バトルホーク TV版のページ
テレビ東京系1976.10.4〜77.3.28 毎週(月)19:30〜20:00(全26話)
サブタイトルリスト掲載!


テレビマガジン1976.11月号「新ヒーローバトルホーク特報」

1976年秋。少年向けテレビ誌に新特撮ヒーローが予告された!
(右図・上掲テレビマガジン掲載)

真っ赤なコスチュームに身をまとったそのヒーローは、ムダに大きいトマホークを手にマントをひらめかせて立っていたのだ!ページの隅っこに書かれていた文字は「ダイナミック企画」...え?ダイナミック企画は「マンガ(当時はアニメをそう読んだんだね)だけ」じゃなかったの?初っぱなから突きつけられた疑問。だが...

キー局は東京12チャンネル、我がふるさと関西では近畿放送、サンテレビと和歌山テレビ...っておいおいおいおい!いきなりUHFかい!

で、近畿放送なら見られるのに俺は見た記憶がない...なぜ、とつらつら思うに、はた!と。月曜夜7:30といえば、ウラであの日本アニメ史上屈指のロングランアニメ、『一休さん』が8年数か月やってたんじゃないか!ナマ言いやがるとんち小僧に負けたアクションヒーローに合掌。

ちなみに実際に放送していた(らしい)のは、東京12チャンネル(現・テレビ東京)、サンテレビ、近畿放送(現・京都テレビ)、和歌山テレビ、札幌テレビ、西日本放送、福岡放送、東海テレビ。の全国8局。

さて、ダイナミック者としてはほとんど上記のような理由で見られる環境にあった者さえ見てなかった上、再放送も滅多になし。「幻」の作品扱いだったが、2000年1月の1、2話プレ放送を経て、8月よりキッズステーションにて全話放送開始。これで初めて!という人、余りに多いことと思うぞ。俺はバトルホークのためにCS加入を決意したっ!今、感動に毎週打ち震えているっ!

何しろ、オープニング(作詞・高円寺博)の唄い出しからして「まっかな たいつぅ〜」である。しかも唄うは正統ガンダム歌手・高音の魔術師、池田鴻!このいい具合の脱力振りがこの作品の全てを唄い尽くしているといっても良かろう。

詳細レビューはまたいずれ開始するが、彰伍の真っ赤なタイツ姿(ベルボトム)。これが常日頃からというのがまた凄い!飯を喰うときだろうが、ジムで指導員やってるときだろうが、敵と闘ってるときだろうが、タイツである。肩に力入りまくった雄叫びもいい!

そして水泳指導員という設定のユリカも毎回何らかのカタチで水着サービス!流石は東京12チャンネル!『プレイガール』の伝統は伊達じゃないっ!

...それにしても毎度泣き顔で闘う大二郎。アスレチック指導中にパンチラ見るために生きているのか、コイツは。


キミも毎週チェックしようっ!
バトルホークO.A.リスト
(放送年月日は1976〜7年当時のものです。今後放送に応じて随時更新)

原作/永井豪・石川賢 企画/ダイナミック企画 永井隆・菊地忠昭
プロデューサー/大熊神行(東洋エージェンシー) 篠原通男(ナック)

出演
楯 彰伍(バトルホーク)/時本和也
楯 大二郎(ビッグホーク)/堀江信介
楯 ユリカ(クインホーク)/深田ミミ

紅鬼大人/石光 豊

ナレーター/池水通洋

楯 哲舟/内田良平

話数

放映月日

サブタイトル

テロル闘人

監督

脚本

1

10.4

闘人どくろ鎌

どくろ鎌

長野卓

桂真佐喜

2

10.11

三日月剣 テロル殺法

三日月剣

長野卓

桂真佐喜

3

10.18

死を刻む 闘人錨むち

錨むち

山田健

桂真佐喜

4

10.25

弱虫記者対テロル闘人

とび歯車

山田健

桂真佐喜

5

11.1

平和を砕く鉄の爪

鉄の爪

山田健

伊東恒久

6

11.8

紅鬼大人を打ち倒せ!

大魔公望

山田健

伊東恒久

7

11.15

楯兄弟 暗殺命令

紅竜鬼

8

11.22

父と母に誓う

ウロコザル

9

11.29

血に狂う 風むささび

風むささび

10

12.6

紅鬼大人 死す!

11

12.13

妖術師・白虎道士の挑戦

12

12.20

血と炎の人形魔術

ダイガ

13

12.27

呪われた地獄の死者

ドルド

1977

14

1.3

楯三兄弟処刑 危機一髪

ギルガ

15

1.10

空から来た死神

コクバ

16

1.17

兇鬼兵に改造せよ!

バルキ

17

1.24

吸血魔・兇仙女

兇仙女

18

1.31

呪いの糸・化身不可能!

土ぐも男爵

19

2.7

恐怖の透明怪人

透明怪人

20

2.14

メゴラ電撃作戦

メゴラ

21

2.21

ばく進! 少年軍団

スノブ

22

2.28

必殺! は号作戦

ヒトライヤー

23

3.7

海底の使者! 海骨蟹

海骨

24

3.14

必殺! 連発弾の恐怖

スリンガン

25

3.21

地獄の復讐鬼・紅鬼大人

26

3.28

妖術師・白虎道士の最期

(参考資料)「テレビマガジンヒーロー大全集」講談社(1987)、「全怪獣怪人(下)」剄文社(1990)


〜70年代カルトTV図鑑(ネスコ) 岩佐陽一・著〜

『バトルホーク』については上記参考資料の他、このTV大王・岩佐陽一氏の本が最も詳細に紹介されている。この作品を見たときの、何とも言えないダルな気分を解き明かそうとされている。もっとも俺にとっては、この作品を見たときのそういうやるせなさ(笑)も含めて、とても愛すべき作品なのだが。

またこの本には『ゲッターロボ』『鋼鉄ジーグ』のダイナミック系から、『見ごろ!食べごろ!笑いごろ!』『レインボーマン』『タイガーマスク』なども詳しくレビューされているので、興味のある向きは。


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タケミから出ていた「ビッカー合金・バトルホークシリーズ」。

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