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− 金峰山 −半日( 3 時間 55 分)

6 月××日 【曇り/小雨・霧】

 金峰山を狙っているのに山梨市を出たのは 12 時 20 分になってしまった。途中のコンビニでおにぎりなどを購入。山道の道端に車を止めて昼食と荷造り、着替えを済ませた。体調は良く、仕事の疲れは感じられない。大弛峠には 14 時に到着。

 靴ひもを締め、14 時 04 分に歩き始めた。途中で着替えをし、食事も食べているのですぐに歩いても平気な計算だ。順調に歩き 14 時 53 分に朝日岳に到着。不思議と長い登りが眼前に見えても苦にならない。地図の時間計算だと 16 時 30 分に金峰山山頂の予定なので少し不安はあったが、前回敗退しているのでなんとしても完投したい。5 分ほど休んで 90 分先の頂上を目指す。いいペースで歩いているとケルンのたくさんある広い尾根に出た。林を出たので風邪が強く、霧で視界が悪い。また林に入るのだろうと思っていると大きな岩の連続するコースになった。赤い矢印に従ってルートを見つけ、大股で岩を渡って行くといきなり頂上の標識があった。

 90 分の予定が 41 分なのでなにかの間違いだろうと思ってウロウロしてみたが、どうやら本当に頂上らしい。地図の時間もあてにならないものだ。しかしうれしい誤算で時間的にはかなり楽になった。五丈岩という大きな岩は、地図に「北側から登れる」と書いてあるが、鎖もなく怖くて登れない。残念だが途中で諦めた。30 分ほど費やしてしまったので、引き返すことにする。のんびりと写真を撮ったり要らないコーヒーを沸かしたりした。最後の 10 分というところで右足の太股が痙攣し、速く歩きすぎたかと思われたが、17 時 59 分に無事デリスペくんに到着した。

( 金峰山= 2,599.0 m )


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