定年カウントダウン01

2018年11月

10月に戻る 12月に進む 月末
11/01/木
昨夜の夜中、海竜社の『小説を深く読む/ぼくの読書遍歴』の再校ゲラを完了した。これで一つの仕事が終わった。次の仕事はまだ決まっていない。複数の作業を途中で中断していて、方向が決まっていない。こういう時期もあるだろう。とりあえずやりたいことだけをやっていって、とくにやるべきことが心の中で固まるのを待っていればいいだろう。11月に入った。あと3ヵ月。1月末には大学の授業が完了する。それでも3月末までは学部長としての仕事は残っているのだが、授業が終わるとほっとするだろう。もう心の中には、カウントダウンするような気分がある。そこでここからのノートは「定年カウントダウン」と称して、大学での勤めが終了するまでの過程を追っていくことにする。当大学は4学期制を採用していて、11月の半ばで3学期が終わる。2年から大学院までの4つのゼミは年間の授業だが、「小説の歴史」という100人の学生を相手の講座は3学期で完了する。火曜の2限と木曜の1限の、週2回の講座が完了すると、大幅に負担が減少する。つまり11月半ばを一つの目途として、カウントダウンが1コマ進めることができる。12月の半ばに卒論提出があると、4年生の卒論ゼミも終了する。ここでもカウントダウンが進む。1月になると学生たちの宿題の添削指導があり、さらに「文集」の編集として最大の難事がある。これが完了すると、もうカウントダウンは限りなくゼロに近い感じになるのだが、まだ入試の待機という仕事が何回か残ることになる。それと研究室の片づけという途方もない作業が残っている。このように挙げていくと、まだまだ作業が残っているので単純なカウントダウンではないことがわかる。それでも3月末にはすべての作業が終わる。やれやれ。早くその時点に到達したいような、なごりが惜しいような気もするが、そのころには、作家として何をなすべきかということも見えてくるだろう。見えてこなければ毎日が日曜日ということになるが、それもいいだろう。楽しみの読書とか、やりたい勉強とか、行きたいところに旅行するとか、何やかやとやるべきことはたくさんある。ということで、とにかく11月が始まった。
本日は木曜日。1限から4コマある日。この1限の授業は来週のあと1回だけになった。これでかなり楽になる。100人の学生を相手にひたすらしゃべり続ける授業だが、これがなくなるとあとは小人数のゼミだけになる。2年ゼミはかなりしゃべった。来週からまた学生のプレゼンテーションになるので楽になる。3限の3年ゼミはプレゼンテーション。この学年は皆よくしゃべるので楽しい。4年ゼミは雑談をするだけ。学生たちがよくしゃべってくれる。5分早めに終わって、徒歩5分のバス停から西武バスに乗る。このコースで行くと、武蔵小金井始発の空いた電車に乗れる。長い一日が今日も終わった。さて、大学のレポートの仕事がまだ残っている。締切は迫っているのだが多忙で手を着けることができなかった。この週末は土曜しか休みがないのだが、日曜出勤のあと、月曜日が休みになるのそのあたりで集中したい。

11/02/金
大学の三鷹サテライトで講座。月に1度の仏教の講座で本日のテーマは空海。時間が不足してすべてを語りきることはですぎ、続きは来月ということにした。来月は親鸞だが、また時間が不足するかもしれない。1月の最終回は日蓮で、そこですべてをまとめないといけない。金曜日はサースデーナイトの日。講座があるので前半だけ中継を見た。レイダーズ対49ナーズの1勝同士の対決。全敗のチームはいないので、ビリ争いだ。どうでもいい試合だと思い、ビデオのセットしていなかったのだが、記念すべき試合となった。49ナーズは昨シーズンの後半、ペイトリオッツの控えQBだったガロボロをトレードで獲得した。ブレイディーという現役最高QBの陰で活躍の機会のなかったガロボロは、低迷していた49ナーズを活性化して、後半は連戦連勝だった。前半に連敗が続いたのでプレーオフには進出できなかったのだが、今シーズンは最初からガロボロがいるので、地区優勝は間違いないと思っていた(ラムズがこんなに強いとは予測できなかった)のだが、そのガロボロは負傷によって今シーズンは絶望となった。代役は控えQBのビーサードだったがまったくダメだった。よって49ナーズは今年はビリ狙いで来年のドラフトで新人QBを入れるしかないと思われていたのだが、今日の試合で、ムレンズという新人が先発に起用された。控えではなく練習生だったというこの無名の若者がロングパスを多用して3タッチダウンを挙げる大活躍で、レイダースに圧勝した。新たなヒーローの誕生を予感させる。今年のドラフトで入ったのではなく、昨年から練習生だったとのことで、ドラフトにもかからない無名選手だったが、練習生としてのパフォーマンスが認められて先発起用につながったようだ。出してみればおもしろいようにロングパスを決める大スターみたいな活躍だった。まるでシンデレラのように一躍、サンフランシスコの英雄となった。講座があったので前半しか見られなかったのだが、ネットの画像で活躍が後半まで続いたことを確認した。いくらビリ候補のレイダーズが相手だとはいえ、まさに圧勝という段違いの試合運びだった。逆にベテランQBのカーはいよいよ没落の一途をたどることになるようだ。

11/03/土
土曜日は休み。明日が出勤なので貴重な休みだ。軽くドライブしたあと人形町の今半で惣菜を買う。外に出たのはそれだけ。大学の仕事で長大なレポートの修正作業が、ずっと前からの課題として残っていた。2年前にも同じ作業をして、その時は修正に何日もかかったので、なかなか手がつけられなかった。締切が目の前に迫ってきたので仕方なく作業を開始したのだが、今回は事務の方でいろいろと修正をしてくれていて、修正箇所を確認するだけでよいということが判明したし、注文がついたところに手を入れると、自動的に横線が入ったり色がついたりする設定になっていて、とにかく手間が省けるようになっている。親切な人が担当者になったということか。まあ、2年前の作業のことがあったので、こちらも元の原稿をしっかり書いたので、追加で書く要請がほとんどなかったということもあるだろう。とにかく半日ほどで作業が終わってしまった。これで月曜日はのんびりFootball中継を見ることができる。

11/04/日
日曜だが出勤。面接のある入試。大学院の3回とセンター試験を含めて全部で14回ある入試の4回目。まだ先は長いのだが、面接のある学部の入試は、4回中3回目までが終わった。あとは12月だけだ。定年カウントダウンというタイトルのノートなので、この14回の入試の4回目が終わったら、カウント10のところまで来たということだ。これからは1回終わるごとに、入試のカウントダウンが進行することになる。

11/05/月
月曜はリレー形式の授業があるのだがすでに割り当ての義務は果たしている。会議もないので休み。まずはかかりつけの医者に行って常備薬をもらい、ついでにインフルエンザの注射。学生さんとの交流があるので毎年予防注射を打っている。本日の仕事はそれだけ。月曜はFootballの中継があるのだが、ペイトリオッツ対パッカーズというどうでもいい試合。試合を見ながら、他の試合の結果をチェックする。セインツがラムズに勝ったのでついに全勝チームがいなくなった。この2チームにチーフスを加えた3チームが1敗。ペイトリオッツ、チャージャーズ、パンサーズが2敗、スティーラーズが2敗1分。3敗はベンガルズ、テキサンズ、レッドスキンズ、ベアーズ、ここまでがプレーオフ候補だが、カンファレンスのトップシードになるのはこの時点で2敗のチームまでだろう。有力チームがロングパスが投げられるQBを擁しているのは当然だが、すごいRBがいることもトップチームの条件だろう。ラムズのハント、セインツのカマラ、チーフスのハントは本当にすごい。これにスティーラーズのコナーが加わろうとしている。スティーラーズにはベルというすごいQBがいたのだが、契約がこじれて現時点でも登録されていない。その間にコナーという新人が頭角して、もはやベルは不要という感じになってきた。しかしRBは体当たりするポジションなので怪我が心配だ。昨シーズンの覇者イーグルスは、ブラント、アジャイー、クレメントという3人のRBを交替で使って成功した。ここまでに述べたRBたちは、ほとんど一人で出ずっぱりで、体力の消耗が心配だ。このところFootballで頭がいっぱいだが、いつのまにか日本のプロ野球が終わっていた。今年の日本シリーズは広島球場から始まるので広島が有利だと思っていたのだが、初戦が引き分けになったのが広島にとってはダメージだった。広島のピッチャーは大瀬良、ジョンソンと、3人目の差が大きい。信頼できる2人をホームゲームに起用して確実に勝てば、福岡の試合でホークスが3つ勝っても、4勝3敗で広島の勝ちと思っていた。初戦が引き分けになると、途端に広島は苦しくなって、打線まで調子を落としてしまった。まあ、どうでもいいことだ。来年の巨人は原監督になるようだが、コーチが芸能人ばかりでどうなることかと思う。

11/06/火
2限だけの授業だが、この講座のたまっていたレポートを読んでいたら夕方になってしまった。この講座は来週最後のレポートを受け取れば終了する。これでまた定年カウントダウンの1つが終わって、ゴールに一歩近づくことになる。火曜日はマンデーナイトの日。ネットで確認するとタイタンズがカウボーイズに勝っていた。カウボーイズはどうしたのだろう。2シーズン前の快進撃の時とほぼ同じメンバーのはずなのにQBにもRBにも輝きがなくなった。QBもRBも、新人がどんどん台頭してくる。さて、9週が終わって完全に折り返し地点を過ぎたことになる。地区優勝争いを確認しておく。Aカンファの東地区は2敗のペイトリオッツが独走状態になった。2位のドルフィンズは5勝4敗でここからプレーオフに進むのは難しいだろう。北地区は2敗1分のスティーラーズと3敗のベンガルズの争い。両チームがプレーオフに進む可能性もある。南地区は3敗のテキサンズに4敗のタイタンズが続く。西地区は1敗のチーフスに2敗のチャージャーズが迫っている。2位以下でプレーオフに進みそうなのは西地区2敗のチャージャーズと北地区3敗のベンガルズ。4敗しているドルフィンズとタイタンズはやや苦しい。Nカンファの東地区は混戦。3敗のレッドスキンズが1位で続くのは4勝4敗のイーグルス。この地区は地区優勝するしかプレーオフに出るチャンスはないだろう。北地区も3敗のベアーズと3敗1分のバイキングスが競っている。南地区はセインツが1敗だが、2敗のパンサーズが追っている。西地区は1敗のラムズが独走。続くのは4勝4敗のシーホークス。こうしてみるとNカンファ全体が負けが混んでいる感じで、2敗のパンサーズはプレーオフ出場がほぼ確定だが、残りの1チームは、いまのところ3敗1分バイキングスが何とか優位を保っているが4勝4敗のイーグルスとシーホークス、それにファルコンズにも可能性がある。3勝4敗1分のパッカーズもこれからがんばれが残る可能性もないわけではない。それだけにタイタンズに負けて5敗になったカウボーイズはがんばってほしかった。

11/07/水
本日は3限だけの授業。大学院の授業なのでほぼ雑談。いつもの学部長会議は今日はお休み。いよいよ明日の1限の授業で、1限の授業が終わる。これも一種のカウントダウンだ。講談社から『星の王子さま』が送られてきた。30刷だという。ありがたいこと。高校を休学して独学でフランス語を学び、『星の王子さま』を原文で読んだ。その時点では、自分の翻訳が出版されるなど、夢にも思わなかった。作家になってから日経新聞の編集者から書き下ろしの執筆を依頼され、編集者が用意した書いてほしいテーマのリストの中にサン=テグジュペリ論があった。どこかのエッセーで『星の王子さま』のことを書いたのを読んでくれていたのだろう。『星の王子さまの恋愛論』という本を書いたのだが、それが集英社文庫に入り、講談社の編集者の目に留まったという、偶然が重なって、青い鳥文庫に収録されることになった。まあ、この翻訳には自信がある。自分が書いた文章の中でもいちばん奥深くリリックなものではないかと思っている。何かの催しで朗読を求められた時は、いつもこの翻訳を朗読することにしている。

11/08/木
木曜日は1限から4限まで授業が集中している。この1限の授業も木曜の2限とセットになっている。試験をしないので最終日はお休みになる。来週火曜に2限に最終レポートを提出してもらう。ということで、この木曜1限の授業は今日で終わり。やれやれ。とはいえ入試の待機という仕事があと10回残っていて、9時に出勤という労苦から解放されるのはまだ先のことだ。明日は休み。朝からのんびりとFootball中継を見ていたい。

11/09/金
今日は休み。休みの日は10時に起きるのだが、Football中継が9時半から始まる時は早起きする。本日の中継は10時半からなので余裕がある。中継前のアナウンサーと解説者の予想からじっくりと聴く。スティーラーズ対パンサーズ。2敗1分のスティーラーズと2敗のパンサーズだから、カンファレンスのシード権争いに関わる対戦だ。接戦が予想されたが、スティーラーズのQBロスリスバーガーが大爆発して、52点もとって圧勝。今シーズンの始めのころのスティーラーズは攻守がバラバラの感じて初戦のブラウンズ戦を負けに等しい引き分け、さらに2敗するなど、不振に見えた。RBベルの契約がこじれてパスに頼るロスリスバーガーがミスを犯すという悪循環だったが、新鋭RBコナーの出現ですべてがうまく行くようになった。本日も脇役スミス・シュスーターへの大ロングパスに始まって、守備のインターセプトで加点、さらにコナー、アントニオ・ブラウンがタッチダウン、後半になってからは2人のタイトエンドに投げ分け、最後には控えのRBまでタッチダウンを挙げるなど、こんな圧勝は見たことがないというほどの試合になった。先日ピッツバーグで起こった乱射事件の直後なので、「きずな」が生まれたというのは日本人的な解釈かもしれないが、ロスリスバーガーが巨体を揺さぶりながらランニングするシーンもあって、久々に感動した。ニューオリンズがハリケーンで水没したシーズンにセインツが優勝した時を思い出した。わたしはパンサーズのQBニュートンが好きではない。ブラックピープルに偏見をもっているわけではない。シーホークスのQBウィルソンのファンだし、いま応援しているチーフスの新人QBマホームズは父親がプロ野球の日ハムにいた黒人投手のマホームズの息子だ(母親は白人のようだ)。ニュートンは3年前くらいのスーパーボウルでブロンコスのマニング兄と対戦した記憶があるからで、最晩年のマニングに対して、元気いっぱいの肉体派のQBの印象がよくなかった。ニュートンは自分の体力だけに頼り切っていて、冷静さやクレバーなところが感じられない。本日はスティーラーズのディフェンスの花形、ワット弟にこてんぱんに薙ぎ倒されていた。人が苦しんでいるところを見て楽しむというのは悪趣味かもしれないが、スポーツ観戦というのはそういうものだ。阪神が負けたら楽しい。大阪生まれのわたしは、阪神を熱愛する大阪人に子どものころから違和感を覚えていた。広島も嫌いだ。もちろん中日も。ローカル色の強いチームが嫌いなのだろう。ピッツバーグ・スティーラーズのファンは、テリブルタオルと呼ばれる黄色いハンカチをつねに振って応援する。まさにローカル色そのものなのだが、ピッツバーグとニューオリンズには親しみを覚える。アメリカには行ったことがないのだけれど。さて、中継が終わると、まず住んでいる集合住宅の下にあるスーパーで買い物。改装中ということは妻から聞いていたのだが、物の配置が変わっていた。酒類の売場が不便な場所にあったのだが、広いスペースをとっていた雑貨をその場所に押し込み、広いフロアの全体が食品だけになったので、品揃えが増えたようだ。本日買ったもの。ウイスキー3本、チーズ2種、牛乳1本、本日の夕食と夜食。妻が高校同窓会の一泊旅行に出かけたのでつかのまの自由が与えられた。雨がかなり降っていたが、このスーパーは傘なしで行ける。夕方、マッサージの予約を入れてあったので新宿に向かう。雨はほとんど止んでいたので傘をささずに、一番近い地下道の入口に向かう。千代田線の改札までは傘なしで行ける。そこの反対側にも改札があって、そこから都営新宿線の方に地下道が伸びている。そこまでは2ブロックほど徒歩で行く。ただしこの地下道は遠回りで、ふだんは丸ノ内線淡路町の方から新宿線に回るのだが、雨の時はこちらを利用する。新宿三丁目に着いて地上に出ると、雨はほとんど止んでいた。マッサージのあと、新宿線小川町の丸ノ内線側から出て、ドラッグストアでアイスクリームを買う。自宅に帰って冷蔵庫に入れようとしたら冷凍庫が満杯だ。また妻に怒られると思いながら、ぎゅっと押し込む。どうしても1つ入らないのでその場で食べてしまった。本日は早い時間から酒を飲み始める。明日も休みだ。

11/10/土
土曜日は休み。昨日はマッサージに出かけたが、今日はどこにも出かけず。大学の仕事がまだ1つ残っていた。前期に実施した講演のテープ起こし。ヴォイスレコーダーのソフトでやるので簡単。うまくまとまった。これで当面の課題は何もない。あとの仕事としては、学生たちの文集の編集という難事業が残っているが、これは毎年やっていることなので慣れている。いい卒論小説が何本かあればそれで文集の大半は埋まってしまう。短歌と現代詩はすでに原稿が揃っているので時期が来れば入稿できる。あとはのんびりと昨日のスティーラーズの試合をビデオで見直したりしている。リンゴ苅りに行っていた妻が戻ってきた。明日もほぼ休みみたいなものだ。

11/11/日
日曜だが武蔵野大学百周年記念事業の映画の試写会がある。新橋の近くの高速道路の下ということで、銀座線で新橋、丸ノ内線で銀座のどちらかと考えたが、丸ノ内線で行くことにした。新橋の地下は出口がわかりにくい。銀座線に乗るには神田駅まで歩くことになる。丸ノ内線の銀座から高速の下を歩いた方が距離が短いのではと思われた。フランク永井の歌に「西銀座駅前」というのがある。日比谷線が開通して3路線が銀座でつながる前は、丸ノ内線の駅は「西銀座」と呼ばれていたのだろう。そういえば銀座線の「表参道」駅が「神宮前」と呼ばれていた時期をわたしは知っている。千代田線が開通した時に原宿のあたりを「明治神宮前」にして、「神宮前」が「表参道」になった。駅の名前が急に変わると途惑うものだがすぐに慣れてしまう。わたしの最寄り駅の「新御茶ノ水」と「小川町」と「淡路町」は地下でつながっているのだが、駅名はそのままになっている。で、西銀座からみゆき通りの方に抜ける地下街を通って、高速道路に沿って新橋に向かった。作家になる前のはるかな昔、そのあたりにあった週刊誌の編集部に通っていたことがある。締切の日だけのアンカーの仕事で、PRの会社で販売店向け機関誌の編集長をやりながらアルバイトで1日だけその編集部に通っていた。2年間くらい毎週通っていたのでとても懐かしい。そのビルはとっくになくなっていて、今日その近くを通ったはずだが、どこにビルがあったのかもわからなくなった。向かいが高速道路で、ひまつぶしに通った喫茶店とか、カレーショップとかもあったのだが、店はすっかり変わっている。で、試写室は地下にあった。試写室はいろいろなところに行った記憶があるのだが、ここは初めて。なかなかいいところだった。大学の映画は、黒井千次さんの『たまらん坂』が原作。黒井さんも来ておられた。大学の先生方も何人か来ておられたので挨拶をする。それだけが本日の仕事で、あとは試写を見て自宅に帰った。自分の仕事がいろいろと残っている。締切のある仕事ではないが、メモだけあって入力していないものが大量にある。とりあえず入力しておかないと、メモそのものがどこかへ行ってしまう。明日も休みだ。嬉しい。

11/12/月
4年ゼミの学生たちが、『メイド・イン・アビス』というアニメを話題にしていた。世界観がすごい、ということなので、とりあえず見ておきたいと思ったのだが、ユーチューブには出ていない。アマゾンのプライム会員だと無料で見られるということだが、わたしは会員ではない。だが妻が会員なので、昨晩、妻が寝る前に妻のiPadでアマゾンにつないでもらって、とりあえず第1話は見られる状態にしてもらった。妻はそのまま寝てしまうし、わたしはこのプライム会員でビデオを見るというのは初めてなので、操作方法もよくわからなかったので、とりあえず第1話だけ見られればいいと思っていたのだが、第1話が終わると、「第2話を見る」という押しボタンが表示されたので、最後の13話まで連続して見ることができた。iPadは持ち運びできるので、途中で水割りを作ったり、冷蔵庫からツマミを出すなどの作業も、つねにiPadの画面から目を離すことはなかった。30分番組だがCMはカットされている。アマゾンの広告が時に入るくらいで、午後11時過ぎから午前4時まで、5時間弱で見終えることになった。学生たちは、何度も泣いた、泣き続けた、と話していたが、わたしは1回しか泣かなかった。「なれはて」と呼ばれるウサギみたいな人物が、人間ではなくなった恋人の処分をロボットに頼むシーンで、この人間ではなくなった恋人がかわいかったので、うるうるしてしまった。よく構成されたストーリーだったが、ヒロインの女の子がシンプルすぎて好きになれなかった。後半、ヒロインが気を失っている間にもストーリーが進行していき、その部分がよかった。相手役のロボットのキャラクターが素晴らしかった。ロボットなのに感情があり、こわがりなのだ。それから中盤に出てくる不動卿という人物がニヒルな感じてとてもよかった。これを演じている女性の声優さんの声がステキだった。ということで本日はやや寝不足。明け方まで起きていたので、寝る前にネットで午前3時からのFootballの途中経過を確認。タイタンズがペイトリオッツに買っていると表示されたので、まさか、と思った。起きて確認するとそのまま勝っていた。これでペイトリオッツは3敗となり、プレーオフのシード権が怪しくなってきた。ワイルドカードからの出場となると、老人のQBなのでスタミナが心配になる。さて、明日の試合は地区優勝争いには関係がないので、本日の結果で10週終了時点での状況を確認する。1敗のチーフス、セインツ、ラムズは勝って1敗を守った。Aカンファは9勝1敗のチーフスが独走状態になった。2番手が7勝2敗のチャージャーズだが、首位のチーフスと同じ地区なので地区優勝しなければシードもされないので、7勝3敗のペイトリオッツがまだプレーオフ初戦の不戦勝のシード権を保有している。これに続くのが6勝2敗1分のスティーラーズと、6勝3敗のテキサンズで、チャージャーズを除く4チームが地区優勝、ワイルドカードからの出場はチャージャーズがほぼ確定なので、残りは1枠。ここに5勝4敗とベンガルズとタイタンズが並んでいる。ペイトリオッツに勝ったタイタンズに勢いを感じる。Nカンファは9勝1敗のラムズと8勝1敗のセインツがほぼ並んでいるが、直接対決に勝っているセインツがこのまま最後まで勝ち続けるのではないか。地区優勝は6勝3敗のレッドスキンズとベアーズがリードしている。セインツと同地区のパンサーズも6勝3敗なので、ワイルドカードは残り1枠。5勝3敗のバイキングが堅実で、本日のナイトゲームでイーグルスが勝てば5勝3敗でプレーオフ出場圏に並ぶところだったが、カウボーイズに惜敗してしまった。これでイーグルスとカウボーイズが4勝5敗で並んでいる。両チームの所属する東地区は6勝3敗のレッドスキンズがトップだが、QBのスミスは大試合に弱いので、地区同士の対決が続く終盤に連敗する可能性が高い。カウボーイズにチャンスが出てきたのではないかと思う。ブラウンズに負けて4勝5敗のファルコンズにも可能性はあるし、4勝4敗1分のパッカーズも、充分にプレーオフは狙える。これからの6試合がいよいよおもしろくなってきた。が、スーパーボウル出場となると、チーフス対セインツになるような気がする。ラムズはここにきてQBゴフの調子が下降しているように感じられる。ラインのパワーが落ちているのかもしれない。ペイトリオッツが下降気味なのに対して、スティーラーズは絶好調。カンファ決勝はチーフス対スティーラーズ、もう1つのカンファはセインツ対ラムズ。これはもうどこが勝つかわからない。この4チームの優位は揺るがないのではないか。ただ金曜日の試合でスティーラーズのRBコナーが終盤はベンチに下がっていた。負傷したのではないかと心配だ。契約がこじれてまだ出場していないベルが戻ってきて攻撃のバランスが崩れるのではないかという心配もある。本日は休み。前夜見たアニメとFootballで頭がいっぱいになっている。

11/13/火
大学。2限の「小説の歴史」。今日が最終回。早稲田では「小説論」というタイトルで教えていた。早稲田で15年、いまの武蔵野大学に来てから10年になるのだが、大教室での講座もこれで最終回となる。感慨はとくにない。講演みたいなものはこれからも機会があるだろう。人の前でしゃべるのは楽しい。観客の反応があるからだ。この講座は毎週レポートを課してきた。そのレポートも本日が最終回。ふだんの火曜日は授業が終わるとそのまま帰ることもあるのだが、本日は研究室に戻ってレポートの評価。遅れた学生に木曜日の昼休みまで受け取ると告げているので、これからレポートを出す学生もいるのだが、たぶん数人だろう。とにかく仮の評価をして、木曜日にわずかな修正をすれば事務に提出できるところまで来た。本日は文藝家協会の理事会なのでそちらに向かうために研究室を出たのだが、いやに寒い。まだ真夏と同じ、半袖シャツにうすい上着という格好をしている。本日は夜まで外出しているので、研究室に戻って何かないかとクロゼットを見ると、うすいニットのカーディガンがあったので、これを下に着込むことにした。文藝家協会の常務理事会と理事会。著作権関係の報告をして務めを果たす。終わって岳さん、加賀さんと、近所の蕎麦屋で軽く飲んで帰る。本日はマンデーナイトの1試合があることを思い出してネットで確認。49ナーズ対ジャイアンツという最下位争いの対戦。わたしはジャイアンツのファンだった時期があるし、いまでも気にかけている。昨シーズンのジャイアンツはブービーで、結果としてドラフトでは2番目の指名権を得た。1位指名は昨シーズン全敗のブラウンズで、QBメイフィールドを指名。今シーズンすでに大活躍している。3位指名のジェッツは開幕から先輩QBとなったダーノルドを指名。ジャイアンツは2位指名なのでダーノルドを指名することもできたはずだが、ランニングバックを指名した。この選択がファンの間でも批判されていて、来年のドラフトではQBを指名せよという声が高くなっている。そのためには、ビリになって1位の指名権を獲得しなければならない。ということで本日のビリ争いの対戦は、負けることを期待したファンが多かったと思われるのだが、イーライ・マニングががんばって、勝ってしまった。おい、勝つなよ、と言いたくなる。

11/14/水
大学。3限の大学院のゼミのあと、学生の個別指導。寒くなってきた。本日から長袖のシャツを着用。昨日までは夏と同じ半袖シャツだった。

11/15/木
大学。1限の講座が終わったので2限から4限までの3コマになった。これは楽だ。あとはゴールに向かって、1日1日、カウントダウンを続けていくことになる。昨日は長袖シャツを着ても寒かったので今日は中にアンダーシャツを着たのだが、それでも寒かった。去年の冬はどうしていたのか、記憶がない。ボケてきたのかもしれない。よーく考えてみると、まだヒートテックの長袖シャツというものがあることを思い出した。あとは上着を分厚いものに替え、最後は防寒コートということになるのだろうが、まだ11月だ。あとしばらくはいまの状態でもちこたえたい。

11/16/金
この金曜日は休み。仕事が入っていないのでのんびりしている。本当はのんびりしていてはいけない。仕事をしないといけないのだが、まだ構想を練っている段階なので、とくに手を動かすということがない。金曜日はFootballが1試合だけあるのだがスカパーが中継していない。ネットで確認するとシーホークスがパッカーズに逆転勝ちしていた。確かにどうでもいい試合だ。シーホークスはこれで5勝5敗になったわけだが、Nカンファ西地区はラムズが1敗なので地区優勝は無理。プレーオフ出場の各地区2位のチームは、南地区のパンサーズが6勝3敗で第1候補、残り1枠は、北地区のバイキングスが5勝3敗1分でリード、シーホークスの5敗というのは致命的だ。それでも残り6試合を5勝1敗でいけば、10勝6敗となるので、可能性がないわけではない。パッカーズは今日の敗戦で4勝5敗1分で、これはかなり難しくなった。他にも東地区のカウボーイズとイーグルスが4勝5敗と名門チームがひしめいているのたが゛パンサーズのQBニュートン、バイキングスのQBカズンズは安定しているので大負けはしないだろう。ただし東地区トップの6勝3敗レッドスキンズのQBスミスは、大試合に弱いので、カウボーイズとイーグルスは、レッドスキンズとの直接対決に勝てば地区優勝の可能性はある。とくにイーグルスはレッドスキンズとの対戦が2試合あるので、2つとも勝てば5敗で並び、直接対決の勝利で条件としては優位になる。まだ可能性があるということだ。

11/17/土
三軒茶屋の世田谷パブリックシアターで三田和代さんの芝居。予備知識なしで見たので何のことかよくわからない芝居だった。ショーン・オケーシーというアイルランドの劇作家が書いた芝居で、テーマは第一次世界大戦。幕が開くとやや古い翻訳劇だということは衣装などでわかったのだが、フットボールの話題が出てきたのでアメリカンフットボールかと思ったが、どうやらサッカーらしいとわよかる。ということはイギリスかと思ったのだが、実際はアイルランドの話で、貧しい男たちが志願して兵役に就き、第一次世界大戦でフランスに渡ってドイツ軍と戦う話だ。1幕目はその男たちが出征する直前のドタバタ騒ぎで民衆のエネルギーみたいなものが爆発している。2幕目は戦争を描いているのだが操り人形が出てきて暗いミュージカルになる。わが姉以外は知らない俳優さんばかりだが、ミュージカルの合唱がきれいにハモッていたので、ミュージカルなどに出る人々だろうとわかってきた。若い俳優さんは皆、歌がうまい。歌って踊れなければ俳優になれない時代になっているのだ。3幕目は傷痍軍人の惨めな話。うーん、何なんだろうな。俳優さんにはエネルギーが感じられた。いい芝居だとは思うけれども、これを本邦初演でやる意味がよくわからなかった。何だか中途半端な気持で自宅に戻ると大異変が発生していた。戦争の流れ弾が飛んできたと思われるような感じで窓に大きなヒビが入っていた。ただちに管理人を呼んでテープなどを貼って応急処置をしてもらったが、えらい災難だ。ハヤブサかカモメがぶつかったのか、ドローンの仕業か。留守中のことなので原因不明だ。いちばん端の窓なのでふだんからブラインドを下ろしていることも多い場所。そこだけカーテンをしめておけば気にならないのだが、原因が不明なので不気味だ。このガラスは特注なので交換するまでに何ヵ月もかかるのではないかと思われる。その間、ずっとカーテンをしめておくことになる。

11/18/日
日曜日。休み。何事もなし。

11/19/月
本日は夕方から教授会等があるだけ。午前中はのんびりFootball中継を見る。バイキングス対ベアーズというどうでもいい試合をやっている。まあ、Nカンファ北地区の地区優勝争いということだろう。ベアーズはまだ3敗。トゥルビスキーというQBのプレーを見るのは初めてだ。けっこう遠投するし走れる。それなりに優秀なQBだが、マホームズのようなクレバーさがない。花がないということ。プレーオフには出るだろうが、初戦で負けるだろう。さて、他の試合をネットで確認。セインツは昨シーズンの覇者イーグルスに圧勝。QBのブリーズが絶好調だし、RBの2枚看板イングラムとカマロも相乗作用で調子が上がってきた。16週にスティーラーズ戦があるのだが、それまでに地区優勝は決まっているだろう。驚くべきアクシデントが2件。ここに来てプレーオフ出場当落線上にある2チームのQBが怪我で退場した。レッドスキンズのスミスと、タイタンズのマリオタ。ともに今シーズンは絶望だろう。この2チームは脱落だ。もう1つトピックス。スーパーボウルを制したこともあるレイブンズのQBフラッコの負傷で初先発したジョンソンが大活躍。この新人QBはまあ初先発ということもあって、パスのターゲットがなかなか見つからない。しかし驚異的に俊敏なのだ。まるで鬼ごっこのように逃げ惑っているうちにパスのターゲットを見つけたり、自分で走って前進する。同地区のベンガルズに対して圧勝した。これでレイブンズは5勝5敗。プレーオフ争いに踏みとどまっている。そのプレーオフ争いだが、Aカンファは残る1枠が大激戦になりそうだ。地区優勝はペイトリオッツ、スティーラーズ、テキサンズ、チーフスでほぼ決まりで、プレーオフの1枠も3敗のチャージャーズが当確。だが残りの1枠は、ドルフィンズ、ベンガルズ、レイブンズ、コルツ、タイタンズが5勝5敗で横一線になっている。Nカンファの方は東地区トップのレッドスキンズが4敗になった上、QBスミスが負傷したため、あとは失速するだろう。5勝5敗のカウボーイズだけでなく、4勝6敗のイーグルスにも望みが出てきた。ただしこの地区は優勝しないとプレーオフには出られない。残りの地区は、ベアーズ、セインツ、ラムズが独走状態になった。プレーオフの2枠は、6勝4敗のパンサーズ、5勝4敗1分のバイキングスが踏みとどまっている。それを追うのは、5勝5敗のシーホークス、4勝5敗1分のパッカーズ、さらに4勝6敗のイーグルス、ライオンズ、ファルコンズにまでチャンスはある。いや、6勝4敗のレッドスキンズも圏外に去ったわけではない。スミスが負傷した試合は、控えのマッコイが出場して1タッチダウンを挙げている。確かもう一人控えがいたはずだが、話題になるような選手ではない。そもそもレッドスキンズはエースQBのカズンズをバイキングに引き抜かれ、昨シーズンのマホームズを先発させるために放出されたチーフスのスミスを入れて、何とか戦ってきた。どうも落ち目のチームのようだ。同地区のイーグルス戦が2試合、カウボーイズ戦が1試合残っているし、急に調子が出てきたマニングのジャイアンツ戦もある。最終的にレッドスキンズは8勝8敗くらいでシーズンを終えるのではないか。というようなことを考えながら教授会に臨む。頭の中がFootballでいっぱいで、こちらの気分は定年カウントダウンに傾いている。若い先生方にお任せして来年の構想を練ってもらう。寒い日が続く。大学はまだ暖房が入っていない。そろそろ忘年会シーズンだ。体調を整えないといけない。

11/20/火
昨日のFootballの試合をネットのダイジェスト版でチェックしたのだが、最も感動敵なのはスティーラーズがジャガーズに勝った試合だ。この両チームは昨シーズンのプレーオフでも対戦して、ジャガーズが勝っている。スティーラーズにとっては苦手チームのようで、今シーズンは不調のジャガーズなので楽勝できるかと思っていたのだが、第3クオーター後半の段階で16対0でジャガーズがリードという信じられない状態。ロスリスバーガーがインターセットされまくっている。それでもそこから2つタッチダウンを返し、残り1秒でロスリスバーガーのQBスニークで逆転タッチダウン。劇的な逆転というよりも、何とも苦しい勝利だった。で、本日はマンデーナイト。チーフス対ラムズの1敗同士の対決。この2チームによるスーパーボウルとなるのではと誰もが考える好取組なのに、中継がない。ネットでずっと試合経過を確認していたのだが、逆転また逆転というとんでもない試合になった。54対51というハイスコアでラムズが勝った。ノーガードの打ち合いで、ディフェンスがずたずたになった感じだ。両QBがすごいということは言えるのだが、あまりにもディフェンスが弱すぎる。これではプレーオフで勝ち上がれないのだろう。このカードをスーパーボウルで見たいという気持はあるのだが、Aカンファはチーフスではなくスティーラーズ、Nカンファはラムズではなくセインツが勝ち抜くのではないか。 で、スティーラーズ対セインツになったら、どちらを応援するのか、わたしとしてはとても苦しい。昔、ニューオリンズが水害で、ドームに難民があふれた年に、セインツがスーパーボウルで優勝した。あの時の感動が忘れられない。で、セインツを応援したいかなと、いまのところは思っている。3学期が終わったので、火曜のコマがなくなった。これからは火曜日は休みになる。月曜日に会議がなければ、水曜、木曜だけの出勤となる。カウントダウンに向かって、ゆるやかに仕事が楽になっていく。ただしいろいろと雑用が残っているので、1月末までは多忙な日々が続くことになる。さて、海竜社から『小説を深く読む』という本が出た。担当編集者が見本を届けに来たので近所の蕎麦屋で軽く飲む。彼は早稲田の学生でわたしの授業を受けたこともあるそうだ。一般企業に就職していたのに退職して出版会に身を投じたそうで、まあ、本が好きなのだろう。とりあえず一冊、本を出すことができた。内容は軽い読み物ふうの文体だが、文学について、大事なことが書いてある。いい本になったと思っている。

11/21/水
水曜日は大学院の1コマだけだが、学部長会議が隔週である。このところ寒い日が続いている。そろそろ手袋が必要かな、などと考えている。帰りに御茶ノ水駅前の丸善に行って、毎年使用している当用日記を探したのだが、なかった。自分が使っている様式が、売れなかったということか。書き慣れたレイアウトの日記が突然なくなるのは困る。明後日は休みなので、三省堂に行ってみよう。

11/22/木
木曜日はこれまで1限から4限までのコマがあったのだが、3学期が終了したので1限のコマがなくなった。これは100人相手の講義だったのでしゃべり続ける必要があったが、あとの3コマはゼミなので楽。とくに4限の4年ゼミはただの雑談なので、楽しく歓談してそのまま帰ればよかったのだが、本日は5限で自分が講演することをすっかり忘れていた。月曜の学会の時はその日の手順について進行担当の先生に質問して確認したくらいなのだが、当日になってそのことを亡失していた。昼休みに研究室がメールを確認した、本日よろしくお願いします、というメールが入っていたので、思い出した。本日は授業だけなのでボロボロの格好をしていたのだが、研究室のロッカーにジャケットがあったので着替えた。浜松のイオンで買った安物だが、まあ、いつもこれで済ませている。ということで、一年生相手に「人生の設計図」というタイトルで講演。終わってから研究室に戻って元のボロに着替えて帰宅。ああ、危なかった。認知症か? というか、すでに定年カウントダウンに入っているので気がゆるんでいるようだ。でも、木曜の1限がなくなり、火曜日は休みになったので、気がゆるむのは仕方がない。ところでマンデーナイトのフットボールは54対51という激戦でラムズが勝ったのだが、負けたチーフスは、50点以上とったのに負けたチームとして、記録の残されることになった。前代未聞の新記録だということだ。この試合、ラムズは得点源のRBガーリーが早い段階で足を傷めていて、急遽、パス中心に戦術を変更した。この予想外のパス中心の攻撃に、チーフス守備陣は最後まで対応できなかったようだ。チーフスはペイトリオッツとも延長で負けている。接戦に弱いというイメージがまとわりついてしまった。チーフスは逆に、接戦に勝ったことで自信につながるのではないかと思われる。

11/23/金
金曜日は休み。一昨日駅前の丸善に日記を買いにいったのだが、いま使っている仕様のものがなかったので、駿河台下の三省堂に行ってみる。1階のフロアに日記帳が並んでいたのだがそこにもなかった。絶望的な気分になったが、よく見ると、本当の売場は3階、という表示があった。もっと大きく書いておいてほしかった。3階に行くと売場が広すぎて混乱した。あるメーカーのものだけがずらっと並んでいる。よく見ると少し離れたところに別のメーカーのものの棚がある。目当てのメーカーの棚は少し離れたところに位置していた。とにかくそこにいると、確かに長年愛用している仕様のものがあった。しかし1階のフロアには確かになかったので、つまり自分が愛用している仕様のものは、売れ筋ではないということだろう。自分の書く小説が売れ筋でなくなってから久しいのだが、使用している日記帳まで過去のものとなりつつあるのかと、妙に寂しくなってしまった。金曜はいつもサースデーナイトの試合があるのだが、サンクスギビングデーとやらで3試合も設定されている。だがスカパーの中継がないので、ネットで結果を見る。セインツがファルコンズに快勝。一昨年のスーパーボウル出場チームだが、今年のファルコンズが調子が出ていない。QBスミスが負傷したレッドスキンズは予想通りカウボーイズに負けた。これで両チームが6勝5敗で首位に並んだ。これで月曜日には楽勝が予想されるジャイアンツが相手で5勝6敗になるはずのイーグルスにも希望が出てきた。イーグルスはレッドスキンズと2試合、カウボーイズと1試合、対戦を残しているので、直接対決で勝てば横ならびになる。ただこれからラムズ、テキサンズという強敵を残している。カウボーイズもセインツ戦を残しているのだが、直接対決のイーグルスに勝てば地区優勝が見えてくる。この地区は9勝7敗でも優勝できるだろう。

11/24/土
本日も休み。次男の嫁さんと下の孫が来訪。近くのイタメシ屋でパスタを食べる。それからお台場の方に遊びにいった。こちらは自分の後任となる先生にお手紙を書く作業で午後の時間を使った。引き継ぎの作業をちゃんとやりとげないといけない。

11/25/日
明日の月曜日は会議がないので、本日は箱根で一泊することにした。次男の嫁さんと孫1名はこちらが起きる前にどこかに出ていった。こちらは準備をして車に乗り込む。三軒茶屋の先の上り車線で事故がありこちらの車線も「見物渋滞」。その後は順調に御殿場インターから出て、まずは文藝家協会のお墓を見に行く。このお墓の維持管理は文藝家協会の重要な責務の一つになっているので理事会で話題になることも多く、前から気になっていた。年に一度は慰霊祭があり、バスを仕立てて事務局とご遺族が出向くのだが、こちらは参加したことがなかった。で、本日、初めて霊園に赴く。なかなかいいところであった。実は三田も墓碑に名を列ねている。隣が林真理子さん。申し込み時期がほぼ同じなのでそういうことになった。わざと並べたわけではない。メインストリートに桜の並木があって、シーズンは壮観だろうと思われた。桜の葉は散っていたが、赤く色づいた紅葉が墓地の各所にあって、いい眺めだった。それから仙石原に向かい、ススキの中を歩いた。いい運動になった。夜はホテルでのんびりと食事。こんな感じで妻と食事をすることはめったにない。まあ、いい1日であった。

11/26/月
箱根で朝を迎える。昨日はやや酒を多めに飲んで早く寝た。ふだん妻が寝てから2〜3時間、執筆をしたり、ひとりで寝酒を楽しんだり、Footballのビデオを見たりしている。しかしホテルで妻と同室なので、いっしょに寝ないといけない。深酒した時は夜中に目が覚めてしまうことがある。覚めても起きるわけにはいかないで、ベッドに横たわったまま考え事をしていると、突然、書きかけで頓挫していた作品のアイデアがひらめいた。『壬申の乱』というタイトルで集団劇を書く構想だったのだが、途中から柿本人麻呂を主人公にしようと思った。忍者であり呪術の道士でもあるという設定にしたのだが、ファーストシーンに行き詰まっていた。夜中の暗闇の中で突如としてそのファーストショットがうかんできた。いまその詳細をここに書くこときできないが、たぶんこれで小説がスタートできると思っている。まだ出版社からGOサインが出ていないのだが、とりあえず作品を完成させておきたい。70歳を過ぎると、締切のある作業はきつくなる。のんびりと自分のペースで書いて、完成してから出版社との交渉を始めたいと思う。もっとも締切がないと、永遠に完成しないというおそれもある。それならそれでもいい。ほぼ完成に近い、というようなものをプリントしておいて、暫定的な完成として妻に渡しておけば、「遺作」として発表するチャンスもあるだろう。さて、本日は、客室が満杯で朝食のレストランが混むと聞かされていたので、遅めに出向いてブランチとする。芦ノ湖一周のドライブのあと、とくに必要なものもなかったのだがいちおうアウトレットに出向き、ぐるっと一周。まあ、散歩にはなかった。自分の買ったものはジャムの壜1コ。駐車料金をとられる場所ではないので、こういうのもいいだろう。アウトレットではいつもスポーツ店で靴を買う。黒いスニーカーを買って、大学だけでなく、文藝家協会の会議の時には、運動靴をはいていく。ホテルでの宴会でなければどこへ行くにもスニーカーだ。しかし靴の予備はまだあるし、ナイキに行ってみたが気に入ったものがなかったので本日は買わなかった。帰りはやや渋滞していて自宅に帰り着いたのは午後6時。嫁さんと孫はディズニーシーに行っていて、8時前に新幹線に乗るというので、荷物のスーツケースを妻が東京駅まで届けに行った。こちらはパソコンに向かって今日来たメールへの対応と、今朝方のアイデアを打ち込んでみる。いちおうメモみたいなものは朝の間にノートに書きこんだのだが、さてどうなるか。打ち込んでから何度も読み返したいと思う。ところで、月曜日はFootballの日なのだが、スマホで確認するのも落ち着かない気がして、自宅に帰ってから確認した。何と、スティーラーズがブロンコスに負けているではないか。いったい何があったのか。先週も辛勝だったので、何か異変が生じているのではと心配していたのだが、どこかでバランスの崩れが生じたのだろう。シーホークスがパンサーズに勝って6勝5敗となりプレーオ争いに踏みとどまった。ブラウンズがベンガルズに勝った。ドラフト1位QBのメイフィールドの調子が出てきた。ベンガルズ負け越しとなりプレーオフ争いが遠のいた。イーグルスはジャイアンツに辛勝だが勝って5勝6敗となり、首位に並ぶレッドスキンズとカウボーイズに1勝の差となった。まだ充分に地区優勝のチャンスがあるし、プレーオフ争いのトップだったパンサーズとも1差なった。コルツがドルフィンズに勝って6勝5敗。フラッコのいないレイブンズも控えQBで2連勝して6勝5敗。この2チームがプレーオフ争いの残り1枠を争っている。ただタイタンズが明日の試合で勝てば6勝5敗で並ぶことになるのだが、QBマトリタが負傷している上に相手が7練習中のテキサンズなので難しいか。ただマリオタは軽傷との情報もあり、もし同地区のテキサンズに勝てば地区優勝争いも1ゲーム差となるので望みが出てくる。Nカンファの方は、プレーオフ争いを独走していたパンサーズが負けて6勝5敗となったので、6勝4敗1分のバイキングがトップに浮上した。残り1枠をパンサーズ、カウボーイズ、シーホークスの3チームが争うことになるが、5勝6敗のイーグルスにもチャンスが出てきた。Aカンファの5勝6敗はドルフィンズ、ベンガルズ、それにおそらくタイタンズで、この3チームにもまだチャンスはある。ということは、9勝7敗でプレーオフにすべりこむチームが1つくらい出てくるのではないだろうか。

11/27/火
大学は休みだが教育フォーラムという新しい会議がスタートした。どういうメンバーが来るのか事前には察知していなかったのだが、権利者側と教育関係者に分かれていて、これから綱引きが始まるのかというメンバーだった。権利者側はいつものメンバーだけでなく、考えられる限りのフルメンバーだった。教育関係者をどうやって集めたのかよくわからないが、そちらもいちおうフルメンバーなのだろう。補償金を貰う側と払う側が向かい合っていて、綱引きになってしまっては先に進まないので、できる限り安い保証金で、最大限の利用ができる、というビジョンを出さないといけない。誰もそういうことを言わないので、自己紹介を兼ねて発言の順番が回ってきた時に、そういうことを述べた。これは共通のビジョンであって、具体的な領域になるといろいろと問題が出てくるのだろうが、本日は元締めとなる総合フォーラムなので、理念だけを述べておけばいいのだろう。あとはいくつかあるワーキンググループで細部を決めてもらえばいい。ということで、本日は会合は和やかに終了した。場所は青山学院の宴会場で、以前に何度か行ったことがある。表参道から徒歩5分で、千代田線で乗り換えなしで行ける。午前中の会議でやや早起きが必要だが、午後の時間が使えるので、まあ、休みみたいなものだ。今日は穏やかな好天だった。

11/28/水
水曜は3限の大学院ゼミだけ。学部長会議もない日なので、すぐに自宅に帰る。『人麻呂しのび歌』(仮題)の冒頭部分が書けたので、物語が動き始めた。これで一定のペースで先に進んでいけると思う。ただこのネット上のノートのタイトルは、カウントダウンのままにしておきたい。3月までこのタイトルを続けて、実際に定年が成立したら、まあ、ほっとするだろうなと思う。だが、ゴールが見えるくらいの状況になっても、大学の仕事はぎっしりある。会議がやたらと多い。スケジュールがかなり先まで埋まっている。海竜社から出した『小説を深く読む』の献呈本がそろそろ届いたようだ。自分の体験を素朴に書いただけの本だが、まあ、楽しい本になっているのではないかと思っている。

11/29/木
4学期に入ったので1限はなくなったのだが、2限から4限まで授業。さらに研究室で映画監督の代島治彦さんと打ち合わせ。羽田プロジェクトでお世話になっているドキュメンタリー作家で、昔の学生運動の話などをする。当時の大阪大手前高校の話など。羽田プロジェクトの活動で、高校時代の仲間と顔を合わせる機会が増えたのだが、その高校時代について監督は興味をもたれたようだ。

11/30/金
文藝家協会でオーファン委員会。この委員会は本当は「著作権者不明等の裁定制度の利用円滑化に向けた実証事業実行委員会」というのだと知ってやや驚いた。自分が委員長なのだけれど、こんな長い名前の会だったのだ。まあ、これからもオーファン委員会ということにしておきたい。11月は短い。今日で終わりなんだ。今週は割りと楽だったのだが、どういうわけか来週はものすごく忙しい。日曜の入試待機から始まって、朝9時に出勤の仕事がけっこうある。1日に複数の仕事がある日もある。体調を整えて乗り切りたい。そろそろ忘年会シーズンだ。飲み過ぎないようにしよう。



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