【時代小説の副読本】 小説だけでなく、解説本も結構面白いです お勧めはこれ!

著者名・書名

出版

読書

ひとこと

北村鮭彦
おもしろ大江戸生活百科
新潮文庫

2004

大江戸生活、武家から町人まであれこれ豆知識。時代小説を読む際に役立つこと間違いなし

今川徳三
「鬼平の江戸」

中公文庫

1999

松平定信のブレーン水野為長が残した日誌「よしの冊子」を基に、長谷川平蔵の実像と江戸の様子

石川英輔
大江戸生活事情

講談社文庫

1997

「大江戸神仙伝」の副読本。江戸社会の入門書としては、気軽に楽しめるという、恰好の一冊

三田村鳶魚
「江戸の女」

中公文庫

1996

江戸は女が少なく、女の方が強かったとのこと。女芸者が盛んになっていく経緯等、女に関する詳細

秋山 駿
信長

新潮社

1996

信長を日本史上唯一の革命児、新時代への明確なヴィジョンをもっていた珍しい好漢として描く。「プルターク英雄伝」の引用は刺激的

山本博文
「江戸城の宮廷政治
熊本藩細川忠興・忠利父子の往復書簡状

講談社文庫

1996

徳川政権創立期の幕府と大名との関係がよくわかります。その点、細川家は見事な出処進退。福岡藩黒田家との対比が面白い

石川英輔
「泉光院江戸旅日記」

講談社
講談社文庫

1995

宮崎から秋田まで山伏の往復旅記。江戸期の庶民の暮らしぶり、当時の旅の様子がわかり、楽しい

佐藤憲一
「伊達政宗の手紙」

新潮選書

1995

政宗は筆まめだったという。目下の人間への気配り、細やかな神経、政宗という武将の魅力の一面が感じられます

山本博文
「江戸お留守居役の日記
寛永期の萩藩邸

講談社文庫

1995

お留守居役創設の頃の活動記録。とにかく面白く、興味深いこと請け合い
日本エッセイストクラブ賞

瀧川政次郎
「長谷川平蔵
その生涯と人足寄場

中公文庫

1994

「鬼平」こと長谷川平蔵と、山本周五郎「さぶ」の舞台である人足寄場のことがよくわかります

山田一郎
「海援隊遺文」

新潮社

1991

司馬遼太郎「竜馬がゆく」の背景である詳細な事実。興味尽きません。大政奉還の原案は、大久保忠寛の創意によるという

小松重男
「幕末遠国奉行の日記」

中公新書

1991

御庭番・川村修富の息子で、初代新潟奉行となった修就の実録

  同
「旗本の経済学」

新潮選書

1991

御庭番・川村修富の実録。武家の一生の家計が判ると面白い。先祖を敬う理由も納得!

アーネスト・サトウ
「一外交官の見た明治維新」

岩波文庫

1989

タイムマシンにのって、当時の日本社会を見物している気分。西欧型近代社会の一員の眼は、合理的かつ現代的で興味深い

杉浦日向子
「江戸アルキ帖」

新潮文庫

1989

百聞は一見にしかず。江戸を絵で知ることもたまには嬉しい (^_^)

今野信雄
「江戸の風呂」

新潮選書

1989

庶民の暮らしを知るには風呂が一番。八丁堀同心は女風呂にはいった!

佐藤隆介編
池波正太郎鬼平料理帳」

文芸春秋

1982

「鬼平犯科帳」から鬼平の食事場面をとりまとまたもの。食いしん坊向きの書物です。剣客商売編、梅安編もあります

 


 

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