■ その1・事前予約と必要書類 ■ |
(1).事前予約と必要書類 / (2).定期点検と記録簿 / (3).出発前の最終確認
(4-1).ユーザー車検体験記・受付 / (4-2).ユーザー車検体験記・検査ライン / (4-3).ユーザー車検体験記・費用
(5).ユーザー車検Q&A / (参考).レガシィ88ナンバー取得記(前編) / (参考).レガシィ88ナンバー取得記(後編)
このページでは、事前予約する際の注意点
や必要書類などについて解説します。
●1998-08-16 新製 ●1999-03-26 一部加筆
【その1】 検査日の予約について |
車検(継続検査)を受けるためには、原則として予約が必要です。
基本的には、現在の車検証に記載された
「有効期間の満了する日」 の1ヶ月前から
審査を受けることが可能ですが、予約については、検査を希望する日の1週間前から
受け付けしている場合が多いようです。
さて、この「予約」は、もちろん直接検査窓口まで出向いて手続きを取るのが一番確実
な方法ですが、テレホンサービスを利用しての予約も可能です(検査場によっては、
サービスが無いかも知れません)。
私もテレホンサービスで予約をしました。音声ガイ
ダンスに従って PB信号(ピッポッパ、と音の出るもの)
を発信するだけの手軽さです
から、忙しい人々には大変便利なシステムです。
テレホンサービスで予約をする際の注意点は、4ケタの暗証番号(自分で決めたもの)
を問われる場面が出てくることです。あらかじめ忘れにくい番号を決めておきましょう。
これは、いったん予約した日時を
後から自分で取り消したり変更したりする際に必要
になるものです。その他の注意点としては、得られる情報量が思いのほか多いことが
ありますので、メモとペンの用意をしておくことでしょうか。
なおテレホンサービスでは、単に車検の予約手続きだけでなく、検査の内容や重量税
の金額、もしも車検が切れてしまった場合の手続きといった事柄まで網羅されており、
必要ならばFAXサービス(自宅のFAXに内容を送信させる)も可能なようです。
● KAZのひとことアドバイス ● |
|
午前、午後 の休憩時間 に注意を |
実際の受付時間は、検査場によって多少の差があるかも知れません。 一般的には、午前は9:00〜12:00、午後は13:00〜16:00が多いようです。 ただ、敷地内に設置されている案内板の表示と、実際に行われている時間が異なっている場合がありますので、必ず確認しましょう。 その他の注意点としては、午前は10:15から、午後は14:15から、それぞれ15分間の休憩時間があることです。その間は検査ラインを含めてすべての業務が停止しますから、覚えておくと良いでしょう。 |
午前の検査を 予約しよう |
万が一、不合格項目が出ても、当日中であれば追加手数料無しに何度でも再検査が受けられるためです。 再検査が翌日以降になる場合は、再度、検査手数料が必要になります。 |
予備の予約も 入れておこう |
万が一、翌日以降に再検査を受ける必要が生じてしまった場合を想定して、希望日(=本命)の翌日にも予備日として予約を入れた方がベター。 理由は、不合格項目が出てから再検査日を希望したのでは、すでに予約が満杯で取れない恐れが大きいためです。 ただし、めでたく希望当日で合格した場合は、忘れずにすぐ予備日分の予約を取り消しておきましょう。 |
【その2】 車検に必要な書類について |
ここではレガシィを例にとって説明しますが、基本的には軽自動車の場合も同様です
(軽自動車の場合は、一部書類の書式が異なります)。必要な書類は、次の表に示す
7つです。このうち、「※」印のついた3つの書類を検査場近くの財団法人陸運協賛
会で購入します。 私がユーザー車検を受けたのは、東京都の多摩自動車検査登録
事務所でしたが、都道府県によっては協賛会ではなく別の窓口で購入することになる
かも知れません。時間に余裕がある場合は、当日「たらい回し」にされなくて済むよう、
コースを含めて窓口の下見をしておいた方が無難です。
窓口では
「継続審査用の申請書類を下さい。」
と言えば、すでに3枚セットにされた
状態で書類一式を手渡されるようになっているはずです。申請書類の値段は3枚セット
で30円でした。 万が一、書き損じなど記入に失敗したときのことを考えて、最初から
予備を含めた2セットぶんを購入しておいても良いでしょう。
書類を事前に購入して必要事項を書き込んでおく、というのも手ですが、記入自体は
そう難しくありませんから、 「当日購入・その場で記入」
も充分に可能です。 心配は
無用でしょう(記入例も用意されています)。
↓「※」印の書類は、検査場近くの協賛会で購入する。
No. |
必 要 書 類 |
備 考 |
|
1 | 自動車 検査証 | いわゆる車検証。車のダッシュボード内などに備えていますよね。 | |
2 | ※ | 継続審査 申請書 | OCR用紙。所定のワク内のみ、HBの濃さの鉛筆で記入します。 |
3 | 自動車税 納税証明書 | 毎年5月末までに、金融機関を通じて納税する際の検印済半券。 | |
4 | 自賠責 保険証(新・旧) | 現在のもの(旧)と向こう2年間をカバーする新保険証の両方必要。 | |
5 | 定期点検整備 記録簿 | 車に備え付けの12ヶ月点検記録簿を利用。無ければ用紙を購入。 | |
6 | ※ | 自動車 検査票 | 検査ラインでの判定結果を記録するための用紙。折り曲げ注意。 |
7 | ※ | 自動車重量税 納付書 | 車両(用途や重量など)に応じた金額の印紙を貼り、提出します。 |
↓「※」印の印紙も同様に、検査場近くの協賛会で購入する。
No. |
その他 必要なもの |
備 考 |
|
8 | ※ | 手数料 印紙 |
総排気量2000cc未満の小型車は1400円。普通車は1500円。 |
9 | ※ | 重量税 印紙 |
登録ナンバーや車両総重量により異なる。私のLEGACYは25200円。 |
10 | 印鑑 |
車の所有者のハンコ。認め印でも可。シャチハタ不可。 | |
11 | (HBの鉛筆) | 必要に応じて。たいていは検査場の記入台に備え置きがあります。 |
申請書類一式を購入した後は、上表にもある通り、車検(継続審査)を受けようとする車
に応じた 「手数料印紙」と「重量税印紙」を購入
しなければなりません。 多摩自動車
検査登録事務所の場合、印紙の販売所は申請書類の場合と同様、財団法人陸運協賛
会になります(ただし窓口は異なります)。
それぞれの印紙は、先ほど購入した申請書類の所定欄に貼り付けます。具体的には、
「手数料印紙」は「自動車検査票」に、「重量税印紙」は「自動車重量税納付書」に
貼り付けます。そのため、自分の車の手数料や重量税がいくらであるかを事前に知って
おく必要がありますが、手数料印紙については総排気量2000ccを境にした2水準のみ
であり、また重量税印紙については、(改訂の無い限り)現在お手持ちの車検証の備考
欄に記載されているはずですので、比較的簡単に分かると思います。
万が一、分からない場合であっても、テレホンサービス案内(FAXサービス案内)などで
確認することが可能です。
■ユーザー車検 INDEX■
(目次を確認する)
↑
← 事前予約と必要書類 → NEXT
(前のページはありません) (このページ:1/7ページ) (次のページに進む)