アニメーションGIFで出力しよう

アニメーションGIFの特徴

インターネットブラウザー上で、お手軽にアニメーションを再生できるのが『アニメーションGIF』です。
通常の(静止画の) gifファイルと同じように扱うことができます。
ブログやSNSをやっているのであれば、画像ファイルと同じように投稿するだけで表示・再生ができ、HTMLでマークアップするのであれば、通常のイメージタグを使用するだけで表示・再生が可能です。
ただし、あくまでも画像ファイルであり、ムービーファイルではないので、音を出すことはできません。
また、通常の gifファイルと同じく、256色しか使うことができないため、色数の多い写真などを使用すると、色が置き換えられます。

アニメーションGIFの制作方法

通常のアニメーションと同じように、フレームアニメーションやモーショントゥイーンアニメーションで制作できます。
ただし、画像サイズと再生時間は気にする必要があります。
例えば、フルハイビジョン画質のように、高画質のものを長時間再生させようとすると、ファイルサイズが大きくなりすぎて、うまく再生できない(ダウンロードに時間がかかる)場合があります。

また、その逆の場合にも注意が必要になってきます。
例えば、20ピクセル×20ピクセルのように、とても小さなサイズでアニメーションを作る場合は、ドット絵と呼ばれるような、1ピクセル単位で色を乗せながら描いていく必要があります。
Flash では、ドット単位でイラストを描くことができないので、ベクターデータで描いたイラストを縮小した場合に、画像がぼやけてよくわからないものになる可能性があります。
このような場合は、Photoshop など、ドット単位でイラストを描くことができ、そのまま『アニメーションGIF』に書き出すことができるソフトで制作する必要があります。

アニメーションGIFの書き出し

アニメーションGIFは、swf ファイルなどと同じように『パブリッシュ』で書き出します。
まずは、メニューバーの『パブリッシュ設定』をクリックして、『パブリッシュ設定』ダイアログボックスを開きます。
『形式』タブをクリックして、『GIFイメージ』にだけチェックを入れると、『GIF』タブが選択できるようになるので、『GIF』タブをクリックします。
ここで各項目を設定するのですが、主に以下の2項目を設定すれば OK です。

最後に、『パブリッシュ』ボタンをクリックすれば、『アニメーションGIF』の完成です。
一般的な画像閲覧ソフトなどでは、アニメーションが再生されないこともありますが、インターネットブラウザーを通して表示させると、きっちり再生されるはずです。

静止画としての gifファイルは、pngファイルの登場により、もう出番が無い感じですが、『アニメーションGIF』に関しては、お手軽にアニメーションを表現できる手段として、まだまだ活用の余地はありそうです。