79年7月14日(土) Johnny,Louis,& Char
Free Spirit 日比谷野外音楽堂


もちろんCharの事件後の起死回生(というのは大袈裟か(^^;))を狙ったJohnny,Loui,&Charによる日比谷野外音楽堂でのフリー・コンサート。その内容をもとに後日アルバム"Free Spirit"やCD BOX「Free Spirit 1979.07.14」が制作されリリースされた。


当日、プレス関係者に配られたチャーのコメントは下記の通り

音楽を演奏する事も聴く事も、とっても単純な事であると思う。単純というのは、要するに、これといった理屈とか、そういったものなしという意味で、もっとあてはまる言葉で言えば、感情的な行為というべきか。

何世紀に渡ってコンサートというものが行われてきたかは定かではないが、例えば、ある所に小さな村があったとして、そこに住む木こりのおじさんが唄が好きで、よく唄いながら木を切っていたとする。そして、ある日、村のみんなが何かの祭で集まって、酒を飲んだり御馳走を用意したりして、宴が盛り上がっている。そこで調子に乗った木こりのおじさんが得意の唄を唄い出す。すると村人はやんやの喝采でその唄を楽しみ、しまいにはみんなで唄い出す・・・

そんな光景を頭に浮かべて、今日のコンサートをプランし行う結果となった。ロックにショックを受けて以来10数年、こんなコンサートがあったら観に行きたいと思っていた、そしてこんなコンサートをしてみたいと思っていた。

人々はそれぞれ自分の環境を持ち、様々な喜怒哀楽の中で生きている事と思う。音楽くらい、気楽に、素直に、そして純粋に楽しみたいと思う。将来あと何年間この世にいるかわからないけれど、こういった気持ちを心に置いて生きていきたい。

'79.7.6 Char(ここだけ直筆)


No. 曲名 コメント B-BAA-A'
(M.C.) 「ジョニー、ルイス。」「エー今日は本当こんな雨の中、まぁ関係ねぇけどな、でもな。曲いこ。」 -C.I--
(Turning) ---
1. Introduction 昔、ウッドストックでジミヘンドリックスが「星条旗よ永遠に」をベトナム戦争や黒人差別などアメリカという国に抗議した演奏があった。それをチャーが日本の芸能界など体制に向けて真似たのであろう。 C.O
2. Voo Doo Chile
3. からまわり 前の曲"Voo Doo Chile"からメドレーでこの曲を始める。
(M.C.) 「まぁまぁまぁそう硬くならならいで。えーと軽く。あとメンバー一人言うの忘れたのですけどムスタングです。(グィーン)えーっと、去年、合歓の里で作った曲で"去年の春の雨がまだ降り止まない"という曲をやってみたいと思います。」 C.I
4 去年の雨 Charがイントロのギター・リフを口で「チュルルルル」って歌うとベースとドラムが合わせることを数回繰り返し曲に突入する。
5 Wasted
(M.C.) 「まぁ押さないで、押さないで。リラックスして。それじゃ一発日本語の歌で最近作った曲なのですけども"風に吹かれてみませんか"という曲をやってみたいと思います。」 -
6 風に吹かれてみませんか ジョン山崎がキーボードで演奏をサポートしている。
7 Open Your Eyes イントロが入る前にチャーがマーちゃんに「次はこの曲」というようにギターでワン・フレーズ弾き、それに続くようにベースのイントロが始まる。
(M.C.) 「みんな適当にやってる?。何か堅苦しい感じだな、リラックスして。やってみたいと思うのだけど。1曲キーボードで。」
キーボードに向かい、「前の曲をこのへんで一発やりたいと思うのですけど。さすが昔・・・かっこいいな、これ。まあ死にゃしね。それじゃ一発、マーちゃん、Dで始まる曲ね。言わないと忘れちゃうんだから(笑)。"表参道"という曲をやります。」
8 表参道 Charはエレピを演奏。 C.OC.O
(M.C.) 再びギターを持つ中、客席からの「チャー、元気〜?」という声に答え「元気なわけないじゃん、いや違う、元気じゃないわけないじゃん、こうやってやらないといけないから元気だ。何言っているかわかんないでしょう。最近しゃべってないからね、しゃべり方、忘れてしまってね。えー次、何だっけな。」 --
(Turning) --
9 The Leading Of The Leaving --
(M.C.) 「エ〜、只今、チューニングをしております。」「まぁ適当でいいや。この間、10日くらい前にリトル・フィートのロウエル・ジョージが死んだのは皆、知っているかな?。リトルフィートのギターの太ったオッサンが死にまして、まぁ麻薬だと思うのだけど、太りすぎだと思うのだけど、誰もあんたを殺しゃしないから、死ぬのだけはちょっとまって。"籠の鳥"という曲を聴いて下さい。」 C.I.C.I.
10 籠の鳥 C.O.
(M.C.) 「それではこの辺で皆、だんだん、動きようがないか、動くしかないな。そろそろノッていきたいと思うのですが用意はいいでしょうか。」 -
11 Why Aren't You Ready 間奏のギターのフレーズがGAS MASKの頃を思い出させる。
12 Natural Vibration C.I
C.O
13 Tokyo Night イントロで「アハハハー、ジョン山崎!」と紹介している。ジョン山崎がキーボードで演奏をサポートしている。 C.I
(M.C.) 「今日はみんな本当にわざわざ有り難いのだけど。わざわざ心から本当ありがとうございます。メンバーがなかなかしゃべりたがらないからバンドを代表してありがとうございました。アハハハ〜。今、横からですね、我々金が無いところから金を出しあってこのコンサートをやったのだけど。あんまり金ばっか出て行くと何なんでTシャツなんぞを作ったのだけど、安いから、よかったら帰りに皆、買って帰ってくれると、後で殺し合わなくて済むのですけど(笑)、よろしくお願いします」(Char)
14 You're Like A Doll Baby C.OC.O
(M.C.) 「ジョニー吉長、どうぞ。」 --
(Turning) C.O--
(M.C.) 「それじゃどうもありがと。最後の曲で"Smoky"。」 ---
15-0 Smoky ジョン山崎がキーボードが参加。ワンコーラス目が終わったところでチャーが演奏を中断。 --
(M.C.) 2番に入る処でチャーが演奏を止めて「危ないから」という声でジョニーもマーちゃんも演奏を止めて。「危ないから、立っても何してもいいけど、押したりすると一番前の人がお腹破裂しちゃったりするから。ケガだけされたら困るし、皆、働いてる人も、皆、恐い顔しているけれど、それじゃもう1回いくからな。」 --
15-1 Smoky ジョン山崎がキーボードが参加。 --
(ENCORE) ----
(M.C.) 「ジョニーのお父さんに一言言ってもらいます。」
「今日は雨の中、集まってくれて」 by ジョニー
「おおきに、あなた」by 金子マリ
「ルイズ・ルイスのマーちゃんのお父さんに一言。」
「どうもありがとうございました。」by ルイズ・ルイス加部
---
16 Wondering Again ジョン山崎がキーボードが参加。間奏でのチャーのギターはリズムがハシリ気味である。 ---
(M.C.) 「どうもありがとう、バイバイ。」 ---
(ENCORE 2) -C.O.--
(M.C.) 「Johnny,Louis,& Char、どうぞもう一度大きな拍手をどうぞ。」 ---
(Turning) ---
17 Shinin' You Shinin' Day ジョン山崎がキーボードが参加。ステージ上には原田真二、金子マリ、リューベンなど沢山の友人がコーラスという状況である。 -C.O--
(M.C.) 「We Love You,bye bye!」 ----
[SONGS]
TOTAL TIME
B- :
B : 120min
A : 70min,Maybe Left Side
A- : 120min,Maybe Right Side
[COMMENTS]



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