マルキ・ド・サド フランス革命期の思想家・作家 1740-1814
| 書 名 | 出版 | 読了 | ひとこと | 
| 悪徳の栄え(上下) | 現代思潮社 | 1973 | 姉ジュリエットの悪徳を重ねながらの生涯。表面的には 倒錯的なこの作品の内に、形式(とくに宗教について)=真理ではない、形式を取り壊さないと真実は見えてこない、という作者のメッセージを感じました | 
| 美徳の不幸 | 角川文庫 | 1973 | 妹ジュスティーヌは敬謙な娘であるが、姉とは反対にことごとく不幸に見舞われ、悲惨な最後を迎えるというストーリィ | 
| 恋のかけひき | 角川文庫 | 1973 | 気軽に楽しめる短篇集 | 
| 閨房哲学 | 角川文庫 | 1977 | サドの考え方が、比較的に分かり易いストーリィ | 
| 恋の罪 | 桃源社 | 1979 | 
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| サド裁判(上下) (現代思潮社編) | 現代思潮社 | 1973 | チャタレイ裁判に続く文学裁判における批判、弁論の一切。中村光夫ら文学者と PTA代表らとの意見は全く正反対のもの。文学者側の反論は理路整然としており、当時読みながら喝采を送りました |