幼稚園に行き始めて、やはり心配なのは病気だ。いくら親が気を付けていても、うつされてもらってくるのは避けるのが難しい。
幼稚園からのお手紙にも「水ぼうそう」の文字が目に付くようになり、うちの子も風邪の鼻水がおさまったら予防接種だな、と思っていたのだが、風邪の終息よりも先に水ぼうそうをもらってきてしまった。もらえるものはとりあえずもらっておこう、ということか。
最初は「おや?虫さされ?」と思っていた赤い点が、2〜3日中に水ぶくれになった。「やばい!水ぶくれになってる!」と病院に連れていくとやはり水ぼうそう。突発性発疹以来の「イベント」の始まりである。長男の水ぼうそうは、お医者さんにも「下の子にうつるかどうかわかんないよ。」といわれるほどに症状がとても軽く、熱も38度までは上がらない。
それほど痒がるわけでもなく、薬を塗るのにも協力的で、なんの苦労もなく「外出OK!」までこぎつけた。「水ぼうそうって、こんなん?へっ、楽勝!」のYagu。
先生の予言どおり、下の子にはうつった気配がまるでない。やれるもんは早いうちにやっておきたいのになぁ、やっぱりダメか...と思ったある日、胸のあたりに水ぶくれを発見!え?赤いプツプツから始まるんじゃないの?と驚くYaguをよそに、翌日にはブツブツが増加。
ところがすでに診療時間外。さらにその翌日にはお尻から背中、お腹、顔、手足、頭に至るまでブツブツ&水ぶくれの大量発生。病院に連れて行くと、「いやぁ〜、出ましたねぇ。立派な水ぼうそうです。」と、どこへ出しても恥ずかしくない水ぼうそうとの太鼓判を押されてしまった。しかしブツブツ君はいたってゴキゲン。ウキウキと帰宅した。
ものわかりの良い上の子と違って、下の子は怪獣。薬を塗るのも一苦労。しかも、几帳面ときているので、薬を汚れと思うのか、塗った端から手でぬぐっては「ん!」と汚れた手を拭け!と要求してくる。上の子の時に「薬は塗るというより水ぶくれ1つ1つに乗せるカンジで塗布して下さい。」と看護婦さんから指示されたが、怪獣相手に乗せるも塗るもあったものじゃない。
とりあえずお尻などの水ぶくれには、オムツ替えのどさくさにまぎれて薬を真っ白に塗りたくり、その他のところは油断している隙にチャチャッと塗る程度。時が経てば治るさ、と開き直り、かなり派手にブツブツなのだが、放置をよぎなくされてしまった。
そして現在、ブツブツ君を晴れて卒業。ブツブツの痕が日毎、目に見えてきれいに治っていく様を見ては「若いって、すばらしい!」と思わずにはいられないYaguなのであった。
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