■ 胎内記憶(次男編) ■


 早いもので、10月でついに下の子も3歳になった。3歳といえば「胎内記憶」。長男からいろいろと聞き出す事に成功したYaguだが、今回ちょっとそれは難しそうだ

 実はうちの次男、まだしゃべり始めない。難しくいうと言語発達遅滞というらしいが、要するに言葉が遅いのだ。ハッキリとした発音は母音だけ。それでも身振りや表情、あらゆる手段でコミュニケーションがとれ「会話」できるので、普段なんら不自由を感じる事なく生活をしていた。 しかし「来年いよいよ入園かぁ〜!」と思った時に「あら?これは放っておいてもいいのかしら?」と何も心配をしていない自分が心配になり、かかりつけの小児科の先生に相談してみることにした。

 結果、「う〜ん。まぁそろそろハッキリさせた方がいい頃かもしれないね。」ということになり、千葉市の療育センターの精神神経科の先生を紹介してもらった。療育センターの存在は本で知ってはいたが、まさか自分が行く日が来るとは! 胎内記憶を聞き出すうんぬんの話ではなくなってきた。次男を見ている限り、とてもたくさんの事を記憶していそうで、それを聞けないのはなんとも残念な気もするが、まぁいいか。ひとまず、自分ののんきさに喝を入れて、やれるだけの事はしておこうと思ったのだった。 何もなければそれで良し、もしももっと成長してから「お母さん、どうしてもっと早く言わなかったの!」となるよりはずっといいだろう。

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 詳しくは長くなるので書かないが、検査の結果、発語に関しては1歳児程度ということだった。私は長男の成長くらいしかわからないが、確かにそれくらいの頃の程度かなぁと納得。ただこちらの言っている事を理解するという点に関してはだいたい年齢相応のようだ。 現状の確認のような検査ではあったが、YaguにもYaguPapaにとっても「よっしゃ!」と気を引き締める効果は十分にあった。私達は親なのだから、とりあえずできる限りの事はしてやらなくては。っと真面目に考えるのがアホらしくなるほど、次男からは言葉の必要性を感じない。 言葉はおそらく一番便利ではあるけれど、コミュニケーションの手段の1つにすぎないということだろう。近所のママからも「え?心配してたの?」と言葉の遅れよりもそっちの方を驚かれた。確かに「言葉はなくてもママならわかる」どころか「みんなもわかる」状態に近い。

 胎内記憶を聞くことはできなかったけれど、それよりもっともっと貴重な経験をいろいろとさせてもらっている。いつかそういったYaguの経験を1つのコーナーとしてHPの中に立ち上げて、それが子供の発達や成長に同じように悩んでいる(あ、私は悩んでないな。同じじゃないや、すみません!) どこかのママの、役には立たないまでも張り詰めた気持ちをほぐすきっかけや手助けになればいいなぁ、などと考えている今日この頃のYaguである。


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