定年カウントダウン03

2019年1月

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01/01/火
正月。例年どおり次男一家とともに新年を迎える。2人の孫の姿を見ていると、去年の8月のことが想い起こされる。スペインの長男一家が日本に滞在していて、孫が6人揃った。スペインの孫は女3人男1人で、四日市の2人の男児と合わせると、女3、男3ということになる。その6人の孫を連れて北海道を旅行した。丸一日、旭山動物園にいたことや、夜のすすきのの歓楽街をぞろぞろと子どもづれで横断したことが、いまとなっては懐かしい想い出となっている。孫たちにとって、ぼくは「おじいさん」にすぎない。小説を書いていることも、大学で学部長を務めていることも、文藝家協会で著作権の責任者を担当していることも、孫たちの眼中になく、ただの「おじいさん」なので、ぼくも「おじいさん」を演じている。すでに大学の仕事は定年カウントダウンに入っているし、小説を書かなければ(去年は小説を出せなかった)小説家ではないのだし、著作権の仕事も自分がいなくても誰かがやってくれるだろうから、結局のところ自分のアイデンティティーがどこにあるかといえば、「おじいちゃん」ということになるのだ。そういう意味で、孫は大事な存在だ。スペインの長男とも、ラインで情報を交換している。1度だけだが、スペインで新年を迎えたことがあるので、スペインの正月の雰囲気もわかる。スペインでは1月6日が東方三博士の日で、その前日に三博士がやってきて子どもたちにプレゼントを渡すことになっている。だからクリスマスも正月もあまり盛り上がらないのだが、大晦日の夜はブドウが12粒入った袋が全員に渡され、教会の鐘の音に合わせて1粒ずつ食べる。日本の除夜の鐘と違って、教会の鐘はテンポが早い。ブドウを次々と口に入れないといけない。ちなみにスペイン人は日本人のように、ブドウの皮や種を吐き出すことはない。すべて呑み込んでしまうので、テンポが速くても大丈夫なのだ。
さて新年であるから、今年のプランなどを述べておきたいところだが、大学の仕事が定年カウントダウンに入っていることが確実なだけで、仕事のプランがあるわけではない。もはや高齢者なので、締切のある仕事はストレスをかかえることになる。やりたいことをやる、というスタンスで臨みたい。ということで、仕事のプランは何もない。とりあえずいまは『人麻呂/しのび歌の伝説』という作品の冒頭部分を書いている。昨年からずっと冒頭部分を書いている気がする。とにかく他にやりたいものがなければ、しばらくはこの作品を書き続けることにしたい。冬休みが終わると1月の3週間は大学の授業があるが、それが終われば負担は軽くなる。『創作集』の編集という雑務もあるが、すでに短歌と現代詩の原稿はいただいているし、卒業小説の掲載作も決まっている。今年はいい作品が4本あったので、それでページ数の大半は埋まってしまう。2年、3年のゼミの宿題が出るのは最終週なので、そこで作品を選ばないといけない。1月は大学院の入試、センター試験、統一入試というのがあって、学部長は本部に待機する。入試は2月、3月にもあるのでまだ業務は残っている。しかし来年度の計画などは、引き継ぎの先生方に任せているので、しだいに雑用は少なくなっていくはずだ。そのようにしてゆるやかに大学の業務から離脱することになるだろう。まあ、いま考えているのはそんなところだ。夜はスキヤキ。次男が四日市のデパートで列に並んで松阪牛を買ってきてくれた。和やかな家庭の団欒がある。

01/02/水
正月2日目。毎年この日には別荘地の管理棟の前でモチツキをやる。少し遅れて行ってみるとすごい列ができていた。ここは40年前に売り出された別荘地で、ぼくは30歳くらいだった。たぶん購入者の平均年齢はもう少し上だろう。いまぼくが70歳になったことを思えば、最初の購入者はすべてリタイアしている。転売した人も多いはずだが、リタイア後に定住している人もいるみたいで、定住人口が増えている感じがする。そのせいか、モチツキに集まる閑な人も増えたのではないだろうか。われわれは一家6人で列に並び、その間に、孫2名は餅をついているところに行って、モチツキをやらせてもらったりした。子どもに餅をつかせたりするから餅の生産性が下がり、列がなかなか前に進まないのだが、自分の孫だから仕方がない。ようやく餅が配られているところまで到達して、餅をもらえた。孫たちはもう一周列に並んだのだが、こちらは仕事場に戻って仕事を少し。箱根駅伝をやっている。今年はどういうわけか青山学院が不振だったようだ。早稲田もどこかでブレーキがかかったようで、明日はシード権争いも危なくなっている。こういうものを見るとつい早稲田を応援したくなる。まあ、オリンピックなどを見ると日本を応援したくなるのと同じだろう。午後は全員で人生ゲームをやる。この仕事場には自分の子どもたちが遊んでいた初代の人生ゲームがある。いまから見るとアメリカ版をそのまま翻訳したような内容で、いまとなってはレトロで面白い。ゲームなのだからあまり現実味がない方が楽しい。どういうわけか「ベストセラーを書いて儲ける」などという場所に停まってしまうと、何となく寂しくなってしまう。さて、義務もこれで終わりかと思っていたら、大人たちは志都呂イオンに出かけるのだという。孫2人とぼくだけ留守番ということで、まあ、孫たちは2人に遊んでいるので、こちらは仕事ができるのだが、下の孫が兄に難解というよりも意味不明の謎々を出して困らせているのを聞いていると、気分が落ち着かない。兄と弟の会話を聞いていると二人の個性の違いがよくわかるし、弟の方が何やら不思議なレトリックがあってじわじわと兄を追い詰めていくところがあって何ともおもしろい。誰に似たのか、といったことを考えてしまう。さて、買い物に行った妻と次男夫婦が帰ってきて、和やかな夕食となったのだが、そのあとで下の孫が組み立てていたレゴブロックの説明が始まったのだが、これがまた難解で大人たちは疲れ果ててしまった。実はその親の次男も、頭の回転がものすごく速くて、その割りに言語が追いつかなくて、つねに謎めいたところがあった子どもなのだが、ああ、似ているなと、思い当たることが多い。で、結局、そこのところは祖父のぼくの血筋なのかと思ってしまう。ああ、血というものは恐ろしいと痛感した一日であった。

01/03/木
正月の3日目。といっても何事もなし、午後、孫たちが庭の雑木を刈っているのを少し手伝っただけ。庭に文旦の木があったのだが、根本から倒れてしまった。寿命かと思ったのだが、倒れたまま果実を実らせた。まだ生きているのだ。気の毒なので妻と次男が起こそうとしている。こちらも力を貸して、何とか立たせた。パイプ一本と鉄の椅子をつっかい棒にして、何とか立っているのだが、風でも吹けばまた倒れるだろう。気の毒だがそれも運命だ。こちらも寿命が近づいている。まあ、運命を受け容れるしかないのだろう。

01/04/金
三が日が終わった。官庁や一部の企業では仕事始めなのだろうが、大学の授業は来週から。次男の仕事も来週月曜からということで、まだ浜松にいる。孫たちはミカン苅りに行った。自分一人が仕事場に残って仕事をする。孫たちの喧騒の中でもパソコンを叩いていたので、仕事はかなり進んだ。登場人物のキャラクターがしっかりしてきた。短いプロットを積み重ねる展開もうまくいっている。今月は2回、入試の待機があるので、研究室でプリントしてチェックしたい。もう35ページまで来ているので、400字に換算すると100枚くらいのところまで来ている。当初は壬申の乱について書くプランを立てていたのだが、人丸(柿本人麻呂)の生涯を描くことにしたので、壬申の乱は可能な限りコンパクトに描くことにした。壬申の乱の戦さの展開をたっぷり書くつもりで資料を読み込んできたのだが、使えなくなった。無駄になったとは思わない。それとなく戦さの想い出などを語ることはできる。100枚のところで壬申の乱は通り過ぎようとしている。それでいい。これから先も事件は次々に起こる。ここまで少し短く乗り切ったところもある。祝詞と枕詞の関係について、調べようと思ったのだが充分な見解が得られていない。このままでもいいのだが、呪詛についての具体的な記述ができれば、人丸と枕詞についてもそれなりの記述ができるのではないか。深入りすると理屈っぽくなるので、少し調べてもわからなければ、とりあえずそのままにしておく。全体を読み返して何かが足りないと感じられれば、改めて徹底的に調べるということでもいいだろう。夕食は近所の福桝屋へ。うどんと寿司を出す妙な店だ。40年ほど前、この仕事場を建てた時は、近くで食事できるところはここしかなかった。いまは車で行けばレストランはたくさんあるのだが、何となく懐かしいのでここへ行ってしまう。

01/05/土
明日はFootballの日。もう気分がわくわくしているのだが、この創作ノートにFootballのことを書くには多くの読者に不親切だと反省したので、自分のコーフンぶりを控え目に記述することにして、試合の詳細などはここには書かないことにした。それでも自分のために記録を残しておきたいので、「スーパーボウル2019」というページを設置することにした。ホームページのメニューのこの創作ノートの下の、業務日誌と新刊案内の下にこのページの入口を設置した。Footballのことばかり書いてあるので興味のない人が見ても何の感銘もないだろうが、少しでも興味のある方には見ていただきたい。ということで本日はひたすらそのページを書いていた。孫たちとの交流も本日で終わり。夕方には四日市に帰っていった。2人の孫は男の子なのによくしゃべる。うるさいのだが感銘もある。とくに下の子がしゃべることがなかなかに奥深くてドキッとすることがある。まあ、スペインの孫も可愛いので、とくにどの孫が可愛いということもないのだが、一家が出発してしまうと、胸がやや苦しくなった。

01/06/日
8時前に起きてFootballを見る。今日は無料でスカパーが見られる日。ただし「2週間無料」というでかい表示が出っぱなしになっている。テレビに内蔵されているカードをもってくれば仕事場でも見られるのだろうが、どこに入っているのかわからないし、早朝に起きてみるのもつらいので、仕事場では見ないことにしていたのだが、今日はナイトゲームで日本では10時からの試合があったので、じっくりと見ることができた。詳細は新たに開設したFootballのページを見ていただきたい。明日、東京に帰るので、車に積み込む荷物を整理したのだが、庭に出てみるとどういうわけか生の魚が2匹落ちていた。竜巻にさらわれた魚が天から降ってくるという話は聞いたことがあるが、まあ、トンビかカラスが落としたのだろう。それにしてもなぜ2匹落ちているのか。謎だ。『人麻呂』はかなり進んで、第1章が終わった。その先を何も考えていないので、しばらく入力作業はストップとなる。東京に帰れば多忙なスケジュールがぎっしり詰まっている。だが1月を何とかもちこたえれば、授業が終わり、いよいよ本格的にカウントダウンの日々になっていく。

01/07/月
8時に起きてネットを確認。期待のラマ―・ジャクソンはチャージャーズのディフェンスに研究されていたようで不発に終わった。まあ、カンファレンス首位のチーフスと同じ勝ち星だが、地区内の成績で第5シードに回った強豪チームなので、順当な結果か。ベアーズ対イーグルスはロースコアの展開。アメリカのホームページに出ているイラストの表示を見ながらイーグルスを応援する。奇蹟の逆転タッチダウンパス。56秒の時間を残してしまったので、あわや再逆転、という大ピンチだったが、相手がフィールドゴールを失敗して1点差勝ちとなった。とても疲れた。本日は東京に帰る日。10時半に仕事場を出て、3時半に御茶ノ水に到着。5時間かかった。渋滞はまったくなかったが、清水と海老名でゆっくり休んだ。妻の運転だから、こちらはぼんやりと考え事をしていただけだが。帰ってから荷物の整理がたいへんだ。パソコンやルーターをセットし、とりあえず使える状態にした。まだ年賀状などは見ていない。

01/08/火
本日は午後からの文藝家協会の理事会と新年会があるだけ。メールのチェックだけで午前中がつぶれた。文藝家協会に出向いて、必要な発言をする。新年会では10分で昨今の著作権に関する状況を解説するようにと言われていたので、それなりに話をする。まあ、伝わったのではないかと思う。新年会には理事の皆さんだけではなく、著作権関係でお世話になった方々を招待しているので、まあ、自分が日頃お世話になっている人々が多いので、ひたすら挨拶を続ける。ほとんど何も食べず、酒もそれほど飲まずに、とりあえず新年会は終了した。終わって加賀さんを囲むいつものメンバーに坂上さんも加えて会場の地下の店で軽く打ち上げ。自宅に帰ってから少し寝酒。明日は大学院の授業が1コマあるだけなのだが、いろいろと研究室で作業しなければならないこともあって、多忙であることは間違いない。それでも、本日の10分間の挨拶がうまくいったので、責務は果たしたという気がした。

01/09/水
大学。今年に入ってからは初めて。ずいぶん久し振りの感じがする。気持がもう大学から離れているせいか。とはいえ今月はまだ授業が続いている。本日は大学院の1コマだけだが、作業がいろいろある。今月は『創作集』の編集という作業がある。学生たちの作品を一冊の作品集にまとめる。自分のゼミだけでなく、短歌、俳句、現代詩などの作品も掲載する。3学期が終わった時点ですでに短歌と現代詩は原稿が揃っている。児童文学の先生からは今年は作品がないむねの連絡があった。残っているのは俳句と、小説の2人の先生の講座だけで、これは学生が宿題を出してからの判断となるので1月末になる。自分のゼミもこれから作品が出てくるのだが、4年生の卒業作品はすでに4作品を選んでいる。とりあえず本日はそのうちの1作品と短歌、現代詩を印刷屋に送った。卒論をすべて入稿すれば全体の半分くらいは入稿済みとなる。まあ、作業は順調に進むだろう。来年、この同じ作業を後任の先生がされるのかと思うと、ちょっと心が重い。編集というのはなかなかたいへんな作業だ。学生が送ってきたワード文書を、自分で作ったフォーマットに移し換えて、漢字の間違いなどをチェックするのだが、最近のワードはデフォルトで勝手な編集作業が入っていることが多い。たとえば1字下げで始めた文章の最後で改行すると、自動的に次の段落の最初が一字下げになる。見かけはそうなるのだが、そのまま入稿すると1字下げになっていない校正が出てくる。段落の最初にスペースが打ち込まれていないからだ。プリントするだけならちゃんと1字下げになっているのだが、データとして入稿する時は、スペースを打ち込んでおく必要がある。そういう作業を自分がやることになる。けっこう手のかかる作業だ。漢字の間違いも多い。さらに、若い人の語彙に自分が追いつかないこともある。「アイプチ」って何だ、などと思う。ともあれ夕方まで研究室で作業をしていた。どうも研究室のエアコンが不調でいやに寒い。

01/10/木
木曜日は2限と3限。昨日、研究室に電話があって、3限で使用する教室のエアコンが壊れていると連絡があった。まあ、寒いのは何とかなる。全員、コートを着たままで授業をする。4限の4年生の授業は終わっていて、ひまなら研究室に来るように言ってあったのだが、年末は誰も来なかった。今日は一人来たので、しばらく話をしていた。それから昨日と同じ編集の作業。終わっても帰れない。本日は学部長会議の新年会というものがある。荻窪で丸ノ内線に乗り換えて、西新宿で下りる。野村ビルの最上階の中華料理。会費1万円。まあ、楽しかった。

01/11/金
大学は休みだが、三鷹サテライトで市民向けの講座がある。月一度で今回が4回目の最終回。連続講座だとこの続きは次回、で終わってしまえるのだが、最終回はきっちり終わらないといけない。今回は終わり方を考えてあったのできっちり終われた。やれやれ。市民相手の講座は疲れる。お金を払って来ている人々なので熱心に聴いていただけるのはありがたいのだが、おもしろい話題で引っぱっていかないと、退屈する人がいては申し訳ない。まあ、いい感じで話せたと思う。

01/12/土
今日は休み。明日は入試で出勤なのでこの休みは貴重だ。妻と散歩。湯島聖堂、神田明神、湯島天神と三社参り。どこもかなり参拝客がいた。まだ正月気分だ。とくに急ぎの仕事もないのでパソコンを開いてもすることはない。卒論も読み終えた。何か新しいアイデアでも出てこないかとぼんやり考えているのだが、何も出てこない。まあ、そういう時があってもいい。アイデアは突然に出てくるものだ。今日は都内のどこかで雪が降ったらしい。いま住んでいるこの集合住宅で最初の冬を迎えたシーズンに全国的に大雪が降り、日帰りで行くつもりだった大阪での講演を、念のために前泊した。大阪もかなりの雪だったが、地下鉄で移動したので問題はなかった。新幹線も動いていて少し遅れたが東京駅に帰り着いた。だが中央線が止まっていたので、秋葉原から歩いた。いつもなら5分くらいかかるところだが、途中から人通りのない道路になって、積雪に足をとられて遭難しそうになった。雪の日の徒歩は危ないと反省した。それ以後、あまり雪は降っていないが、大学の入試の日にかなり雪が降って開始が2時間ほど遅れたこともあった。明日は大学院の入試だ。筆記試験の時は待機しているだけでいいが、その後、面接がある。一日がかりの仕事になる。それでも月曜が休みなので、まあ、資料を読む時間にあてたい。

01/13/日
日曜日だが出勤。有明キャンパスで大学院の入試。出かけるまで中継を眺め、入試本部で待機を始めた時にスマホで確認。チーフスとラムズが勝った。順当な結果だ。博士課程の試験もあったので一日がかりの仕事となった。大学院の入試は3月にもある。学部の入試はまだ先が長い。来週はセンター試験もある。これは朝が早い。ただ去年の入試本部長だったので、有明のホテルに泊まり込みだったが、今年は土曜日だけの待機だ。自宅で学生の卒論小説のチェック。休日だが忘れないうちに印刷屋に送る。これで卒論小説を4本とも入稿できた。短歌と現代詩も入稿したので、創作集の半分くらいは入稿できた。残りは学生の宿題を見て選考するので入稿は月末近くになる。

01/14/月
成人の日は休み。朝、5時半に起きてFootballを見る。ペイトリオッツ大勝。セインツは辛勝。ニック・フォールズの奇蹟はついにストップ。残り2分、タッチダウンで逆転できる6点差で敵陣に迫ったのだが、頼みのジェフリーがパスを逸らしてインターセプト。イーグルスの奇蹟の快進撃はそこで終わった。カンファレンスの決勝はペイトリオッツ対チーフス、ラムズ対セインツ。自分の気持としては、1番にチーフスを応援したい。チーフスがSUPERBOWLに進出することを期待している。ラムズ対セインツはどちらも好きなチームなので、がんばってほしい。

01/15/火
表参道の青山学院アイビーホールで教育フォーラムに出席。いちおう1回だけ発言した。本日の仕事はそれだけ。会議中ひまだったので、今後の計画をノートに書く。計画は何もない。大学の仕事は『創作集』の編集だけ。卒論小説4篇は入稿済み。あとは学生の宿題提出、評価、セレクトということになる。全体のページ数を確認し、他の先生方からの推薦に対応し、すべての作品の入稿を終え、校正をチェックし、台割と目次を作成し、あとがきを入稿すればおしまい。2月の半ばまでかかるだろうが、卒論小説の入稿が終わっているので半分くらいの作業は進んでいると見ていい。授業は大学院のコマがあと2回。学部は今週宿題を受け取って、来週返す、というだけの作業で講義はもうしない。宿題を読んで評価し、『創作集』に載せるものをセレクトするという作業だけが残っている。あとは入試の待機がまだかなり残っている。それに伴って判定会というものがある。学部長会議、教授会、学科会などの会議が3月まである。卒業式と卒業パーティーに出席し、3月末の非常勤の先生方との懇談会に出席して退任の挨拶をし後任の先生を紹介する。それですべてが終わる。自分の仕事は、締切を設定していない。ということは出版の予定も立っていないのだが、何年かかってもいいから作品を仕上げる。出版するかどうかはそれから考えればいい。いまの出版状況では出しても売れないが、「遺稿」として保存しておけばその時に少しは読者がいるかもしれない。それくらいの気持で書いている。ただし、何年先に死ぬのかもいまのところわからないので、売れそうな本の企画を立てて売り込む、ということは続けないといけない。定年後は少し時間の余裕があるので、じっくりと企画を立てて検討したい。とりあえずいま書きかけの作品として『人麻呂しのびうた』と『卑弥呼戦記』というのがあるのだが、どちからもまだ初めの部分ができているだけだ。気の向くままに続きが書ければ書くし、書けなければ放っておいて別の企画を考えてもいい。時間がありすぎると散漫になるということがあるかもしれないが、著作権の仕事はかなり忙しくなりそうなので、時間が余るということないだろう。そんなことを会議の2時間で考えた。この種の会議は今後も続いていくので、ものすごくひまになるということはないと思われる。しかしおりを見て旅行に行きたいと思っている。まだ行っていない場所がたくさんある。どこか一箇所でしばらくぼうっとするのもいいだろう。

01/16/水
大学。大学院1コマと学部長会議。ほかに雑用めいたものがたくさんあったのだが、早く目が覚めたので午前中に研究室に入り作業を進めた。何とか必要な作業を終えた。明日もいろいろとたいへんな日だが、それで今週は終わる。しいっても土曜日のセンター試験の待機があるのだが。

01/17/木
2年と3年のゼミ。どちらも最終授業。提出作品を受け取る。本日は4年生の卒論の展示会をやっているので、学生たちを案内する。4限の4年生はもう授業はやっていないのだが、1名が研究室に来て、ぜひ見てほしいというアニメをいっしょに見る。いい作品だった。『リズと青い鳥』というアニメで教室の雑談でも話題になっていたのだが、確かにいい作品で、少しレベルが高いので、大衆にはウケないだろう。学生たちがこういうものをしっかり見ているというのはいい傾向だ。帰りに武蔵境から中央線に乗ると、この電車は三鷹で折り返し運転の高尾行きになるというアナウンス。総武線に乗り換えたが、中野駅でかなりの時間停車していた。反対側のホームではこれから現場検証などと言っていた。中野駅で人身事故があったようだ。総武線も途中から超満員になって御茶ノ水で下りられるのかというくらいだったが、人を押しのけて何とか脱出した。えらい疲れた。

01/18/金
本日は休み。明日の土曜日は出勤なので貴重な休み。近所の医者に行っていつもの薬を貰う。あとは自宅にこもっていた。学生の宿題は明日の仕事として、本日はのんびりしていた。

01/19/土
土曜だが出勤。ふだんの入試なら9時集合だが、本日はセンター試験。有明キャンパスに7時45分集合。武蔵野キャンパスは武蔵境駅からバスに乗るので時間が読めないのだが、有明キャンパスに行く「ゆりかもめ」は間隔が短いので1時間あれば必ず行ける。ということで6時45分に自宅を出る。起床は6時前。まだ外は真っ暗だ。で、帰宅したのは午後8時。長い一日だった。去年は本部長に任じられていたのでホテルに2泊したのだが、今回は土曜だけの出勤。明日は休みだ。

01/20/日
昨日の入試待機では、『人麻呂しのび歌』の第1章のプリントをもっていったのだが、名前だけを紹介しているだけだった3皇女を、それぞれセリフを言わせてイメージを定着させた。当初は壬申の乱の戦争シーンを中心に書くつもりだったので3皇女は脇役にもならないキャラクターだったのだが、人丸(柿本人麻呂)を主人公に描くことにしたので、女性のキャラクターは重要だ。人丸の恋心のようなものもしっかりと押さえないといけない。昨日は長い一日だったが、しっかり仕事をすることができた。明日から始まる一週間は、けっこうスケジュールが入っている。だが週末の日曜日はまた入試の待機がある。そこで集中して仕事をしたいと思う。本日の日曜日は休みだが、昨日の疲れがあるので、少しは身体と頭脳を休息させたい。

01/21/月
朝5時に起きてFootballを見る。延長でラムズの勝ち。SARTRASの成立総会に出席。スマホで経過を確認。2試合連続の延長戦となったが、応援しているチーフスが負けてガックリ。相手がペイトリオッツということになれば、SUPERBOWLはひたすらラムズを応援する。長い会議のあと、大学へ移動。さらに長い会議があって、くたくたになって帰宅。長い一日だった。ところで、表参道の会議に出席してから急に気づいたのだが、表参道から武蔵境に行くのは難しい。もちろん直行では行けず、1回乗り換えの場合は御茶ノ水で乗り換えるしかない。自宅の最寄り駅に戻るのはおもしろくないので、やむなく2回乗り換えの場合を頭の中で検索する。渋谷に出て山手線、新宿で中央線に乗り換え、というのも何となくおもしろくない。結局、銀座線で赤坂見附、丸ノ内線で荻窪というコースを選んだ。これが最善だったかは検討の余地があるが、赤坂見附の乗り換えも、荻窪の乗り換えもスムーズだった。渋谷と新宿で乗り換えるのは最悪だろう。本日は学生の宿題の締切。研究室のドアにつるした袋に大量の原稿がつまっていた。明日は休みだが、朝から宿題を読むことになりそうだ。

01/22/火
本日は休み。学生の宿題が大量にある。しかしメールの対応などをしている夕方になってしまった。とりあえず2年生を読む。創作集は4年生の卒論作品を4本掲載するので、2年生、3年生は2本ずつかなと考えていたが、短い作品でよいものがあったので3本掲載できそうだ。これから3年生の作品を読む。明日は大学で院生のゼミと雑務が1つ。夜は使えるので本日中に全部読む必要はないが、何とか読んでしまいたい。

01/23/水
大学。水曜日は大学院の1コマだけだが、もう授業は終了している。本日は雑談の会ということにした。一人も来ないかと思ったら3人も来た。予定通り雑談。留学生が2人いるので、中国と日本の違いということが話題になった。食べ物や生活習慣の話など。神社というものが話題になった。神社って何なのだろう。日本の神さまって何。まあ、難しいテーマだ。終わってから事務の人が来て、退職のご案内。とくに手続きなどは不要で、送られてくる書類等を保存しておけばよいとのこと。あとは研究室の書籍の整理が必要だがこれが大変だ。2月になってから真剣に考えることにしている。

01/24/木
大学。9月から11月の3学期のころは1限の授業があったので、7時に起きて8時に自宅を出るというスケジュールだった。4学期になって1限はなくなったのだが、2限の授業に行くために8時20分に起きる。今日はその最後の授業。2年、3年はもう授業はなく、提出された宿題を返すだけ。研究室にいて学生が来るのを待っている。全員が来てくれた。これで2年と3年のゼミは終了。4限は4年ゼミで、最終授業。卒論作品のコンセプトをプレゼンテーションしてもらう。やってもらってよかった。よくわからなかった作品の狙いがわかって、A評価だった学生1名をS評価に変更。これですべての授業が終わった。あとは成績を入力しただけ。4年生の卒論4本はすでに印刷屋に入稿してあり、今日ゲラが届いた。これは週末の仕事。2年生、3年生にも宿題を返す時に、必要な学生にはデータを送るように指示した。念のためにメールも送った。各学年3作品。すぐに一人からデータが送られてきたので入稿。あと5本。他の小説担当の先生からも推薦があるかもしれないが、自分の担当はこれで終わり。自宅に帰り着くとどっと疲れが出た。御茶ノ水の駅に着いてホームに出るとエスカレーターが動いていた。工事をしていたのは知っていたが、今日から動き始めたのか。危うく乗りそうになったが、これだと御茶ノ水橋口に出てしまう。いずれはコンコースが出来て聖橋口にも出られるようになるはずだが、そこに到るまでには大工事が必要だ。そのうち聖橋口は閉鎖されることになるらしい。不便になるが、もう大学に通うことも少なくなるので、問題はない。文藝家協会関係の仕事は地下鉄しか使わない。

01/25/金
大学は休みだが、大学で発行する創作集のデータを学生が送ってくれたので、自宅で入稿の作業。学生のデータをそのまま入稿するわけにはいかない。漢字の間違いなどは校正ゲラでもできるのだが、目についたところは修正する。何よりも必要なのは、学生が使っているワードの設定によって、1字下げで始めた文章の最後にリターンを押して改行すると、次の段落の最初が自動的に1字下げになっていることがある。そういう原稿をそのまま入稿すると、段落の最初にスペースが入っていないので、1字下げがない状態になってしまう。ワードの設定を変更するようにと教室でも説明したのだが、ちょっとわかりにくいところに設定変更すべきポイントが隠れているため、うまくいかない。ぼくも研究室のパソコンでワードを使う時に、設定変更に苦労した。ということで、学生の原稿に手を入れてから入稿することになる。その作業で午前中がつぶれた。卒業小説の校正は明日の作業になる。午後は文藝家協会でオーファン委員会。これもいろいろと問題があるのだが何とか前に進んでいる。寒い風が吹いているので、帰りは雨の日のコースにした。千代田線で新御茶ノ水に到着すると雨に濡れずに自宅に帰れる。文藝家協会からだと、南北線で溜池山王・国会議事堂前経由で千代田線ということになる。さて、明日は休み。しかし校正の作業がある。学生の作品の校正をしていると、その学生になったような気分になることがある。昨日の夜中に読んだ作品はやや物悲しいラブロマンスだった。あとは健全な教員志望の女子の爽やかな話。これはいいのだが、残りの2篇はかなりグロテスクな話なので心が重い。よくこんなものを書くなと思うような話なのだが、最近の女子はそんな話が好きなようだ。今日はFootballのビデオを見ながら寝酒を飲みたい。

01/26/土
本日は完全な休日。明日は出勤なので貴重な休日ではあるが、学生の卒論小説の校正の作業がある。持ち帰ったゲラを丹念に読む。学生だから漢字の間違いがある。といっても入稿前に一度チェックしているので、ゲラが間違っているのはこちらのミスだ。自分の作品のゲラを読む時、校正の人のチェックが先に入っていて、自分の知識のなさに恥じ入ることがある。日本語、とくに漢字の使い方は難しい。学生の作品の場合は、こちらが時流に遅れているので、若者が常識的に使う用語をこちらが知らないということもある。歴史小説ばかり書いているので、コンテンポラリーというものに関心がうすれているのだろう。さて、本日の朝日新聞に、中高年による「なりたかった職業」のベスト10が出ていた。若者たちの将来の夢といった企画ではなく、中高年がもう一度人生を最初からやり直せるならといった想定での、よさそうに見える職業のランクということだろう。それによると、1位……大学教授、2位……医者、3位……作家ということになっていて、それを読んだ妻から、あなたは1位と3位を兼ねているのに、どうしてハッピーな感じがしないの、と問われた。自分でもよくわからない。著作権の仕事が余計かな、ととりあえず返事をしたのだが、本当は、怖い奥さんがいる、ということではないかと密かに思っている。妻とは高校1年の時の同級生で、これは運命のようなものだから後悔はしていないし、作家になったのも、大学教授になったのも、運命に導かれてそうなってしまったという気がする。去年の初めに出した『こころにとどく歎異抄』の中の親鸞によれば、「すべては阿弥陀さまのお導き」というしかない。ゲラを読みながらテレビを点けていたら、玉鷲が初優勝に王手、大坂ナオミが全豪優勝で世界ランク1位、といった情報が耳に飛び込んできた。画面は見ていないでテレビの音を聞いているだけだが、目で追っているゲラの中では、学生たちが書いた恐るべき世界が展開されている。卒論小説は4篇を創作集に掲載するのだが、よくこんなに濃密な文章が書けるなと思うくらいにいい文章で書かれている。これに比べれば、自分の文章は枯れていて、カサカサになっている。まあ、仕方がない。若い人には負けてしまう。でも、教え方がうまかったとか、励まし方がうまくて、学生がこんなに成長したと自画自賛する。そういえば少し前に中退した教え子がCDのデモ版を送ってきた。今度、デビューするらしい。コメントがほしいというので、聴いてみた。ピアノの弾き語りなのだが、ちょっといい感じだった。中退したので心配していたのだが、頑張って生きていることがわかって、少し感動した。

01/27/日
日曜だが出勤。全国統一入試というもので、武蔵野、有明の両キャンパスだけでなく、全国3箇所の会場でも同時に入試が実施される。入試本部に待機しているだけでいいので、資料を持ち込んで読みながら、必要なメモをとっているうちに時間が過ぎた。何事もなく終了。日曜に仕事があると次の一週間が長く感じられる。明日も大学で大学院生の口述試験と学科会がある。別の紀要の校正の仕事も残っていて、今週もかなりハードな日々が続くことになる。SUPERBOWLは次の週の月曜日なので、それまでに少し気持の余裕をもてるような状況になっていればと念願する。

01/28/月
日曜出勤のあとは一週間が長い。大学院の修論の口述試験2件。どちらもいい感じで終了した。その結果を報告書にして学部事務課に届ける。成績の入力なども済ませ、創作集の目次、コラム、編集後記を入稿、あと中上紀先生推薦の作品が届けば入稿が完了する。自宅に帰って大学のメールをチェックすると、作品が届いていたので整理して入稿。これで第一次の作業がすべて完了した。詩、短歌、俳句、卒論小説4本の初校校正も終わっているので、半分以上の作業が済んでいる。あとは初校がすべて出た段階で、作品の掲載順序を検討し、目次のノンブルを入れる作業が残っているのだが、卒論は偶数ページが3本、奇数ページが1本で、その1本は大トリに配置するので、4本とも右ページ起こしとなる。卒論はすべて右ページ起こしと決めていたのだがうまくいった。最後に白紙ページができてしまうので、1ページのコラムを作った。あとは2年生、3年生の作品の偶数奇数をチェックすることになるが、短い作品は左ページ起こしになってもいいと割り切っている。長い作品はあと1本で、これが偶数ページだとありがたいのだが。今週は授業ももうない。わりと楽なスケジュールだし、週末は土日が休みになる。そして月曜はSUPERBOWLだ。

01/29/火
本日は大学は休み。午後、新宿でマッサージ。いったん自宅に帰ってから、夜は著団協の新年会。ほぼ同じメンバーでオーファン委員会、教育フォーラム、SARTRASと、毎週何かの会議を開いているので、賀詞交換会というほどのこともないのだが、そういうところに参加していないメンバーもいるので、改めて新年の挨拶をして、結束の大切さを確認しあった。あとはただ飲んで食べただけだ。わたしの好物のゴマ団子がなかったのは残念。紹興酒は最後は手酌で飲んでいた。明日は午後の学部長会議だけなので、本日は自宅でも寝酒を飲んで、Footballのビデオを見るつもり。SUPERBOWLが刻一刻と迫ってくる。年に一度のお祭だが、去年は月曜に入試があってリアルタイムでは見られなかった。今年はスケジュールが入っていないので、生中継を見られる。ラムズに勝ってほしい。

01/30/水
大学。学部長臨時会議。大学の新しい役員人事が発表される。文学部長の後任も発表される。余所から招くのではなく内部で昇任させてほしいと要望してあって、それに沿った内示も受けていたのだが、正式に発表されてよかった。これで何の憂いもなくカウントダウンに向かえる。創作集の原稿をすべて入稿できたので、大きな課題がほぼ終わった。あとは校正して、ノンブルをつけるだけだ。そのためにはすべての作品のページ数が決まらないといけないのだが、すでに目次もノンブル未定で入稿してある。奇数の作品同士を前後に並べて空白ページを作らないようにする作業だけが残っている。入試と判定会議はまだ数回残っているし、会議もある。部屋の片づけというのが最大の課題だ。本の置き場所としてマンションを1つ買うことも考えたのだが、オリンピック後の値下がりが予想されるので、とりあえず近いところに部屋を借りることにした。2月いっぱいまで検討したいと思っているがけっこう徒歩圏に空室がある。学生の入試が終われば埋まってしまうかもしれないので、いいところがあれば2月に入ったら決めてしまいたい。

01/31/木
大学の仕事だが本日は目黒の喜多流能楽堂で、喜多流と武蔵野大学文学部のコラボで、文学部の産みの親でもある歌人土岐善麿の新作能『青衣女人』の復活上演で、その前に学部長としての挨拶と、「東大寺と盧遮那仏」という演題で短い講演をした。これで4年連続で土岐先生の新作能を復活してきたのだが、今作がいちばん充実していた。たぶんぼくが生きている間にもう一度上演されることはないだろうと思われるので、いいものを見させていただいたと思う。夜更けに雪という天気予報だったが、能楽堂を出るとけっこう雨が降っていた。目黒駅までたどりついて、最後に千代田線に乗っていれば傘は不要と思ったのだが、ホームに来た電車が三田線だったので神保町乗り換えで小川町下車。少し傘を差すことになった。千代田線は夕方は超混雑で新御茶ノ水で下りるのに苦労をする。しかし三田線もけっこう混んでいたので、大手町で席を立ってドアの近くに移動した。とにかく本日はこの目黒までの往復でほぼ一日が終わった。夜中はFootballのビデオを見る。いよいよSUPERBOWLが月曜に迫っている。シーズンのリーグ戦で5敗もしたペイトリオッツだが、プレーオフに入ってから突然強くなった。ミッチェルというRBの新人が活躍している。ラムズのRBガーリーはカンファ決勝戦を見る限りまだ体調が万全ではないようだ。2週間休みがとれたので少しは回復しているだろう。キッカーのズーラインも回復していてほしい。もう1人のRBアンダーソンも頑張ってほしい。明日は出勤だが、週末と月曜日は休みだ。


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