2班 検査・画像診断
診療放射線技師の立場より、画像診断を中心によるディスカッションになるかとリーダーは予測しておりましたが 救急医療における病院搬送時より検査開始までの注意点に議論が集中しました。不満、不都合、要求などなど活発な意見が出そろい大いに盛り上がりました。
救急搬送時、医師と看護婦による問診がまず行われる病院がほとんどである。検査時の急変に関して 搬送時の状態把握は大切なことではあるが 技師サイドの事情なのか、経営者サイドの事情なのか? とても大切なことと考えます。みなさんの病院ではどうでしょうか?
もう検査依頼が来て、患者が放射線科に搬送されてきたときあなたならどうする?
看護婦が全てのことを把握していない場合とか、人それぞれに感じ方は違い、救急患者の容態は刻一刻と変化しています。
1* 問いかけ(返事の様子、逆行性健忘症、身体的以上の確認)
2* 気道確保
3* 嘔吐の有無
4* 顔色( cyanosis )
5* 頚部硬直
6* 血圧
7* 心電図
1〜7の意見がでました。全て、検査時の呼吸停止を防ぐものです。
そして、1〜7までの確認をしてさて 異常が見つかった時に対処できるでしょうか?
現実として、対処できる技師は経験豊富な技師でないと無理だということです。そんなことを常日頃、日常の業務・訓練に組み入れている病院は少なく 経験もしくは、本当に恐ろしいことではあるが、個人的啓蒙にまかされている。本当に、それでいいのでしょうか?
それから、異常確認時 検査優先か、処置優先かの判断基準の曖昧さが指摘されました。
以上については、次回沖縄において明確な答えを出していきたいと思っております。
画像診断時の注意点として、
1* 体位(正中中心・患者方向)
2* 濃度(白・黒のよる出血、梗塞の有無)
3* 脳室拡大(穿破)
4* Sylvian 腔拡大の有無
5* 脳表・脳溝の消失の有無
6* Midline Shiftの偏位の有無
に大体落ちつきました。
頭部検査において、画像診断時正中より左右見比べるのが基本であるため正中中心は各実に合わせていくこととする。が、救急の現場においてはたして暴れるとか 色々な問題がある患者に関してそれができるのか? できなければどうするのか?
私、個人的な見解を書かせていただくとRISKの対比をして どれが患者にとって1番Meritが多いかで判断すべきと考えます。そこに、個人のLeveruの問題が生じますので私は救急患者撮影時だけでなく あらゆる検査時常に考えながら業務しようと心がけています。
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