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11.聖アントニウスの夜 13.暗殺者ロレンザッチョ 14.預言者ノストラダムス 15.バスティーユの陰謀 16.聖ヨゼフ脱獄の夜 17.マダムの幻影 18.恋情
(文庫改題:エルメス伯爵夫人の恋) 19.貴腐 20.ジャンヌ・ダルクの生涯 |
【作家歴】、ブルボンの封印、逆光のメディチ、コキュ伯爵夫人の艶事、ハプスブルクの宝剣、鑑定医シャルル・シリーズ3作(見知らぬ遊戯・歓びの娘・快楽の伏流)、ウィーンの密使、大修院長ジュスティーヌ、聖戦ヴァンデ、侯爵サド、侯爵サド夫人 |
離婚まで、悪女が生まれる時、ジャンヌ・ダルク暗殺、パンドラの娘、悪女の物語、変態、新・三銃士−ダルタニャンとミラディ− |
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11. |
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●「聖アントニウスの夜 LA NOIT de SAINT
ANTOINE 」● ★ |
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2001年07月 |
「衝撃の歴史サイコ・ミステリー」という宣伝文句なのですが、 ちょっと期待はずれ。 内容としては、鑑定医シャルルものからシャルルという興味深い主人公を取り去り、時代設定をフランス革命勃発時まで巻戻した、というもの。 |
12. |
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●「マリー・アントワネットの生涯」● ★ |
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2001年06月 1998/09/15 |
小説ではなく、カラー図版60点収録の歴史エッセイとのこと。 |
13. |
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●「暗殺者ロレンザッチョ
Lorenzaccio l'assassin 」● ★ |
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2001年10月 1998/11/05 |
「逆光のメディチ」から時代が進んだフランスでの話。国王フランソワ一世の宮廷では、国王の愛妾と王太子アンリの愛人が互いに競い合っていた。メディチ家からアンリの元に嫁いできたカトリーヌ・ドゥ・メディシスは、メディチ家本家の後継者であったが、この異郷の地では無視されたような存在。 |
●「預言者ノストラダムス(上下) Nostradamus,le
prophete 」● ★★ |
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2002年02月 |
ちょうど「暗殺者ロレンザッチョ」に続くストーリィ。 |
●「バスティーユの陰謀」● ★ |
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2002年06月 |
フランス革命の発端となった、パリ民衆によるバスティーユ攻撃、陥落を描いた作品。
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●「聖ヨゼフ脱獄の夜 L'EVASION
de La NOIT de SAINT JOSEPH 」● ★☆ |
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1999/07/31 |
「聖アントニウスの夜」に登場したヴィドックが、主人公として再登場。前作同様、フランス革命勃発の混乱期を背景とするストーリィです。 ※題名から、脱獄のスリリングを期待される方もいるかと思います。その方へは、実例を描いた吉村昭「破獄」をお薦めします。まさに、事実は小説より奇なり、です。 |
●「マダムの幻影」● ★★ |
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題名にある「マダム」とは、マダム・ロワイヤルと呼ばれた、マリー・アントワネットの娘マリー・テレーズのこと。本書は、ナポレオン失脚後、王政復古により王位に就いたルイ18世の時代のストーリィです。 |
●「恋 情」● |
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2004年12月 |
本書は、「恋情」と「接吻」というフランス革命前後を背景に恋愛絡みの
中篇2作を収録した一冊。 「恋情」は、貞淑な妻である伯爵夫人プリュネルが、再婚した夫の息子、20歳も年下のエザンスに初めて恋を覚え、結局身も心も焼き尽くしてしまうというストーリィ。ただそれだけのこと。 「接吻」は、ルイ15世の愛妾として知られたデスタンプ侯爵夫人ジャンヌ・ゴマールが、牢から処刑台に至るまでの僅かな時間に、昔ジャンヌに憧れを抱いていた処刑人シャルル・アンリをいかに篭絡しうるものか、を描いた作品。さもありなん、という面白みは少し感じますが、それまでのこと。 |
●「貴 腐 La
Pourriture Noble 」● ★ |
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2003年10月 |
本書は、フランス革命を背景にした官能風中篇小説、 「貴腐」と「夜食(スペ)」の2篇を収録した一冊。 マンネリ化しつつあるなあ、というのが正直な気持ちです。
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●「ジャンヌ・ダルクの生涯 La
vie de Jeanne d'Arc 」● ★ |
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2005年09月 |
英仏百年戦争における“奇蹟の乙女”、ジャンヌ・ダルクの実像を追うべく、フランスで彼女の跡を訪ね歩いた歴史エッセイ。図版が68点と多く収録されているのが、本書の良い所です。 ドンレミの奇蹟/ロワールの宮廷/オルレアンの謎/ランスの栄光/ルーアンの悲劇 |
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