風のささやき

継ぎはぎの誰かの声の襤褸ばかり着飾る生に翳る姿見

いつの間にか
あちらこちらから
ひびきの良い言葉を拾って
そこに自分の僅かな経験を加え

さも自分のものであるように
都合の良い物語で着飾ります

それが自分らしいと思っていたら
いつの間にか心の中のやりたかったことも
見えなくなってゆく

姿見に映す姿もどこかくすんで
ますます、自分の仕立てた
らしくない生にしがみついてします

自分に似合わない生を着こんでいる人も多くて。#2017 夏に

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