上の子が幼稚園に入ることになった。3年保育で、年少組からのスタートとなる。
入園式当日。スーツを着るのは、きちんと化粧をするのは、ヒール靴を履くのはいったいいつぶりだろう?そしてネクタイを締めるのはいつぶりであろうというYaguPapa。上の子はピカピカの制服、カバン、靴。
下の子もおろしたての新しい服と小さいくせに千円もした靴下。ベビーカーには手づくりの入園グッズにすべて記名済みの保育用品。幼稚園へは、子供の足でも10分程度の道のりだ。YaguPapaもここの卒園生。
親子2代で同じ幼稚園だ。当時のYaguPapaを知る先生も1人まだ現役で働いておられるのも嬉しい。
幼稚園に到着。噂には聞いていたが、パパの出席率の高さにやはり驚いた。9割、といったところか?しかも手にはAF1眼レフ、もう一方にはビデオカメラ、さらに首にはデジカメと、みな恐ろしく重装備だ。
それに比べてうちはコンパクトカメラとデジカメの2台。到着と同時にすでに出遅れている。式を前に走り回る我が子を、ビデオを手に後を追うパパ達。ある意味、異様な光景でもある。
◇◆◇
私語がおさまるまで待ち、静かな中で長々と話が続くイメージとは違い、なんとも子供の声がにぎやかな式。トイレで席を立つ子も多い。挨拶も短い。チューリップの歌を歌って、やっと式が終わると、今度は写真撮影だ。
ママと離れられず、後ろの列に並び、そのすぐ後ろにママに立ってもらう子もけっこういる。そんな中「写真だってよ。行ってきな!」と送り出した後、子供を見失うYagu。
ママと離れて泣いている子に代わって最前列に座り「こっちに座ってくれる?大丈夫?ありがとう!すごいなぁ!」とホメられてる子供がいる...あ、うちの子じゃん。あそこにいたのか!
そして写真屋さんの指示が聞こえる。顔をあげると中央に写真屋さんのカメラ。その左右には両手にカメラとビデオを持ったパパ達がズラ〜リ!フラッシュビカビカ。すでに大撮影会が始まっていた。
CMなどの影響か?でも良いかもな、っと思ったらYaguPapaの姿がない!窓の外に目をやると、大暴走中の下の子とYaguPapa。あれでは室内にいても撮影は無理だろう。少し惜しいが、まぁ仕方があるまい。
そして教室へ。先生の話に夢中になる子供達。話が終わると遊びタイム。今度はママ達の番。先生からいろいろと話があり、最後にPTAの役員を決めることになった。意外に立候補の手があがり驚いたが、下の子をおんぶして打ち合わせなどに出るのは大変そうで、なんとかパスしようと思っていたYagu。
しかしその思いとは裏腹にうっかりバザー委員になってしまった。あと1人誰かいませんか?となって、いきなり嫌な沈黙。私は昔からこれが嫌いなのだ。「だったら私がやります。」またやってしまった。いつもこれで何かしら役員やら係やらをやっているYaguなのだった。三つ子の魂、なんとやら...か?
いよいよ幼稚園児の保護者となった、YaguとYaguPapaであった。
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