Gonzui Graphic Japan (G.G.J)     −ごんずい写真館 −
紀州で見たおさかなたち −5−

紀州・串本で見たおさかなたちの写真です。黒潮の恵みをより強く受け、
伊豆よりも更に南方系のおさかなたちと遭遇できる可能性を秘めた海・・・


アカマツカサ 元祖・ネクラ野郎は真っ赤っかのド派手>

   イットウダイ科     学名:Myripristis berndti

    本州南部以南

   太平洋では岩の隙間などの暗い所で普通に見られる
   アカマツカサですが、ライトを当てると体は見事なくらい
   真っ赤っか。暗い所を好み、目は大きく進化しました。
   いわゆるネクラ族ですが、ダイバーには馴染みの深い
   ポピュラーな魚の1つです。

  撮影地串本双島沖1の根  水深15m
 
 
 


サザナミヤッコ 世界中のダイバーを魅了する魚

   キンチャクダイ     学名:Pomacanthus
                                                   semicirculatus

    千葉県以南、インド・中部太平洋域

   キンチャクダイの仲間で最もダイバーにお馴染みな
   1つと言えます。海外でも良く水中写真の被写体に
   なっているので、世界中のダイバーに愛されている
   証拠でもあります。南へ行く程にその大きさが巨大に
   なっていく気がしますネ。過去に見た中では座布団
   1枚くらいの個体もいます。アクアリストにも人気。

  撮影地島廻り  水深24m
 
 



 ヨスジフエダイ 1本、2本・・・4本

   フエダイ     学名:Lutjanus kasmira

    南日本以南、インド・西太平洋の熱帯域

   お魚らしい形のフエダイの仲間。非常に良く似た魚で
   線が6本あるロクセンフエダイという魚がいます。共に
   小さい頃には背中に黒い斑点が出るので、見分ける
   には基本に返って線の数を数えるのがイイでしょう。
   群れを作るので、見ると、『う〜ん、ダイビング』って
   感じを実感出来る魚の1つです。

  撮影地住崎  水深17m
 
 



 カゴカキダイ スキンダイバーからの付き合い

   カゴカキダイ     学名:Microcanthus strigatus

    八戸・富山湾以南、北部オーストラリア、ハワイ

   スクーバを始める前に少しだけスキンダイビングを
   やっていた時期があるのですが、その頃に見た魚の
   中で印象深いのがこの魚。浅い場所にも現れます。
   群れを作って、移動します。特に珍しくはないけど
   黒と黄色という人間には一番目立つカラーリングで
   存在をアピールしているかのようです。

  撮影地イスズミ礁  水深12m
 
 



 アマミスズメダイ 子供の頃はちょっと特徴的  2007/2の生物

   スズメダイ     学名:Chromis chrysura

    伊豆諸島以南、インド・西太平洋域

   非常に種類の多いスズメダイの仲間ですが、 アマミ
   スズメダイは串本に非常に多い種類の1つ。大きく
   なってしまうと真っ黒で正直、汚いイメージがあるの
   ですが、小さい頃は写真の様にちょっと体高が高く、
   プクッとしていて可愛いです。スズメダイの仲間を
   見ていると、淡水のフナ(鮒)を思い出すのは自分
   だけなのかなぁ・・・

  撮影地イスズミ礁  水深12m
 
 
 



 クロユリハゼ ツートンカラーの泳ぐハゼ

   ハゼ     学名:Ptereleotris evides

    千葉県〜西表島、八丈島、小笠原諸島、
                               インド洋〜中・西部太平洋
 

   南方系のハゼで、いつもペアでいる仲良し夫婦です。
   いつもは泳いでいて、ハゼのイメージである底モノと
   ちょっと異なる種類。上半身が白、下半身が黒という
   警察の様なツートンカラーが特徴です。コヤツも地球
   温暖化によって徐々に北に勢力を伸ばしている気が
   するこの頃・・・

  撮影地グラスワールド  水深15m