Gonzui Graphic Japan (G.G.J)     −ごんずい写真館 −
紀州で見たおさかなたち −1−

紀州・串本で見たおさかなたちの写真です。黒潮の恵みをより強く受け、
伊豆よりも更に南方系のおさかなたちと遭遇できる可能性を秘めた海・・・


キンギョハナダイ   <オレを虜にした第1号なのさ>  2007/8の生物

   ハタ科     学名: Pseudanthias squamipinnis

   インド・西太平洋

    ハナダイの仲間の中で最もポピュラーなキンギョ
    ハナダイ 。数も多くいつでも見られる魚なのですが、
    僕をダイビングの虜にしてしまった罪深き第1号なの
    です。なんて奇麗な目だろう、何で横からと正面から
    では目の色が違うのだろうなどと、すっかり僕を海の
    世界へ案内してくれました。
 
    撮影地:串本・浅地  水深8m
 
 
 


ウロコマツカサ   <ネクラなおさかなは目が大きい>

   イットウダイ科     学名: Pseudanthias
                                              squamipinnis

   南日本以南

    アカマツカサに似ているけど、やや南方系に住んで
    いるお魚。岩礁域の薄暗い所にいるのでお目めは
    他の魚に比べて大きいのがこの仲間の特徴です。
    ネクラって事ですネ。
 
    撮影地:串本・住崎  水深10m
 
 
 
 


オトメハゼ   <奇麗な黄色の斑点はまさに乙女?>

   ハゼ科     学名: Valenciennea puellaris

   伊豆半島  高知県  琉球列島  インド洋
                                        〜中・西部太平洋

    伊豆にもいるらしいけど、僕は伊豆では見た事
    ないなぁ。黄色の斑点が特長のハゼです。この
    体の模様が名前:オトメ(乙女)の由来なのか、
    そうでないのかは知らないけれど、美しく可憐な
    事にかわりはありません。
 
    撮影地:串本・アンドの鼻  水深16m
 
 



 スジアラ   <ブルーの斑点が特長の大物>

   ハタ科     学名: Pietcropomus leopardus
 
   南日本 西部太平洋  西オーストラリア

   ハタの仲間は非常に大きくなるものがいますが、
   この魚も1m近くには成長します。体のブルーの
   斑点がとても奇麗。南国で良く見るユカタハタ
   いうハタに似ています。ちょっと警戒心が強いのか、
  人間に気付くとさっさと逃げました。
 

    撮影地:串本・島廻り  水深13m
 



 タキゲンロクダイ   <無数にいるチョウチョウウオの一種>

   チョウチョウウオ科     学名: Coradion altivelis
 
   相模湾〜種子島  南シナ海  グレートバリアリーフ

   チョウチョウウオの仲間は本当に種類が多くて
   日本でも無数の種を観察できます。大抵は○×
   チョウチョウウオという名前が付けられていますが、
   こいつは違ってタキゲンロクダイという少し古風な
  名前。幼魚には大きな黒い点があります。
 
    撮影地:串本・イスズミ礁  水深12m
 
 



 ゴンズイ   <オレだよ、オレ>  2004/12の生物

   ゴンズイ科     学名: Plotosus lineatus
 
   本州中部  富山湾以南  紅海〜西部太平洋

   このHPでは言わずと知れたゴンズイ。 昼間は
   玉になって集団行動し、夜には1人で単独行動。
   姿はみすぼらしく、しかも毒も持っているという
   他人とは思えない愛くるしい魚です。 彼らとは
   ダイビング始めた当時からの永いつきあいですが
   串本でも僕を歓迎してくれました。

    撮影地:串本・イスズミ礁  水深13m