_online_kiss2.4.4

このタイトルの連載記事も、TY-2衛星をデコードできたことで(左図)、いよいよ
今回で脱稿とする。自局環境ではスピーカー(Realtek High Definition Aidio) 
の音量を、やや大きめの 30 に設定することで良くデコードした。ここまで苦闘
と言えるほど、衛星の受信デコードに至るまで大変だったことはない。でもいろ
いろと勉強になった。これでようやく落ち着いて、他の衛星の受信にも専念する
ことができる。

今回 Windows10(64bit) と共に新たに導入したドングル "DVB-T+FM+DAB(820T2)"
は話しには聞いていたが、感度が大変素晴らしい。右図は今朝(28Apr2018) 受信
した DTUsat-2, 2.4GHz信号であるが、ノイズが全く載っていない。実に滑らか。
SDR# - Configure - Sample Rate  の値を最小 (0.25MSPS) にした影響かもしれ
ないが、今までのドングルと FFT画面の質が全然違う。綺麗な 2.4GHz線である。

  


[補足]

2018年6月2日

本日午前中、大変な思いをした。PCレジストリをいじるのは自己責任とは言え、
冷や汗ものであった。意図することがあって、C:\Users\...を危険覚悟で一箇所
書き換えたところ、再起動後、Windows が立ち上がらなくなってしまった。正確
に言うと、自分の Windows ではなく、一般ユーザーの Windows として中途半端
な状態で起動してしまうようになった。画面左下の Windowsボタンも反応がなく、
右クリックも効かず、シャットダウンもできない。かろうじてデスクトップ上に
一つだけ PCアイコンが生き残っていたので、そこから C:\Windows\System32 の
中から cmd.exe を起動し、regeditコマンドを使って手動で変更した箇所を元に
戻した。その後、まだ一部ソフトによっては不安定なところがあったので、こう
いうことも起こるだろうと事前に作っておいたシステムの復元ポイントでさらに
Windows を以前の状態に戻した。今回は、極めて危険な作業を行ってしまった。

2018年6月4日

先日、C:\Users\... をレジストリで変更して PC起動に大変なトラブルを起こし
てしまったが、この件、発想の転換で見事に解決した! こんな危険な作業をせず
とも、半角アルファベットの新たなローカルアカウント名を作成し、このUser名
でアカウント切り替えをしてサインインし直せば、今まで漢字User名に起因して
起動しなかったすべての外国ソフトが、正常に起動することを確認した。(次図)
漢字User名でも動作する外国ソフトは多いが、C:\Users\...を参照するソフトは
英語版Windowsにおいては漢字User名は極力避けるべきであることを再認識した。
MinXSS_Decoder が起動しなかった件も、一年越しで解決した。

   


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