NO.003 三ツ峠山( 三ツ峠山:1,786m ) 1989.3.18登山


 達磨石手前から見た三ツ峠山( 1996.12.28 )
【三ツ峠山について】

【三ツ峠山登山データ】

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三ツ峠山について

三ツ峠山は、谷川岳などと同様に、 駅からそのまま登山できる山である。
富士急行の三ツ峠駅で降り、左に進んでガード下をくぐりまっすぐ進み、やがて人家もまばらとなった所で正面に三ツ峠山が見えてくる。
暫し林道を歩くと、三ツ峠遊園、涼風荘などがあらわれ、さらに進むと車止めがあって、その少し登った所にダルマ石があったのであるが、 先般 7年ぶりに登ったら、ダルマ石の下に立派な公園ができかけていた。
きっとこの公園ができたら、皆ここまで車で登ってくるのであろうことが想像され、やや興ざめしてしまった次第。

ダルマ石からは本格的な登山道となり、細い溝となった道を進むこととなる。
道は明瞭であるが、結構キツく、一汗かくまでは調子が出てこない。
途中、所々木々の切れ間から富士山を望むことができるが、山頂における大展望のプレリュードとしては申し分のない眺めである。
やがて、八十八大師と呼ばれる小さな石仏が安置されている場所に着く。しかし、地名の通りとはいかず、今は八十八体もないであろう。 何体かは首が切られたようになっているのが哀れである。
八十八大師からは、今にも上から岩が崩れ落ちんばかりの山腹を巻いて行き、やがてバラバラに解体された白雲荘跡に着く。
先般の登山ではここでカモシカを見るという幸運に恵まれた。

この後は岩登りのゲレンデである屏風岩の基部に出るが、その岩の大きさ、 高さは、やはり岩登りを目指すものにとって見過ごすことのできないものなのであろう、岩にうち残されたピトンがその歴史を物語ってくれている。
屏風岩下を通り過ぎ、最後の急登を終えると富士見山荘に着く。
ここはその名の通り、富士山の好展望台であり、 正面に堂々とした富士山を見ることができる (但し、昼頃には逆光となって少し写真が撮りづらい)。
富士見山荘からはザレた道を登り、NHKの電波中継所横を通って 5分ほどで三ツ峠山頂に着くことができる。

山頂からの展望は抜群で、御坂山塊の後方に広がる南アルプスの山々、 そして八ヶ岳を見ることができる。無論、主役の富士山が正面に堂々とそびえており、 その大きな裾の広がりを誇っている。
下山は清八峠、宝鉱山、河口へと多くのコースがあるが、宝鉱山への下山をお勧めしたい。
このコースは多くの滝を有しており、夏は涼しいのは無論のことであるが、冬はそれらの滝が凍って、また格別の趣を見せてくれる。
特に凍った白竜の滝、七福の滝、初滝などはその飛沫、水のうねりがそのまま凍りついたようで、見事である。
あまり冬は人が通らないようであるが、是非お試し頂きたい。

登山道はやがて林道につながるが、そこを右に折れ、工事を行っている場所を通過して、 どこかの劇団の建物を過ぎると、宝鉱山バス停である。
都留市駅行きのバスが出ているが、バスの本数は少ないので事前に調べておく方がよい。
このバス停付近は、最近は公園を造成しているらしく、それができればまた交通の便も変わってくると思われる。


三 ツ 峠 山 登 山 デ ー タ

上記登山のデータ 登山日:1989.3.18 天候:晴れ 単独行 日帰り
登山路:三ツ峠駅−達磨石−八十八大師−屏風岩下− 富士見山荘−三ツ峠山−御巣鷹山−白糸の滝−七福の滝−初滝−宝鉱山−上大幡
交通往路:瀬谷−(相鉄線)−横浜−(京浜東北線)−東神奈川 −(横浜線)−八王子−(中央線)−高尾−(中央本線)−大月−(富士急行)−三ツ峠
交通復路:上大幡−(バス)−都留市−(富士急行)−大月− (中央本線)−八王子−(横浜線)−橋本−(相模線)−海老名−(相鉄線)−瀬谷
その他の三ツ峠山登山 (1) 三ツ峠駅−達磨石−八十八大師 −屏風岩下−富士見山荘−三ツ峠山−御巣鷹山−茶臼山−ヤナ沢の頭−宝八丁峠−清八峠−奥ノ沢橋−笹子(1989.5.4:晴れ)
(2) 三ツ峠駅−達磨石−八十八大師−屏風岩下−富士見山荘−三ツ峠山−御巣鷹山−白糸の滝− 七福の滝−初滝−宝鉱山(1996.12.28:快晴)
(3) 河口浅間神社−母ノ白滝−木無山−三ツ峠山荘−開運山−御巣鷹山−三ツ峠山荘−木無山−霜山−天上山−富士見台駅−護国神社−河口湖駅(2008.1.4:快晴)。  ここをクリック。
(4) 三つ峠駅−達磨石−八十八大師−三ツ峠山(開運山)−御巣鷹山−金ヶ窪登山口−三つ峠入口バス停(2016.2.3:晴れ後曇り)。  ここをクリック。

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