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ニュージーランド
New Zealand

 クイーンシャーロットトラック、イートウェルスルックアウトへ向かう道から

 イギリス経済誌エコノミストの調査部門エコノミスト・インテリジェンス・ユニットという組織から、世界各国の平和度指数というものが07年に発表されました。1位がノルウェー、2位ニュージーランド、3位デンマーク、そこからアイルランド、日本、フィンランド、スウェーデン、カナダ、ポルトガル、オーストリアがベスト10となっています。単に治安だけでなく、軍事面等も入れた評価だそうですが、確かにこれら国々は行ってみても、安心して心を許して旅することが出来る気がします。日本も当然頑張っていますね。そんなのがきっかけでもなかったのですが、行こう、行こうと思いながら、なかなかその順番が回ってこなかったニュージーランドに、07年の夏(向こうは冬)に行こうということで計画を詰めることとしました。。地味だけどゆったりとしており、固有の表情を見せてくれる自然、様々な生き物との遭遇、居心地の良いであろう宿泊施設、そして申し分の無い治安の良さ・・・都市や文明への旅ではなく、自然の中に身を置き、生き物を訪ねる旅にしてみよう。

 ツアーですとオークランドから入り、ロトルア、トンガリロを周り、南島はクライストチャーチからマウントクック、更にはミルフォードサウンド、クイーンズタウンと行くのが代表的ですが、何かバスに乗っている時間が非常に多いという話も聞きますし、個人旅行はもっとゆったりと回りたい。まあミルフォードサウンドはバスで延々と行ったあげく、冬は天気が不安定でツアーキャンセルの可能性も高い。それにフィヨルドはノルウェーで行っているからいいとしよう。また、ダニーデンも捨てがたいがこの季節は寒そう、トンガリロは広大で個人で回るのは大変・・・とやっているうちに、クライストチャーチイン、ウェリントンアウトという、ツアーではほぼ1日で通り抜けてしまいそうな所に9日間もかけるという、個人旅行ならではの行程となりました。テーマは動物、そして穏やかな自然、気の利いたアコモデーションです。

 その結果、滞在するのはクライストチャーチ、カイコウラ、ピクトンから入ったマルボロサウンズ、最後ウェリントンはフライトのためという、ほぼ一直線のコースになりました。いや、単純だけれどかなり個性的なコースです。

朝食
午前
昼食
午後
夕食
ホテル
初日
成田1815発のJAL、NZ共同運行便で出発 機内 (機内)
2日目
(機内) クライストチャーチ845着。早速冬のコートを着る。コーチで宿へ向かい、荷物を下ろし、市内中心部を歩いて散策、買い物 スクワイアーコーヒーハウスでサンドイッチ、カフェラテのランチ サザンエンカウンター水族館でキーウィなどを見学。夕方にはPak'n Saveまで行き、食料の買い出し。 買ってきたサモサ、キッシュ、サラダなどをアパートで食べる。 ウェストフィッツロイアパートメント
3日目
スコーン、パン、サラダ、ヨーグルトをアパートで ハグレー公園、公園内ボタニックガーデンを散策 バスターミナルの2階のフードコートでカレー、中華など 予約したリトルトンワイルドライフクルーズがキャンセルになり、急遽クライストチャーチゴンドラに振り替える。山頂駅から少々ハイキング。
アートセンター内アニーズで、ラムステーキなど
同上
4日目
未明にパン、サラダなどをアパートで 700発のシーニックレイルウェイでカイコウラへ。950着。予約したホエールウォッチングを1回早めて満喫 駅のカフェでサンドイッチ 宿の一軒家に着いたのが3時。家の中や海辺などでゆったり。夕飯のついでに食料の買いだし
町の中心部のクレイポットでクレイフィッシュを少々。
コターレ・オン・ジ・エスプラナーデ
5日目
家のダイニングでトースト、サラダ、コーヒーなど 先ずはクレイフィッシュを確保しに漁師の番小屋に行き、生け簀から4匹を分けてもらう。 家のテラスで日の光を浴びながらのランチ カイコウラ半島を一回り歩き、シールコロニー、展望台、牧場を回る。結構歩いた。
クレイフィッシュを茹で、各自一匹食らいつく、もらったシャンパンがうまい。
同上
6日目
家のダイニングでトースト、サラダ、コーヒーなど カイコウラ発940のシーニックレイルウェイでピクトンへ。1230着 車内で、サンドイッチなど 食料を仕入れてからウォータータクシーをすっ飛ばし、パンガコーブリゾートへ向かう。着いてからゆっくり付近散策
ホテルダイニングで、ラムステーキとブルーコッド。ワインがうまい。
パンガコーブリゾート
7日目
コテージでトースト、サラダ、コーヒーなど クイーンシャーロットトラックのハイキングへ。目的地はEatwells Lookoutという474mのピーク
作ってきたサンドイッチを山頂で
ゆっくり宿に戻る。最後に海まで降り少々遊ぶ。
今日もホテルダイニングでディナーだ。特別に入り江で取ってきてくれた帆立をもらう。
同上
8日目
コテージでトースト、サラダ、コーヒーなど ウォータータクシーでピクトンに。そこからフェリーで北島の最終地、ウェリントンに向かう。 市内のパブでシーフードプラターを 市内散策、買い物、海辺など
最後は何故かレバノン料理の店に入り、ケバブを一杯食する。
セントラルシティアパートメントホテル
9日目
空港で ウェリントン発630でオークランドへ。乗り継いで830発の成田行きで帰航の途へ 機内 成田着1630

行程の作り方として、なるべく連泊とすることとしています。チェックイン、チェックアウト、そのためのパッキングなどを考えると、出来るだけ連泊してゆったりしたいと思う訳で、今回はそれを忠実に実行しました。それもあって向こうでの移動距離は最小限となりましたが、あっちこっち行くのが能では無いというところでしょう。そしてその移動もバスではなく、展望車も楽しめる列車としました。

 また、宿は後述しますが、アパートメント、一戸建て、コテージ形式リゾート、アパートメントホテルと、すべて2ベッドルーム以上の部屋としました。
 そして今回はいよいよ全てネット予約なのに加え、チケットも殆どネットからのプリントアウトという時代になりました。先ずは航空券がeチケットですし、鉄道もフェリーもほぼ同様で、プリントアウトして持っていったのがチケットとなります。また、宿は当たり前にネット予約ですし、ホエールウォッチングもネットで予約というように、ネットからプリントアウトしたものが毎日欠かせない旅行となりました。

カイコウラ半島のシールコロニーにて。
陸上ではまったりしているしかないですね。随分幼い子のようです。